・アーリア人
背が高く、色白。イラン北部からトゥーラーンにかけての地域から、インダス文明崩壊後のインドに移住。祖先の霊魂を崇拝する原始宗教を持っており、これを発展させ、バラモン教を形成。インドにもたらすし、支配者層となる。
・ドラヴィダ人
インダス文明の担い手。人類がアフリカを出た時代以来インドに居住するインド先住民族。肌の色が黒く背が低いが手足が長い。遺伝的には古アジア系。タミル語を話す。アーリア人流入後は被支配者層となる。
<補足>
アーリア人は先祖崇拝から発展したバラモン教をインドに持ち込み、バラモンを頂点とする身分制度を形成。
一方ドラヴィタ人は、ムルガン神信仰を持っていましたが、アーリア人の支配の中で、それは次第に希薄化していく。
ヨーロッパや中央アジアに漂浪していた、その大部分は白色碧眼の北 方人種(アーリア人)が
紀元前千年よりもはるか以前に北インドに入っていた。 それは歴史で学んだアーリア人の大移動として
知られていることである。 インド人の祖先について、白人系統のアーリア民族であり、ヨーロッパ人と同じ根を持つことが分かった。肌の色については、インドの強い陽射しにより日焼けしただけのことによるも、
人種間の混血の組合せによる差が大きいのであろう。
なぜ地域的に整合しないのに、インド人は肌の色が黒いのでしょうか。
①アラブ人も黒くないし、アジア人も黒くないのにインド人だけはいわゆる黒人のような肌をしています。
コーカソイド系のアーリア人が移住してくる紀元前1500年以前、インドにはインダス文明を作ったドラヴィダ人が住んでいました。
ドラヴィダ人は現在のアボリジニと同系のオーストラロイドに分類される人種で、黒人のような黒色の皮膚を持っていました。
インドに進入したアーリア人は、先住民族のドラヴィダ人を南方に駆逐しつつ、同時に両者の混血が進んだため、イランに定住したアーリア人との間に大きな外見上の違いが生まれたのです。