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本朝徒然噺

着物・古典芸能・京都・東京下町・タイガース好きの雑話 ※当ブログに掲載の記事や写真の無断転載はご遠慮ください。

節分

2005年02月03日 | つれづれ
2月3日は節分。

現代では「節分」というと立春の前日のことを言うが、もともと、節季のかわりめ、つまり、立春、立夏、立秋、立冬の前日をそれぞれ「節分」としていたのだ。
そのなかでも、立春は四季のはじまり、つまり一年のはじまりとして重要とされていたのだ。

残業で遅くなったのだが、何とか夜中の12時前には帰り着いて、豆まきをして、先日穴八幡宮でもらった「一陽来復」のお守りを貼った。

銀座あけぼのの福豆
↑銀座あけぼのの「福豆」。えとの絵が描かれた塗りの升に、豆や金平糖、干菓子が入っている。

一陽来復のお守り
↑早稲田の穴八幡宮で冬至から節分の間に売られている、「一陽来復」のお守り。その年の恵方に向けて貼る。

このご時世、忙しい日々のなかで、古くからの行事はついついないがしろにされてしまいがちである。そのうちに、こういった習慣も消えてなくなってしまうのでは、と危惧してしまう。
そもそも、明治維新による西洋暦導入以降定められた国民の休日には、日本の伝統行事と関わるものが少ない気がする。
建国記念の日よりもむしろ、節分を休日にしたほうがいいのではないだろうか(もちろん、両方とも休日になったほうがいいけど)。
節分には、あちらこちらの社寺で豆まきが行われる。寄席や歌舞伎座でも、公演の間に豆や手ぬぐいがまかれる。
その雰囲気を楽しむだけでも、厄払いができた気分になると思う。何事も気の持ちよう、「病は気から」と言うから、「気分の問題」などと言っておろそかにはできない。
今年は残念ながら行かれなかったのだが、友人がゲットした手ぬぐいと豆を見せてくれたので、福をおすそわけしてもらえた気分である。

寄席でまかれる豆と手ぬぐい
↑節分の日、寄席では豆や落語家の手ぬぐいなどがまかれる。ちなみに寄席では、お客さんが入るようにと「福は内」のかけ声のみ。

節分の行事といえば、最近では、その年の恵方に向かって太巻きを丸かぶりする風習が定着しはじめているようだが、この風習はもともと、関西地方の一部で行われていた風習だったようだ。
それが、コンビニエンスストアなどの販促活動によって広まり、今では全国区になりつつある。

テレビの普及以来、遠く離れた土地の情報を労せずに手に入れられるようになったのはいいことだが、それによって、それぞれの土地ならではの生活習慣がくずれていくこともある。
テレビで標準語や流行語をつねに耳に入れてきた世代が増えるにつれ、その土地に古くから伝わる言語がくずれているのも事実だ。
最近、京都に行くと、若い人の間で、標準語と関東の流行語と関西弁をあわせたような変な関西弁が当たり前のように使われていて、気持ちが悪い。
一口に関西と言っても、京都と大阪では言葉がちがうし、同じ京都や大阪のなかでも地域がちがえば言葉もちがう。京都や大阪に限らず、どの地域にもその土地ならではの言葉や生活習慣がある。それが、情報の伝達手段の発展によってくずれてしまうのは、残念な気がしてならない。



梅の開花

2005年01月30日 | つれづれ
熱も下がったので、数日前から上京していた母と、妹夫婦と食事をするために出かけた。

東京宝塚劇場の地下にある資生堂パーラーでランチを食べた。
ここは、ランチだと結構リーズナブルなのでよい。

ゆっくりランチを食べた後、早稲田の「穴八幡宮」へ。
なぜそんなところへ行ったのかというと、来たるべき節分に備えて「一陽来復(いちようらいふく)」のお守りを買いに行くためである。

この「一陽来復」のお守りは、穴八幡宮で冬至から節分の間に売られるお守りなのだが、これを、節分の日の夜中の12時に、その年の「恵方(えほう。縁起のよい方角)」へ向けて家の中に貼るのだ。

「節分」とはもともと、立春・立夏・立秋・立冬の前日をそれぞれ指していたのだが、そのなかでも特に、一年の始まりとされる「立春」の前日が重要視されていた。この節分と立春の間には、年の変わりめとして、邪気を払うために「追儺(ついな)」の行事が行われるようになった。この「追儺」の行事が、現在でも豆まきとして残っているのである。

