マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

老房子 鮨和さ美 上海2号店

2011年06月22日 | 上海での店舗展開
今回は和さ美の上海2号店となる「巨鹿路店」を紹介しよう。

まず、「老房子」(ラオファンズ)とは中国の特に上海の古い時代の住宅のことを指す。

その多くはフランス租界時代に立てられたため、中国と西洋ををうまく取り入れたデザインが多い。

現在は、そのデザインや文化的価値から特に富裕層や外国人居住者の間で人気となり、老房子の価値も高騰、上海市の繁華街・淮海路沿いにある老房子は1軒数億円を下らないと言われている。

上海でも1,2を争う老房子ストリートとして名高いのが「巨鹿路」だ。

この道は1907年、在上海フランス領事の名を取り(Rue Ratard)という名で誕生し、道沿いには数々の外国人高級官僚向けの住宅が立ち並び、上海とは思えない光景が広がっている。

そのうちの一つが1920年に建てられたイギリス式花園住宅、後の「鮨和さ美」(和さ美2号店)となる。

この店の改修工事では壁を取り払うなどの大掛りな改修と並行し、インテリアのポイントとなるアダム・スタイルのドア上装飾や階段上の証明は当初のものを残し、老房子の繊細な雰囲気を醸し出し、屋根の一部に見られる鮮やかな青色の塗料も当時のままにしてある。





初夏、日暮れとともにキャンドルライトのアウトドアシートは最高のロケーションだと思う。



さて、料理の話に移るが、この店の場合に中国人の富裕層と、上海で生活している外国人をターゲットとして、鮮度の良い海鮮料理を提供することとした。

上海ではなかなか手に入らない鮮度の良い食材は、大連から空輸したり、カナダや日本からも空輸して「シーフードプラター」や「日本の牡蠣」また「ロール寿司」は新たにこの店の為に幾つかオリジナルを作った。


シーフードプラター


ロール寿司

他にもメニューの一部を紹介しよう。


厳選した食材を使用し手間ひまかけた調理、そして、この老房子の雰囲気でグラスを傾ける優雅なひと時を過ごしてみてはいかがだろう。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