仕事は抜きに、ちょっと気持ちを切り替えて。楽しさと感動を更新中。
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That?'s the Way It Is
◇白酒・兼好二人会@日本橋公会堂
2023-12-13 / 落語
開口一番、三遊亭まんとさんの「半分垢」。
白酒「親子酒」
兼好「厩火事」
兼好「近日息子」
白酒「松曳」
お二人、笑いを誘う表現が共通しています。
ちょっとしたいまわし、言葉の調子、間合い、兼好さんは加えてとても表情豊か。
ずっと笑いっぱなしでした。
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◇真一文字の会
2023-12-04 / 落語
開口一番、貫いちさんの「幇間腹」。
一之輔さん、徹子の部屋のゲストに呼ばれたそうで、まくらはその話で大爆笑。
「呑める」
こういう寄席でよく聴く噺、一之輔さんがやると面白さ倍増なんだよなー。
この噺の旨さはいったいどこから来るのだろう。
理屈は抜きに、この話術に翻弄されるべく、落語を聴き続けるのだ。
「水屋の富」初めて聴く噺、800両の富を得た水屋の、大金が盗られないか心配しながらの日々、悪夢にうなされ追い詰められる様子が半端ない。
談志の落語論『落語とは業の肯定である』、まさしく。
「火事息子」
最後は親子の人情噺。
文七元結もそうだけど、笑いのタイミングが寅さん的だなーと思いながら。
この日本的な笑いの散りばめ方って、実は落語が基本だったのかも。
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◇月例三三独演@イイノホール
2023-11-17 / 落語
11月の月例三三。
「看板のピン」
うまいなぁ、体の中に噺が染み付いてる、そうじゃなきゃこんなに小気味よく言葉が出てこない。
さらさらーっとした感じが、聴いててとっても気持ちが良かったです。
「三方一両損」
「らくだ」
屑屋の久兵衛がだんだん酒乱になってゆくところ、良かったー。
本日も三三さんの世界を堪能しました。
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◇俺たちの圓朝を聴け!牡丹灯篭 談春&三三 その3
2023-11-11 / 落語
朝日ホールでの談春・三三リレー牡丹灯籠、今回が最終回。
談春「紙入れ」
三三「栗橋宿」
談春「関口屋のゆすり」
三三「粗忽の釘」
これにて、牡丹灯籠リレー落語は終了。

リレーにする必要があるのか、ってところに、自分としては行き着いてしまった。
『立川志の輔の牡丹灯籠』というのがすでに出来上がっているので、談春さんが一人で演じてしまうと、立川流の牡丹灯籠対決になっちゃう??
最後、三三さんの粗忽の釘が、ついこの間聴いたばかりなのに、さらによかったです。
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◇新宿末廣亭→居酒屋→どん底
2023-11-03 / 落語
文化の日の祝日、新宿末廣亭の昼席でKちゃんKさんと待ち合わせ。
桂文治さん以外、実はあまり馴染みのない落語家さんばかりの登壇でしたが、実はアタクシのお目当てはボンボンブラザース。
芸歴60年以上、ちょこっと大神楽曲芸の帽子を使った芸をYouTubeで見たことがあって、訥々とした芸がとっても面白く。
そして、本日それを生の舞台で。
薄っぺらな細長いテープ状の紙を、繁二郎さんが鼻の上に乗せてバランスを取る…、そしてバランスをとりつつ、フラフラ揺れるテープの動きのままに、舞台から降りて客席にまで。
続いて、勇二郎さんと繁二郎さんの帽子のかぶせっこ、最後は桟敷席のお客さんに帽子を投げて被せて、大喝采。
あー、今日は彼らの芸を見ることができて大満足なのでした。
落語だけではない、手品や漫談など、色物さんの芸も楽しみつつの寄席体験。
続いて3人で、末広通り界隈でのお楽しみ。
日本酒を楽しめる居酒屋でお腹を落ち着け。
続いて老舗バーどん底へ。
どん底、初めて入ったけど、店内が複雑な階層になっていて、洞窟みたい。
また行ってみたいお店です。
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◇真一文字の会
2023-11-01 / 落語
笑点登壇以降、めっきり予約が取れなくなってしまった一之輔さんの勉強会。
国立演芸場から場所を移して、日本橋公会堂にて。
「不精床」
初めての演目。
さらっと楽しい、とんでもない床屋のおはなしでした。
「化け物使い」
亡き志ん朝師匠の音源で何度も耳にしている大好きな演目、だれかやってくれないかなぁと思っていたけれど、なかなか聴く機会がなかったので嬉しいな。
さすが! 一之輔さんの化け物使いは面白さ倍増でした。
「居残り佐平次」
こんなに大サービスの演目でいいのか!
だらだらした感じはなく、佐平次が店で重宝されてゆく様もきっちり描いてバランス抜群。
途中、お客さんの携帯が鳴っちゃって、おまけになかなかオフしなくて、近くの客が消せよと小言を発する出来事あり。
一之輔さんもちょっと調子がくるって扇子が行方不明になったりしたけど、そこからはまた盛り返しての正統派のサゲ。
そして最後はサービス精神旺盛にお茶目な挨拶、あー大満足。
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◇どっさりまわるぜ 一之輔@なかのZERO大ホール
2023-10-27 / 落語
開口一番 いっ休「やかんなめ」頭つるり、の彼のためにあると言ってもよい噺、とってもいい感じでした。11月に二つ目昇進、おおめでとうございます。
そして一之輔さん登場。
「抜け雀」絵師の父親が描いたのは、鳥籠ではなく松の枝に巣。
つがいの雀は松の枝の巣に卵を産み、戻った絵師の目の前で雛に孵る。
旅館の主人が、父上の待つ(松)ところに帰りなさい、雛が先にかえりました、でサゲ。なるほどー。
「鼠穴」夢オチですが、今日は抜け雀に続いて家族がテーマなのですね。
そうそう、はじめのトークでは、2世落語家のはなしで盛り上がったし。
それにしても喜久蔵と三平をそんなにいじって大丈夫なのかぁ?