このような変わり目の時期には運勢も変わると考え、人々は昔からいろいろな方法で厄を払った。
以前の記事でも書いたが、昔の女性は厄払いのために、節分にいつもとちがう髪型を結ったりしたのである。今でもその習慣は京都の花街で残っていて、節分の日には舞妓さんは普段と違う髪型に結い、芸妓さんたちは、思い思いの仮装をしてお座敷を回る。この仮装の習慣を「お化け」と言って、東京の花柳界でも行われている。
普段とはちがう格好をして、邪気を払おうというのだ。

「厄年」も、立春の日を起点として考える。
そのため、前厄、本厄、後厄の年には、立春の前の節分の日に厄よけ・厄払いをしておくのがよいのだそうだ。

こういった風習も単に気分の問題と思うかもしれないが、それなりに根拠もあるような気がする。
立春を過ぎて日差しが春めいてきたころ、その日差しの明るさとは逆に何となくけだるい、鬱々としたような気分になることがある。私だけかと思って周りに聞いてみたところ、同じような経験をしている人は結構多いことがわかった。
よく「陽気の変わり目」という言い方をするがまさにそれで、季節の変わり目には、体調をくずしやすくなったり、何となく気分がふさぎこんだりするものだ。
だから昔の人は、厄払いのための行事をして、無病息災を願ったり、気分転換をはかったりしたのかもしれない。昔の人はよく考えたものだなあ、と、いつものことながら感心してしまう。


穴八幡宮で一陽来復のお守りを買ったあと、梅が開花したという小石川後楽園へ行ってみた。
たしかに、何本かの木が開花していた。
とくに、紅梅・白梅が並んで開花しているところがあって、とてもきれいだった(写真)。
桜の花よりも梅の花のほうが好きな私としては、これからの時期が楽しみである。



風邪

2005年01月29日 | つれづれ
風邪をひいた。どうやら、風邪がかなりはやっているらしい。

3日前、鼻がぐずぐずしてくしゃみが出てきたので、やばいと思って残業もほとんどせず早めに家に帰ったのだが、翌朝起きたら38度まで熱が上がっていた。
仕事を休みたかったのだが、どうしてもやっておかないといけない仕事があったので、それを片付けてから午後休みをとって帰った。
家に帰り着いたら熱が38度5分まで上がっていて、頭が痛いわだるいわでふらふらになっていたので、とりあえず軽く何か食べて薬を飲み、そのままひたすら寝続けた。

寝ていたのがよかったのか、翌朝には37度5分まで下がっていた。
まだ平熱にはほど遠いが、38度を上回るのと下回るのとでは、しんどさがかなりちがう。
仕事を休める状況ではなかったので、「今日一日行けばまた休みだし、定時であがって早く帰ろう」と思って会社へ行った。
しかし、行くと結局いろいろな仕事が舞い込んでくるので、結局定時にはあがれず、それどころか、手こずる内容の仕事が一つ入ってきてしまったので、あろうことか終電で帰るはめになった。

普段は、乗り換えの少ない経路で通勤しているのだが、最終電車ぎりぎりの時間になったので、乗り換えの多い経路を使った最終手段をとった。
途中、他の路線に遅れが生じていたためそれを待って発車というのが何回かあって、そうこうしているうちに自分の乗る最終電車に間に合わなくなるのでは、とあせったが、どの乗り換え駅でもちゃんと接続を待ってくれていたのでよかった。
風邪をひいているというのに乗り換えのたびに全速力で走ったので、乗ったあとはぜーぜーしていた。
走って汗をかいたせいか、会社を出るときは熱っぽかったのが、少し熱が下がってすっきりした(笑)。

今朝起きたらすっかり熱が下がっていたのでよかった。
熱がわりとすぐ下がったのでインフルエンザではないようだが、油断は大敵なので、とりあえず今日は家で安静にしておこう。


ネットばかりやってないで……

2005年01月16日 | つれづれ
雨の日曜日。

今日は、だらだらしているうちに、何となく一日が終わってしまった。
今年の目標の一つ「マメにしっかりとそうじをする」を実行しようとしたのだが……。

朝起きて、インターネットで芝居のチケットをとろうとパソコンに向かったのが運の尽き。
そのまま何となくネットサーフィンをしているうちに、あっというまに昼になってしまった。
これではいかん、と思ったのだが、午前中だらだらと過ごしてしまうと、午後になってもなかなか気合いが入らない。
結局、テレビを見たりぼんやりしたり、思い立ってまたパソコンに向かったりしているうちに、夕方になってしまった。

