ふと思い出して・・・

　亡き母が、私や兄のために「願かけをしているの。」と言ったことがあった。　そうなんだなあ・・・。　私もそんな年齢になったのかと思い、ついに願かけに通っている。　お社の鳥居のところに看板が掛けてあるにも関わらず、ずっとお参りしながら気付かずにいた。　長女が散歩に行き「あそこの神社は願掛け神社なんだんだねえ。」と言ったのをきっかけに、毎朝お参りに出かけいる。　そして夕方のも。

　友人が言ったひと言がきっかけでもある。　「私ね、娘のことが心配で寝る前に胸の前で手を合わせてお祈りして寝るんよ。」
もうただただ神頼み。　もちろん朝夕のおつとめでもお祈りしているのだが・・・。　（我が家は天理教の信者）
幼いころには祖父母について「マンマンちゃんにお参りするよ。」と言ってはついてお参りしていたものだ。　両親ともども浄土真宗で、実家は浄土真宗を信仰していた。　そしてキリスト教の学校にも通ったため、若かりし頃にはやれプロテスタント、カトリックなどと…あれこれ本も読み漁った。　そして主人に出会って天理教に・・・。　最近の日本人は無宗教の人が多い。　まあ私自身何でも手を合わせる。　主人が天理教の信者であったため違和感なく私もおつとめをするようになった。初めて天理の大教会に連れて行ってもらって回廊を歩いて回った折のことは忘れられない。　「こんな気持ちになれるんだな・・・」　なんともいまだかつて経験がないほど落ち着いた気持ちになれたのだ。　だからその気持を味わいたくてまたお参りするように・・・。　それが宗教なのかなあ…などと思ったり・・・。

　「人の心を救う」そういう意味で宗教はやはり必要な気がする。


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