@幕張日記

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今日の昼メシ その54  信州・小布施 美味しい“かまど飯” 『蔵部』

2006-07-09 22:14:33 | 今日の昼メシ、晩ごはん


 数年振りに小布施へ行く。
今日の目的はセーラ・マリ・カミングス氏のプロデュースした和食レストラン『蔵部』を訪れるため。
ここがまだできたばかりの頃、当時勤務していた旅行会社で@幕張が企画した団体旅行の昼食場所をお願いしたレストランで、ツアーのお客様にはすこぶる評判が良かったものの、@幕張自身は実はまだ訪れたことがなかった。
2年前にも、前の職場で社員旅行を企画した時に訪れるチャンスがあったのだが、社内で初冬の信州方面は寒いからと大反対にあい、泣く泣く熱海へ旅行プランを変更して忸怩たる思いをしたこともある、@幕張がちょっと前から気になっていたレストランだったわけだ。
   【@幕張の独り言…】
    前の職場の誰かさん、読んでるー?
    当時の信州旅行プランは一人9万円近い旅費を、各施設の好意で4万円以内の予算に収めてもらって@幕張が企画した、
    プロモーションとして最高の旅館、最高の食事場所、加えてセーラにお願いした最高のセミナーを用意していたのにねー。
    慌てて作った熱海の旅行プランは、M鉄観光のお勧めプランだったバブルの落とし子みたいな値段だけ高いホテルを使う
    やっつけ企画だったから、飲んでもいない宴会の酒を伝票に付けられたのさ。残念ー!!

@幕張が旅行会社時代にお世話になった頃に比べて、今や「蔵部」は予約なしでは中々入れない小布施の中の人気店になってしまった。
日曜日の13時30分過ぎに訪れたにも関わらず、店内は満員。幸いにも、今日は一人だったのでスタッフがカウンターの端に席を用意してくれた。
席の場所がお誕生日席の位置なので、カウンターに座る他のお客さん全員と目が合って少しだけ気恥ずかしいものの、向かいの中庭も見える@幕張的特等席。

  

この日のオーダーは「信州牛サーロインの鉄板焼」コースで2,100円。
食前酒の「白金(はっきん)」を飲み、つき出しの佐渡産のモズクを食べる。
白金は山廃桶仕込みの純米酒。蔵部の経営元の桝一酒造が50年振りに復活させた桶仕込みの酒だ。
香りの良い酒を飲みながら美味しいモズクをつついていると、もっと酒を飲みたくなってしまう。
散々迷ったものの、結局車の運転を考えて酒の追加は諦めた。 あ、それが当り前か…

  

メインの信州牛サーロインの鉄板焼きは岩塩と山葵、たれの中から好きなものを付けて食べる。
ご飯が大きなかまどで炊いたご飯で、はるか昔、旅行会社のアテンドで行った都内の某料亭や京都の老舗旅館で食べたご飯と同じ味。
ちょっと固めに感じる炊き上がりは、実は芯までふっくらとしていて米が甘くて美味しい。
ご飯が大好きな@幕張、このご飯だけでも塩をまぶしてドンブリ2杯はイケると思う。
この日の味噌汁は鯛のアラ仕立て。
大好きなメニューに囲まれて、店のスタッフに勧められるままにどんぶり飯をお代わりしたが、さすがに恥ずかしくて三杯目のお代わりはできなかった。
最後は涼しげなガラスのお皿に乗せられた米のムースとキウイのデザートで締め。

店の中は一段と高くなった厨房の中で立ち働く、法被に捻じり鉢巻き姿のスタッフがきびきびと動く姿もよく見えて、ちょっとしたステージでも見る雰囲気。
下膳した洗い物などは陰の別の場所でやっているので、よくある町の食堂やラーメン屋に見られる安っぽいイメージがない。
屋根から射し込む陽の光のカーテンが奥のテーブル席と手前のカウンター席を上手に分けていて、手前からは奥が見えなくなっているのもうまい演出。

小布施は少し遠いのだけれど、近いうちに再び行ってみたいと思う。
美味しかった『蔵部』 また行こう

  


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