私は、はっきり言って、積極的にネットサーフィンをするほうではない。
掲示板も、あの閉鎖性がいやであまりのぞかないし、自分のホームページも開設していない。
主にブログの更新をしたり、他の方のブログを拝見したり、着物のサイトを見たりしているくらいなのだが、それでもあっという間に時間が過ぎてしまう。

インターネットをし続けて終わった日は、何となく疲れている気がするし、他のことも全然はかどらないからなお倦怠感がただよう。
テレビやラジオ、CDだと、見ながら、聴きながらそうじもできるが、インターネットだとそうはいかない。だからなおさら「何もしなかった感」が強くなるのだ。

ネットの掲示板にしょっちゅう書き込んでいる人なんかがいるが、そういう人たちって、ほんとにずっとパソコンに向かい続けているんだろうなあ……。私だったら、そんなことしてたら倦怠感に押しつぶされそうだが。

インターネットは確かに便利だ。
自宅にいながらにしてチケットをとったり、買い物をしたり、旅行の手配をしたり、情報を収集したりできる。
反面、目的もないのにぼんやりと使っていると、貴重な時間を失ってしまうことになりかねない。
やはり「両刃の剣」、使い方に気をつけなくては、と思う。
そういえば子どものころ、親から「テレビは1時間までよ」などと言われた時期があったが、これからは自分で自分に「インターネットは1時間までよ」と言い聞かせなくては。
あと、「インターネットで衝動買いをしちゃだめよ」というのも(笑)。

そういえば、今日、テレビに楽天の三木谷社長が出演していた。
三木谷社長は、楽天ショップから提供されたプレゼントをスタジオに持ってきていたのだが(もちろん視聴者へのプレゼントもあり)、そのなかに加賀友禅の着物があった。
三木谷社長いわく、「初めはインターネットで着物なんか売れないだろうと思っていたのですが、これが意外や意外、すごく売れまして、今ではうちの売れ筋商品の一つなんですよ」とのこと。
たしかに、そうでしょうねえ……(ここに、のべつインターネットで着物を衝動買いしている消費者が約1名 笑)。でも私は、初めてインターネットで着物が売られているのを見た時、「これは絶対にヒットする」と思いましたよ、三木谷さん。だって、やっぱり安いんだもの。なんだかんだ言ってもこのご時世、商品選びの最大の基準は「価格」ですからね。あとは品揃えかなあ。
これからのインターネット呉服販売店に求められるのは、「仕立ての質」だと思う。
現状では、海外へ縫製を依頼していることが多いため、柄の出方がめちゃくちゃなど、仕立てをめぐるトラブルも多いようだ。このあたりをクリアできれば、インターネット呉服店はまだまだ伸びると思うのだけれど。

ところで、前々から疑問に思っていたことが一つ。同じインターネット呉服販売店が楽天市場とYahoo! JAPANそれぞれに店を出していることがあるのだが、楽天市場で扱っている商品の数とYahoo! JAPANで扱っている商品の数が全然ちがうのだ。やはり楽天市場のほうが圧倒的に多い。
このようなちがいが出る原因は、店にあるのだろうか、それとも、サイトを運営する楽天やヤフーなのだろうか。

Yahoo! JAPANでも、もう少し着物をたくさん扱ってくれるといいのになあ。
若い人向けの「洗える着物」系や「リサイクル着物」系のお店だけではなく、そこそこの品をそこそこの値段で売っているお店やその品数をもっと増やせばいいのに。
デジタルの世界で働いている人たちは、アナログの世界を敬遠しがちなのかもしれないが、世の中発想の転換が大事です。というか、異質なものを組み合わせると案外うまくいくことがあるものです。インターネットによる着物販売は、まさにその成功例でしょう。
まあ、もうすでに機を逸した感がありますが、今ならまだ間に合うかも。



鏡開き

2005年01月11日 | つれづれ
1月11日。鏡開き。

といっても、実家を離れてからというもの、杵つきの「ちゃんとした鏡餅」は飾っていない。
しかし、何も飾らないのも味気がないので、「鏡餅の形をしたプラスチックの作り物の中に、個別包装されたお餅が入っているもの」を飾っている。

