仕事は抜きに、ちょっと気持ちを切り替えて。楽しさと感動を更新中。
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That?'s the Way It Is
◇月例三三@イイノホール
2024-06-12 / 落語
月例三三、開口一番は古今亭菊正さんで「鰻屋」。
東大大学院卒で父はロシア人という、異色の二つ目さんでした。
本日のネタおろしは「心眼」。
なんとなく暗い印象の噺なのですが、これは三三さんもそうならないよう工夫したとおっしゃる通り。
流石ですね。
そして「質屋庫」をたっぷり。
セリフ通りに演じるのではなく、大筋は変えずにどう色を出してゆくか、落語家の仕事はつくづく奥深いです。
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◇菊之丞・兼好二人会@江戸深川資料館
2024-06-07 / 落語
開国一番はけろよんさんで「本膳」。
兼好「看板のピン」
菊之丞「舟徳」
菊之丞「棒鱈」
兼好「風呂敷」
菊之丞さんは自慢ののどを活かした噺。
兼好さんは絶妙の話術とおどけた表情で。
お二人の個性が楽しめる二人会でした。
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◇一之輔のどっさりまわるぜ@銀座ブロッサムホール
2024-06-01 / 落語
楽しみにしていた一之輔さんの落語会、全国ツアー初日の東京は銀座ブロッサムホールにて。
去年、初日と最終日を観に行った時と同じく、公演前の案内放送から一之輔さん大サービス。
普段着(おそらく)のままの舞台挨拶、開口一番に続いての3席。
「浮世床 本読み」「転宅」「甲府ぃ」
特に「甲府ぃ」は一之輔さんが丁寧に噺を構成してくれて、人情味と笑いのバランスが素晴らしい。
あー、今日もよかった。
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◇真一文字の会@日本橋公会堂
2024-05-30 / 落語
一之輔さんの落語勉強会、日本橋公会堂にて。
歌舞伎界では尾上菊五郎が七代目の父存命中にその名はそのままに、八代目を襲名して二人菊五郎時代到来という話題から。
花緑も小さんを襲名しちゃえ、という四方山なまくらからの芝居噺で、「七段目」。
鳴り物入りでたっぷりと楽しく聴かせていただきました。
「鰻の幇間」
毎度おなじみあがら、酷い酒のくだりや盃のはなしなど、ちょっとずつ面白くいじってあって、もちろん大爆笑の一之輔ワールド。
「転宅」
好きだなぁ、憎めないキャラの泥棒噺。
テンポよく気持ちの良い一席で、今日も楽しかったぁ!
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◇月例三三@イイノホール
2024-05-17 / 落語
月例三三、今月のねたおろしは「両泥」。
軽い噺ではあるけれど、そこを独演会で聴かせる噺にもってゆくところが三三さんの力量で、たっぷり楽しませていただきました。
そしてもうひとつは「乳房の榎」。
昔、歌舞伎の演目で観たことがありましたが落語では初めてでしたが、もともと圓朝作の落語が元祖。
滑稽噺で笑った後は、三三さんの話芸にまたまたぐぐっと引き込まれました。
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◇文菊・兼好二人会→兼好独演会
2024-04-25 / 落語
朝、文菊さん急病のため兼好さんのみの出演、という事前メール。
いきなり兼好さんの登場で、「ぶんぎくさん、ついに出家しました」の一言に大爆笑。
インフルエンザの高熱のための休演でした。
開口一番、けろよんさんで「黄金の大黒」。
続いて兼好さん「千早ふる」「野ざらし」「明烏」とたっぷり3席。
どれもちょっとした仕草、声の調子、お茶目な表情がとっても楽しく心地よい。
明烏で、男になった堅物の若旦那、急に声が低くなっちゃうなんて、これも兼好さんらしいこだわりの演出に拍手!
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◇古今亭文菊20周年の会@日本橋公会堂
2024-03-27 / 落語
チケットを購入時、わかってたはずなのに。
文菊さんの20周年の会、ゲストはなんと、鶴瓶さん!
