舞姫

ひぐらし日記

新型コロナ 抗体検査 参照してください。

2020-04-22 | 日記
抗体とは 体内に侵入した病原体を捕まえる免疫分子  2020/4
▼ 抗体 体の中に細菌やウイルスといった病原体が侵入した際、それを捕捉するために働く免疫分子で、一般的に「免疫グロブリン」と呼ばれる。「Y字」の形をしており二股の先端部分で病原体などを捕まえる。先端部分の構造は1000億種類以上あるといわれ、様々な病原体に対処できるといわれている。
▼ 免疫グロブリンには「IgA」「IgD」「IgG」「IgE」「IgM」の5種類がある。
血液中に最も多いのはIgGで、抗体の主力といわれる。このIgGを医薬品と活用したのが「抗体医薬」と呼ばれる医薬品で、狙った場所に結合する性質を活用する。Y字の先端部分の遺伝子を組み換えることで、狙った場所の働きをピンポイントで阻害できる。
 関節リウマチのような免疫異常による炎症活動を抑えたり、がん細胞が増殖する働きを阻害したりする治療薬が数多く実用化されている。
治療だけでなく検査領域にも有効とされる。特に「イムノクロマト反応(抗原抗体反応)」と呼ばれる仕組みは、妊娠検査薬やインフルエンザウイルスの簡易検査キットにも使われている。特殊な抗体を設置したプレートに、尿や粘液の中に含まれるたんぱく質(抗原)を入れることで、その反応から陰性か陽性かを判断する。また血液中に含まれる抗体を調べることで過去の感染状況を調べる手法もある。

抗体検査で局面打開狙う          ‎2020/‎04
 現在、各国の医療現場では患者の体内にウイルスがあるかを調べるPCR検査が主体となっている。一方の「抗体検査」は、既に感染を経て体にウイルスに対する免疫が備わったかを診る。
人間は感染症にかかると、次に同じウイルスが侵入した際、素早く防御するよう特殊な抗体を体内につくる。抗体検査とはこの抗体を調べる検査で、一般的には風疹や麻疹(はしか)に対する免疫の状況を確認するために使われている。
 欧州ではこの検査をコロナ対策にあてる動きが進む。新型コロナは感染していても軽症や無症状のケースが大半で、自分が感染したことに気づかないままの人も多いとされる。感染者数の伸びがピークを迎えつつあるなか、免疫を持つ人を多数確認できれば外出規制の解除を判断する決め手になる。
 英国では自らもウイルスに感染しその後回復したハンコック保健相が2日、「免疫証明書」の発行を検討すると表明した。抗体検査で陽性反応が出た人には予防接種済みを示すような証明書を与え、外出を許すとの想定だ。
同国は3月23日夜から厳しい外出制限を敷いているが、このまま長期化すれば倒産や失業の連鎖で経済基盤が揺らぎかねない。ウイルスを人にうつさず、さらに感染リスクも低い人に外出を許せば経済活動の再開に道が開ける。人員不足が指摘される医療の現場も、免疫がある人を投入していけば患者の受け入れ力が増す。
 ドイツではヘルムホルツ感染症研究所などが、他国に先駆けて4月中に抗体検査の試行に入る。5月には約1万5千人への検査を実施する見通しだ。フランスも抗体検査の大規模実施を視野に入れる。
 米国もこの流れに加わる。感染者の多い東部ニューヨーク州は連邦政府と協力して抗体検査を急いでいる。クオモ知事は10日、現時点で1日300件が可能で、1週間後には同1千件まで能力を拡大できると説明した。 米国立衛生研究所(NIH)も同日、全米最大1万人の血液サンプルを収集して抗体の有無から新型コロナ感染歴を調べると発表。これに先立ち米食品医薬品局(FDA)は1日、15分で抗体検査ができる簡易キットを開発するセレックス社に、コロナ向けとしては初の承認を出した。トランプ大統領はさらなる検査キットの承認に意欲を示す。
 日本では横浜市立大学などが抗体検査キットを開発しているが、まだ活用に向けた検討を進めている段階だとか。
検査を使った免疫保持者の把握を軌道に乗せるにはキットの精度を高める必要がある。欧州や米国などで進む抗体検査はあくまでも簡易検査にすぎず、再感染を防ぐために必要な体内の抗体量を調べるには限界があるとされるからだ。
 英国でも政府があらかじめ発注していた1750万個の抗体検査のキットを英オックスフォード大の研究者らが評価したところ、十分な精度が期待できないとの結論が出た。英政府は当初、4月末までの抗体検査の実施を目指していたが、遅れも指摘される。
感染症の専門家の間では「新型コロナの免疫があっても、2回感染することが本当にないのか、その免疫がどのくらい持続するのか、まだ結論が出ていない」との意見もある。陽性判定の人が本当に社会復帰していいのか、意見は分かれているとか。
IgM(短期消滅する) IgG(長期)






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