鏡餅

ふつうの鏡餅は、鏡開きのころにはカビが生えていたり、固くなっていたりして、開くのに大変な手間がかかるが、これだとフィルムをはがすだけですむ。
中のお餅も個別包装されているので、カビも生えない。食べたい時に個別包装の袋から出して焼けばよいので、むだも出ない。
うーん、「文明のリキ」だなあ……。

しかもこの鏡餅は、だんだん進化している気がする。
三宝(さんぼう。お餅の乗ってる台です)や御幣(前に垂れている、紙を切り折りして作った紅白の細長い飾りです)、だいだいなどの飾り物がついているのだが、この組み立てが年々楽になってきているのだ。
今回買ったのは、三宝も組み立てられた状態、御幣も最初から折られた状態で入っていた。ほとんど箱から出すだけといった感じでらくらくだった。

さらにうれしいことにこの鏡餅、中に入っているパックのお餅が「丸餅」になっているものと「切り餅」になっているものと、2種類売られているのだ。
私の実家は西日本なので、餅は「丸餅」である。
私は、お餅だけはいまだに「丸餅」にこだわる。
この鏡餅の中身も、もちろん丸餅。

丸餅

長い東京生活のなかで、着物をはじめさまざまなものにおいて「江戸風」も好きになってきた私だが、「丸餅」と「出汁(だし)の味」だけは、いまだに譲れない。そばも、東京ではかけそばのつゆは濃いので、つけそばしか食べない(京都や大阪に行ったらかけそばやかけうどんを食べてつゆまで飲み干すが 笑)。

「丸餅」が手に入りにくい東京で、この「丸餅入り鏡餅」を見つけたときは、天にも昇る心地だった。一も二もなく買ったのをおぼえている。
ただしこの「丸餅入り鏡餅」、どのお店でも売っているというわけではない。
これまでの調査の結果(笑)、当然のことながら関西・西日本資本のスーパーやコンビ二で売られている場合がほとんど。関東資本のスーパーやコンビ二では、必ずと言っていいほど「切り餅パック入り鏡餅」だけが売られている。
蛇足だが、カップめんのスープも、東日本と西日本とで濃さがちがうのだ(メーカーによるが、某大手カップめんメーカーは、同じ商品でもスープの味を変えて「東日本用」と「西日本用」を作っている)。

もちろん、「切り餅」が嫌いなわけではない。たとえば、磯辺巻きにする場合などはやはり切り餅のほうがよい。
しかし、お雑煮に入れる餅だけは、何としてでも「丸餅」でなければ嫌なのだ。
ビジュアル的に、やはり「丸餅」が入っていないと、「うちのお雑煮」という気がしないのだ。
たとえ汁の味付けが同じでも、切り餅が入っていたのでは、他人様の家のお雑煮のように思えてしまう。

お餅の形やだしの味だけでなく、東日本と西日本とでは、いろいろなものがちがう。
もちろん、そのなかでさらに細かく分けて見ていくと、たとえ目と鼻ほどしか離れていない地域でも言葉や生活習慣などさまざまなちがいがある。
日本は、狭いようで広い。
海外を旅行するのももちろん楽しいとは思うが、私が国内旅行にこだわるのは、こういう発見が楽しいからだ。
海外に出ていく人たちのなかに、外国の人に対して日本のことを正確に伝えられる人はどのくらいいるのだろうか。


追伸:

鏡開きにあわせて、こういうのも開いて中身を出してみた。

獅子舞のお菓子

獅子舞のお獅子の形をした入れ物のなかに、お正月らしいデザインのお菓子が入っているのだ(本当はもっと入っていたのだが、撮影する前にうっかり食べてしまった 笑)。
しかもこのお獅子、袋の部分から手を入れて、獅子頭をちゃんと「カチカチ」と動かせるのだ。
こういうのを見ていると、日本に生まれてよかったなあと思う。



ラグビー大学選手権決勝

2005年01月09日 | つれづれ
連休2日目。

先週末にやり残した仕事をすませてから、ラグビー大学選手権の決勝戦を観に、国立競技場へ。

決勝に進出したのは、関東学院と早稲田。
いまや大学選手権決勝では定番の顔合わせだが、昨年は早稲田が関東学院に敗れた。

今回の試合は、前半では早稲田が2トライ1ゴール、関東学院が1トライ1ゴールで早稲田がリードしていたのだが、後半に入って関東学院が2トライを奪い、逆転。
一時はどうなることかと気が気でなかったが、その直後、早稲田が1トライを奪い、またまた逆転。その後さらに2トライを決め、勝ち越した。

