還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

吹田スコア

2017年12月09日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
LDLについて検索していると、吹田スコアというものに出会いました。

吹田スコア
とは、端的に言うと10年以内に冠動脈疾患にかかるリスクを、各種要素から計算し推測できるリスクスコアです。

各種要素とは年齢、性別、喫煙、糖尿病、血圧、LDL、HDL、CKDですが、これらの要素にスコアを割り当て、それぞれのスコアを足し合わせた合計スコアから、10年以内に冠動脈疾患に罹患するリスクを割り出すものとなっています。

これで計算すると私のスコアは51、10年以内に冠動脈疾患に罹患するリスクは5%となりました。

動脈硬化学会によると5%は中リスクとなり、低リスクではありません。

ちなみに
低リスク 2%未満
中リスク 2~9%未満
高リスク 9%以上

としています。このリスク分類についてはいろいろ書かれていて、批判もあります。5%とは20人に1人の確率ですが、これを中リスクというのは、いかがなものでしょうか?

まして2%で中リスクなんて、どう考えてもおかしいと思います。動脈硬化学会は動脈硬化が進んでいませんか?

あなたは今は中リスクだけど、将来的に高リスクに移行しかねないので、心疾患を予防するためにLDLを下げるスタチンを処方しましょう、なんてね・・・・

冠動脈疾患は、各リスク要素が絡んで病気を引き起こすと言うことなので、吹田スコアによれば、やたらLDLだけ下げても効果は限定的です。

LDL値が例え大きくても、HDL値も大きければスコアは相殺されますし、喫煙や糖尿病、腎臓病のポイントも加味されます。トータルで考えれば「薬で」LDLを下げる必要は無いかもしれません。

有酸素運動はHDLを上げると言われていますし、他にもたくさんの病気のリスクを下げる効果があるので、薬を飲むより週3回、30分かそれ以上のウォーキングをする方が遙かに健康的だと思います。


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