舞台に鶴瓶さんが登場して、嬉しいびっくり。
やっぱりトークが絶妙で、なんともいえないほんわかしたいいムード。
それまでバラエティ番組がほとんどで、落語家でありながら落語から遠ざかっていた鶴瓶さんが、古典落語を改めて勉強しようと思ったところで、東京の高座の機会を与えてくれたのが文菊さんだったとか。
そのころのエピソードなど、楽しく聴かせていただきました。
さて。
文菊「棒鱈」
鶴瓶「青木先生」
文菊「愛宕山」
あー、楽しかった。
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◇真一文字の会
2024-03-18 / 落語
一之輔さんの勉強会、2階席でしたがチケットゲットして行ってまいりました。
「厩火事」
自分が亭主に愛されているか不安でたまらないおかみさん。
気持ちを確かめたくて、亭主の大切にしている皿をわざとぞんざいに扱うところ、皿回ししちゃうところが一之輔流で、大笑い。
「花見小僧」
おせつ徳三郎の発端部分。
「娘を市中引き廻しにしたな」「はい、だからあたしがダシ(山車)いなりました」でそのままサゲ。
調子に乗る定吉の様子が楽しい一席でした。
「栁田格之進」
いい噺で聴かせてくれますねぇ、今年は映画化もされるそうで。
会場、すすり泣きも。
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◇月例三三@イイノホール
2024-03-15 / 落語
「たけのこ」
武士が隣家の竹林から顔を出した、好物の筍を食してしまうという、面白いやりとりの噺。
「つる」
寄席で聴くことが多い、軽い噺、これが毎月ネタおろしの、本日のお題。
こういう軽い噺も、ベテランの腕にかかると豊かに情景が浮かんでくるところが落語の面白さ。
「百年目」
堅物でとおる番頭さん、土手の花見で羽目を外しているところを旦那に見つかり、どうにも居心地の悪い状況に。
この後の旦那と番頭のやりとり、旦那の太っ腹な対応、大好きな噺で聴きごたえたっぷり。
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◇真一文字の会@日本橋公会堂
2024-02-20 / 落語
一之輔さんの落語会、今回、チケット販売同時にぴあで座席をゲット、初めて1階席での鑑賞が叶いました。うれしー。
「舘林」
若かりしころの一之輔さんの音源を聴いたことがあります。
完璧に一之輔さんの噺に仕上がってて、音だけではわからない表情や仕草の面白さを堪能。
こういうシュールな展開の噺、好きだなぁ。
「蔵前籠」
「意地くらべ」
そんなに長くない噺だけれど、意地の張り合い、おじいちゃんの様子、孫の様子、最後の一席でたっぷり聴かせて頂きました。
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◇師弟四景@新宿サザンシアター
2024-01-30 / 落語
五街道雲助一門による落語会。
五街道雲助「持参金」
初めての噺、人間関係の面白さ、そして雲助さんの貫禄たっぷりの語り。
人間国宝はさっさと一番目の出番で、お帰りだそうで。
蜃気楼龍玉「親子酒」
独特の間がななんともいえず。
龍玉さんの噺初めてでしたが、ぐんぐん引き込まれました。
もっと聴いてみたいなぁ。
桃月庵白酒「付き馬」
白酒さんの耳心地よい声で、たっぷりと。
隅田川馬石「おはつ徳兵衛、浮名の桟橋」
あ、また聴けてうれしいな、船の情景が目に浮かぶ。
うまい!
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◇三三・喬太郎二人会@渋谷さくらホール
2024-01-29 / 落語
渋谷さくらホールにて、柳家三三、柳家喬太郎の二人会。
開口一番はまつぼっくりさんの「のめる」でした。
三三「締め込み」
いいですよね、落語の泥棒話、大好きです。
喬太郎「首ったけ」
音源では聴いたことがあったけど高座で初めての噺。
喬太郎「夜の慣用句」
新作でしたー、これはYouTube配信でみたことある。
途中で「古典が良かったかなぁ?」っていうのも、もはや師匠の慣用句。
三三「黄金餅」
月例でおお披露目だったネタ。
こなれていい感じで。
あー、今宵も楽しかった。
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◇月例三三独演会@イイノホール
2024-01-19 / 落語
開口一番、春風亭朝枝さんの「普段の袴」。
一朝師匠の一番下の弟子、二枚目さんとのこと、うまいですねぇ。
「居残り佐平治」じっくり聴かせていただきました。
サゲは、ヒトが良くホトケと呼ばれるほどの大店の旦那、彼を騙して着物や履物まで自分のものにした佐平次の捨て台詞「また来るぜ、仏の顔も三度」。
「黄金餅」とことん欲の皮のつっぱった西念和尚と、死んだ和尚の金をどうにか横取りしようと画策する金兵衛。
死人の腹から出た金を元手に餅屋を開いたという噺の後の、「新春にふさわしい一席で」が三三さん流の〆でした。
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◇真一文字の会
2024-01-15 / 落語
今年初めの、真一文字の会。
「蝦蟇の油」一之輔節炸裂、酔っ払った油売りが、腕の止血ができずに焦る様は大爆笑です。
「二番煎じ」大好きな噺で、これも志ん朝さんの音源何度も聴いてて、だれかやってくれないかなーと思っていたので。
先月の「化け物使い」に続いで、うれしいな。
みんなで猪鍋をつつくところ、興がのって歌いだすところなど、隠れてこそこそ遊ぶ楽い感じがいいんだなぁ。
「按摩の炬燵」初めて聴く噺。
按摩さんに酒を呑ませ、温かくなった身体を炬燵代わりに番頭さんも小僧さんも温まってぐっすり眠ろう、という奇想天外な噺。
そんな申し出を受け入れる按摩さんも、店に火を出してはいけないから炬燵は使わない番頭さんも、なんだかみんな優しい人たち。
一之輔さんの落語に出てくる人たちは、いつも心が温かい。
同じ噺をいろんな噺家さんがやってるのに、なんだかそう感じるのです。
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◇月例三三@イイノホール
2023-12-14 / 落語
開口一番「そば清」でした。 二つ目さん、とちってたなー。
「しの字嫌い」 初めて聴きました。
軽やかな演目だけれど、とちりそうで難しそうな噺ですね。
「代脈」
「文七元結」
これまで聴いた中で断トツに素晴らしい文七でした、三三さん、こんなに素晴らしい話芸を披露してくれてありがとう。
佐野槌の女将さんが長兵衛親方を諭すところ、長兵衛が文七の身投げを止め、とにかく生きなきゃだめだと説教するところ、大勢の登場人物の演じ分けも見事。
涙が出そうになりました。
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