これで早稲田は、明大に並ぶ史上最多タイ12度目の大学日本一に輝いた。

昨年の雪辱を果たした早稲田ラガーたちは、大いに喜んでいた。
表彰式が終わると、部員全員が輪になって、早稲田ラグビー部の部歌「荒ぶる」を歌っていた。

部歌「荒ぶる」を歌う早稲田ラガー

この「荒ぶる」は、大学日本一になった時にのみ歌われる。
歌っている部員たちの表情は、晴れやかだった。
「荒ぶる」の熱唱の後、胴上げが行われ、清宮監督が宙に舞った。

清宮監督の胴上げ

今回の決勝の試合は、両校ともに実力を十二分に発揮した、いい試合だったと思う。
今回惜しくも敗れてしまった関東学院も、大学王者の常連校にふさわしい底力を見せてくれた。
来年もまた、精進を重ねてそれぞれすばらしい試合をやってほしい。

両校はこの後、社会人と対戦する日本選手権に臨む。

残念ながらこの日本選手権で学生が優勝したのは、1988年に早稲田が東芝府中を下して日本一に輝いたのが最後となってしまっている。
社会人は体格もいいし、力もあるので、そうそう簡単には勝てないかもしれないが、小さい者が大きい者を倒すことができるのも、ラグビーの良いところ。ぜひがんばってほしい。
小さな学生選手が大きな相手に体当たりしていく様子を見ていると、不思議と自分も励まされる感じがする。

追伸:冒頭の写真にアップでうつっているのは、早稲田のラグビージャージを着たわが家のスクラムハーフ(笑)。早稲田の試合を観に行くときは必ず連れていくのだが、大学選手権決勝では手荷物検査が行われるので、ちょっと恥ずかしかった……。普通にこの荷物を見てにこやかに「いいですよ」と言ってくださった警備員さん、ありがとうございます……。
ラッキーなことに、この試合を一緒に観に行った学生時代の友人が、自分は行かれないし3階席で安いからと、歌舞伎座正月興行のチケットをくれた。先日、仕事が終わらなかったため少ししか見られなかった、例の興行である。ありがたい!



仕事始め

2005年01月04日 | つれづれ
楽しかった年末年始休暇もあっというまに終わり、また仕事の日々が始まった。

世間ではまだお休みの会社もあるらしく、三が日が明けても比較的電車がすいていた。

ああ、これからまたあわただしい毎日になるんだろうなあ……。
仕事の目標も立てないといけないし、憂うつ。

仕事の目標はともかく、私生活での今年の目標を立ててみた。

1)三味線のお稽古を再開する
これは、昨年からずっと目標にしていたのだが、なかなか達成できなかった。しかし、昨年末お師匠さんにお歳暮を送ったら、奥様からご丁重なハガキをいただいた。
奥様も長唄の師匠をなさっているのだが、ご自身もかつては仕事をしておられ、忙しい日々のなか何とか時間を作ってお稽古を続けて来られたという。温かい励ましのお言葉をいただいて、「がんばらなくては」とあらためて思った。

2)ふだんから部屋のそうじ・片付けをきちんとする
年末の大そうじを楽にできるよう、ふだんから気合いを入れて、マメにそうじをしたい……。これは毎年、年末の大そうじが終わるたびに決心するのだが、なかなか実行できない……。

3)貯金をする
本当に、いいかげんちゃんと貯金をしないとやばいと、反省。
ふだんは、雨露しのぐタナチンや、光熱費、食費などで毎月のお給料が消えていくし、なけなしのボーナスは旅行や着物、芝居などに消えていく。
日々の積み重ねが大事、と思っていたところ、大そうじの時に「阪神タイガース必勝祈願貯金缶『勝たなアカン!』」が出てきた(笑)。
全部500円玉で貯金した場合、最大で10万円貯まるという。1日1枚ずつ入れたとしても、200日かかるらしいが……。ちなみにまだこの中には1500円くらいしか貯まっていない……。道は遠い……。何年かかることやら。
今年は、中村鴈治郎丈の坂田藤十郎襲名披露興行があるし、親を連れて旅行する予定があるし、今から貯えておかなければ……。あ、でも、それでまた使ってしまうので結局貯まらないのか(笑)。



