

地元の駅近くの花壇に蜜を吸いに来ている3cm~5cmほどの大きさの不思議な生き物を発見。
あちらこちらを忙しなく飛び続け、花の周りでホバリングをしながら花の蜜を吸っている。そんな姿や大きさも、まるでハチドリのよう。
でも南米などに生息するハチドリがこんな信州の山中にいるはずもない。
で、ちょっと調べてみた。
調べて出てきたのが、ハチドリのように花の周りでホバリングをしながら花の蜜を吸う種類の蛾。
コスズメガやホシホウジャク、スキバホウジャク、オオスカシバなどの種類の蛾たちがそうらしい。
普通、蛾の飛翔行動は羽を文字通り“パタパタ”と羽ばたかせて主に夜中に飛ぶが、この種類の蛾は羽を高速で動かしながら日中を飛び回り、
そのままの体勢で飛び続けながら空中に静止する、つまりホバリングすることができるのだとか。
高速で運動する羽は、ストロボを使った高速シャッターで何枚写真を撮ってもきちんと映らないほど動きが早い。
頭の近くを通り過ぎる時、ブーンという羽音が聞こえてくる。
音だけ聞くと蜂のよう。飛んでいる姿も縞々模様が蜂みたいだ。
日中、花の周りを飛び回り、まるで浮かんでいるように空中で静止する。
やっぱり、ちょっと不思議な蛾の仲間たち。



<駅近くの駐車場の花壇で見かけたハチドリそっくりの蛾> <ストロボに反射して眼が光る、ってことは夜も良く見える?>
<花の蜜を吸う口吻は蝶や蛾そのもの。>