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ひぐらし日記

武田 治療への活用急ぐ 血清使った薬開発<

2020-04-22 | 日記
武田 治療への活用急ぐ 血清使った薬開発    2020/4
 抗体検査は感染治療でも期待が集まっている。現時点では新型コロナウイルスに対する有効な治療薬がないが、感染し回復した人の血液はウイルスを排除する強い免疫能力を持つ。この血液(清)を重症患者に投与すれば体内のウイルスを排除するのに役立つとされる。
コロナから回復した患者の血液を使う「血漿(けっしょう)」を投与する治療法だ。
回復者の血液を使った治療法は、武田薬品工業が開発を進めている。同社は2019年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを買収した。シャイアーは、人の血液から様々な免疫を取り出し医薬品として販売する世界大手だ。武田は3月、このシャイアーの技術を活用して最短9カ月で治療薬として完成させる方針を公表した。
あわせて全世界から新型コロナウイルスの回復者の血液を集める取り組みも急いでいる。4月6日には血液製剤で武田と並んで世界大手の座にある米CSLベーリングと治療薬開発での提携を発表した。
新型コロナ治療では既存の治療法も応用されている。コロナから回復した患者の血液を使う「血漿(けっしょう)」を投与する治療法だ。
国内では国立国際医療研究センターが早ければ4月中にも試験的な治療を試みる方針だ。回復者の血漿の成分を活用した「血漿分画製剤」では、武田薬品工業が米CSLベーリングと組み開発を進める。年内の実用化を目指している。
シャイアーもCSLも全世界で血液を収集し、薬にする施設を持つ世界大手。世界に広がる血液収集のネットワークを生かし、早期の治療薬開発につなげる考えだ。
新型コロナからの回復者の血液を集めるには企業の取り組みだけでは限界がある。政府主導による抗体検査が進めば、感染状況の実態把握だけでなく、効率的な治療薬開発や早期の経済活動再開につながる可能性があるとか。
 治験で有効性が確認できれば、各国の規制当局への承認申請に進む。
「治療薬承認に向けあるゆる障壁を取り除く」。米トランプ大統領が新型コロナ薬の早期承認を公言しており、有効性が確認された薬があれば1カ月程度で承認される可能性がある。
 欧州や英国でも規制当局が新型コロナ治験支援や条件付きでの迅速承認を準備している。
一方、日本は承認審査スピードを速める「先駆け審査指定制度」があるが最短で6カ月程度だ。日本は薬価が決まるのにも1~2カ月かかり、海外に比べ時間がかかる。
18日には国内で新型コロナ感染者が1万人を超えた。世界でコロナ感染者は200万人、死者は15万人に達する。
治療薬への期待は過熱気味で、米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は「(薬の効果は)科学的に有効性を証明しなければいけない。」と呼びかける。有効性を見極めつつ、副作用リスクや供給能力を慎重に判断する必要性もある。

 日本も負けないように、また、早く承認をお願いします。



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