明けましておめでとうございます

2005年01月01日 | つれづれ
皆さま、明けましておめでとうございます。

昨日の大晦日の夜は、そばを食べたり紅白歌合戦を見たりしているうちに、年末の疲れが出たのか居間でついウトウト。

明け方になって地震があり目が覚めた。
元旦から地震なんて、嫌だなあ。
今年は災害のない一年であってほしい。

そのまま起き上がってしまえばよかったのだが、さすがにまだ早すぎる時間だったので、布団にもぐりこんだのがまちがい。すっかり寝坊してしまった。

あわてて飛び起きて身じたくをし、年賀状をとりに行って、出していなかった相手への返事を書いたり、そのほか、家の中の用をこまごまと片付けているうちにあっというまに一日が終わってしまった。
初もうでは、どのみち今日は行かないつもりでいたのだが、それにしても、元日からこのようなことでいいのだろうか……。
「一年の計は元旦にあり」というくらいだから、明け方目が覚めたときにそのまま早起きしておけばよかったかなあ。
実家で過ごさないお正月は、ついマイペースになって油断してしまう。
帰省すると、大晦日はおせち料理づくりを手伝い、元日は皆で初もうでに行き、2日は親戚が家に集まるのでそのもてなしと、あわただしい。
でもまあ、年末の疲れはだいぶとれた感じがするので、こんなふうにのんびりするのもよかったのかも。


蛇足だが、「元旦」というのは、本当は「元日(1月1日)の朝」のこと。
「旦」の字は、「一」の上に「日」があることから、地平線(または水平線)の上に日が出ている、つまり朝のことをさすのだ。

しかし最近では、「元旦」=「元日」のように扱われることが多く、国語辞典でも「元旦」の第2の意味として、「元日(1月1日)のこと」と堂々と出てしまっているので、もはや「元旦=元日は誤り」とは言えないのかもしれないが、個人的には「元旦」と「元日」は使い分けるべきだと思う。
テレビなどではここのところちゃんと使い分けられていることが多いように思う。昼以降の番組では「元日スペシャル」などと題されていた。
映画の宣伝でも、1月1日公開のものは「元日公開」となっていた。
ネットの世界ではどうだろう?

ちなみに私は、年賀状を出すのが遅くなって「どう考えても元日にはつかないよ」という場合、「○年 元旦」ではなく「○年 正月」と書くようにしている。
1月3日以降に届く年賀状に「○年 元旦」と入っていると、さすがに微妙なので……。
でも、最近の年賀状プリントサービスだと、決まり文句で「○年 元旦」と入ってしまっているパターンが多く、困ってしまう。年号・日にちの部分もパターンを選べるようにしてくれるといいのになあ……。





というわけで……

2004年12月31日 | つれづれ
家に戻ってきた。

せっかく外に出たので、デパートで買い物をし、お茶を飲んでから帰ったのだが、数時間で雪が結構積もっていたので驚いた。

都心でも、みるみるうちに道路がシャーベット状になっていた。
自宅の最寄り駅付近では、ほとんどの車がタイヤチェーンをつけていたほどだ。
明日の朝、外は一体どうなってるんだろう……。

これは、京都・伊勢バスツアー、キャンセルしておいてよかったかも……。
お金が戻ってきたので得した気分だし(払ったぶんが戻ってきただけなので別に得をしたわけではないのだけど 笑)。
ツアーの目玉の一つである京都に行かれないんじゃ、あまり意味ないもんなあ。

家に帰ってニュースを見ていたら、東名高速も通行止めになっているとか。
キャンセルせずにそのまま出発した人たちは大丈夫だろうか。
このぶんだと、ひょっとして、ツアー自体が中止になったのでは……!?

今日は紅白歌合戦でも見ながら、お正月の着物の半衿つけでもしようかな。



がーん……

2004年12月31日 | つれづれ
無事バスに乗り込んだのもつかのま、添乗員さんから衝撃の言葉が。
雪のため名神高速が通行止めになっていて、京都にたどりつけるか微妙とのこと。
最悪の場合、伊勢だけ行くことになるが、その場合も予定の日に戻って来られる保証はないらしい。
出発前なら全額返金するので、参加をとりやめる人は言ってください、とのこと。
2日は朝から予定が入っているため、戻って来られないと困るので参加をとりやめた。残念!
昔、車で山梨へ旅行した帰りに大雪で中央道が全線通行止めになり、大渋滞の一般道を夜通し走ったという悪夢を経験している私としては、リスクを覚悟で参加することはできない……。