マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

上海 虹橋 1号店

2011年06月21日 | 上海での店舗展開
昨日は約1週間ぶりに晴れたのだが、今日はまた細かな雨が降っている。
天気予報ではまたしばらくは雨の日が続くようだが、店から店への移動だけでも雨の日は憂鬱な気分となってしまう。

さて、上海虹橋店は8月31日に2周年となるが、上海での店舗展開の最初の店でいろいろな思い出がある。


上海には以前から何度も物件を見に来ていたのだが、上海万博前に日本料理店を持ちたい人達がたくさんいて、物件の情報が入って直ぐに大連から上海に飛んで行っても既に契約済みとなっていたり、オフィースビルの為にガスを使用することができなかったり、家賃が高過ぎてとても商売にならない物件だったり、また、契約をして解体工事を始めたら、上のアパートの住民から飲食店は「うるさい、汚い、ネズミが増える」ので絶対に入れさせない。とのクレームで諦めた物件もあった。
後から知ったことだがこの物件は以前は「焼き肉店」で実際に裁判に掛けられて撤退したとのことで、それを知っていながら我々にこの物件を紹介して手数料を奪い取った上海の不動産屋は悪質の詐欺師以上だ。

しかし、上海に店を出すことを諦めかけていた頃、上海のある実業家が大連店に食事に来ることになり、とんとん拍子で上海店のOPENが決定した。

直ぐに日本の社長が日本人デザイナーと一緒に上海に飛んできて、それからわずか2か月後のOPENとなった。



この店のコンセプトは「寿司と鮪料理」だが、日本から取り寄せた干物類と自家製の干物や粕漬け、味噌漬け、等も用意し、美濃焼のぐい飲みで日本酒を呑んでもらうことと、焼酎はプレミア焼酎も含め30種類以上を揃えた。



もう直ぐ2年となる今も、毎日、多くのお客様が店に来てくれて本当に嬉しいと思うし、もし、この店がうまく行かなかったら、その後の上海での店舗展開もつまずいてしまっていただろう。

①美味しい料理、②気が付く思いやりのあるサービス、③居心地の良い空間とその店でしか食べられない特色のある料理があれば必ず飲食店は成功する。これを信じて大連店を黒字にすることはできたが、上海という日本料理店が700店舗以上もある街で新参者の我々の店がうまく行くのだろうかと不安もあったが、OPEN当日からいきなり満席となり、日本人だけではなく、多くの中国人のお客様に来てもらっている。



この店には中庭があり、そこにも2席程のテーブル席があるのだが、ここのところ雨ばかり続いているので、店内が満席で入れず、雨の中、中庭のテーブル席で食事をしているお客様を見ると申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになる。



尚、今回はとても簡単なマグロ料理を一つ紹介しよう。

「マグロとアドカドのサラダ」だが作り方はいたって簡単だ。



①マグロ(赤身)とアボカドは1㎝角のサイコロに切る。
②マヨネーズにわさび少々を加えて、①と一緒に合える。

さて、次回は上海2号店(巨鹿路店)を紹介することにしよう。





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