
ハギレを使ったアクセサリーを作っていたら、ふと遠い昔の光景を思い出した
子どもの頃、友達の家に遊びに行くと、5、6個の大きなビニール袋に、カラフルな小さなパーツが沢山入っていた。
中身はお菓子のおまけのパーツだと教えてくれた
よく見ると、ピンク色をしたミニチュアのドレッサーだったり、おままごとの道具だったり。女の子用のおまけだった
今もおまけ付きお菓子はあるなかな
この時初めて知った「内職」と言うことば。6歳の時だ。
昭和高度成長期(昭和30〜47年ごろ)には、内職をする人が200万人を超えたそう
友達のお母さんの話から、内職は徹夜で数をこなし、生活費を得る仕事と言う、なんとなく暗いイメージのことばだった。
ただ、コロナ禍の今こそ、内職は必要とされる仕事なのかもしれない
試しに「内職」で、検索してみたら、あるわあるわ今もその言葉は健在していた
特にシール貼りはやってみたいと思った
30代半ば、パリに留学する数ヶ月前、派遣の仕事をしたことがある。
イタリアファッションブランドの検品作業や、フランス南仏のコスメブランドのラベル貼りや検品など。
検品作業は、キズやほつれ、不純物の混入などを見つけること。
ラベル貼りは、海外製品だから日本語の製品情報内容のラベルを、決められた場所に真っ直ぐに貼ること。
決められた時間内に行うスリルもあって、意外と楽しいアルバイトだった
こういった仕事も、工場などに出社困難な今は、内職としての需要が高まってくる
6歳の頃の、暗いイメージが払拭され、いまは明るい言葉に生まれ変わったことを知った