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◇気になる三人会@めぐろパーシモンホール
2023-10-20 / 落語
気になる三人会、林家たい平、桃月庵白酒、柳家三三の落語会へ。
桃月庵白酒 「甲府ぃ」
柳家三三「粗忽の釘」
林家たい平「幾代餅」
はじめの二人が上手すぎて、たい平さんの人情噺が少々かすんだか…。
三三さんの粗忽の釘、くすぐりの入れ方も絶妙で、ほんとによかったなぁ。
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◇春風亭小朝独演会@千住1010劇場
2023-10-13 / 落語
北千住駅、マルイのはいるビルの11階にある劇場にて、春風亭小朝さんの独演会。
落語会では聴いたことがあったけど、独演会は初めてです。
「宗論」「忠臣蔵」に続いて、のだゆきさんが登場してピアニカとリコーダーで登壇。
そして最後の一席は「扇の的」
とにかく小朝さん、語り口がなめらかでよどみなく。
何度も脱線しつつも本論に自然に戻る噺のうまさ。
しゃべる天才、ですな。
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◇月例三三@イイノホール
2023-10-12 / 落語
二つ目の金原亭馬太郎さん、「三人無筆」
そして、三三さんの本日の演目は。
「野ざらし」
「権助提灯」
「二十四孝」
どれもよかったなぁ。
いつもいつも、軽妙にして愉快なり。
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◇兼好・菊之丞二人会@江戸深川資料館
2023-09-22 / 落語
めっきり清澄白河方面に足を向けることが増えたアタクシ、その理由は江戸深川資料館で開催される落語会。
本日は三遊亭兼好さんと古今亭菊之丞さんの二人会。
このホール、落語公演には広さがちょうどよく感じられるのです。
開口一番は兼好さんの弟子のケロヨンさん「浮世床」、太閤記姉川の一戦を語るところでした。
そしてここに引き続いての、菊之丞さん「浮世床 夢の逢瀬」、なるほど。
兼好「高砂や」
兼好「粗忽の使者」
菊之丞「山崎屋」
ベテランの存在感たっぷりな菊之丞さんの2席、そして面白さを引き出す天才兼好さん。
あー、今夜も楽しかった。
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◇俺たちの圓朝を聴け!牡丹灯篭 談春&三三 その2
2023-09-18 / 落語
午前中に映画「エクソシスト」鑑賞の午後からは、有楽町朝日ホールで立川談春・柳家三三のリレー落語「牡丹灯籠」その2。
和洋ホラーの一日、ですな。
談春「野ざらし」
三三「お札はがし」
談春「栗橋へ」
三三「元犬」
牡丹灯籠はもとより、三三さんの元犬がよかったなぁ。
ご隠居のとこに以前からいる女中がシロの母犬で、ここで巡り合ったというめでたしなサゲ。
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◇月例三三独演@イイノホール
2023-09-16 / 落語
午後、落雷とともにバケツをひっくり返したような雨が1時間ほど続いた東京。
湿度が高く蒸し暑い9月、ミッドタウンで一息ついてから霞が関イイノホールへ。
開口一番は立川志ら門「安兵衛狐」、初めて聴く噺、幽霊と化け狐の住む長屋の滑稽話。
「幇間腹」
「堀の内」
「魚屋本多」
これは講釈が元になったお話だそうで、さすが講談好きな三三さん。
実の父に会いたいと願う魚屋宗太郎が、珍しい塗りの水のみが縁で大名である父との再会を果たすお話し。
決して重すぎず、三三さんの軽やかな語りにまたしてもやられました。
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◇俺たちの圓朝を聴け!牡丹灯篭 談春&三三 その1
2023-09-03 / 落語
有楽町朝日ホールにて、立川談春と柳家三三のリレー落語、全3回の第1回目。
談春さんと三三さんがステージ上で対談をしてから噺へ、という流れ。
三三「宮戸川」
談春「牡丹灯籠 お露と新三郎、馴初め」
三三「牡丹灯籠 お露と新三郎~三崎村」
談春「粗忽の使者」
牡丹灯籠、日本の怪談映画として観たことがあるけれど、事前に三遊亭圓生さんの端正な語り口の録音を聴いて予習。
お二人ともさすがのうまさです。
滑稽話でも人情噺でもない、物語性の高い作品もいいですね。
これを書いたとき、ときの三遊亭圓朝は25歳だったそう。感服。
話がさらに盛り上がる2回目にも期待します。
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◇古今亭文菊独演会@江戸深川資料館小ホール
2023-08-18 / 落語
江戸深川資料館小ホールにて、古今亭文菊独演会。
あー、よかったなぁ文菊さん。
「締込み」で、空き巣に入られ亭主が先に帰宅した長屋へ、友達と湯に入り上機嫌で戻ってきたおかみさんの可愛らしい感じをたっぷり。
「千両みかん」で、若旦那のために真夏に探し求めた高価なみかんを手に、ついに気がふれ行方知れずになる番頭さんの可笑しみ。
「居残り佐平治」で、確信犯なのに憎めないお調子者でっぷりで、もはや悪党とは呼べなくなってしまう佐平治。
三席、たっぷり堪能させていただきました。
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