マグロチャンピオンの料理道場

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魚やすの新メニュー(2)牛肉とピーマンと筍の細切り炒め

2012年12月28日 | 魚やす(UO-YASU)の料理)
早い物で、今年も残すところあと2日となった。

「魚やす」のOPENが今年の6月22日だったが、あっと言う間の半年だった。

そして、今年も多くの料理を作ったが、特にこのブログでも紹介した「タイ料理」は香辛料の使い方が絶妙でとても勉強になった。

さて、今回紹介する「牛肉とピーマンと筍の細切り炒め」は青椒肉絲(チンジャオロースー)とも呼ばれていて、以前、このブログでも本場中国の辛いピーマンを使ったレシピを紹介したが、今回はピーマンの代わりにパプリカを使って、また、食感にアクセントをつける為に筍も加えることにした。
もちろん筍を加えることで、食感だけではく筍の旨さが加わることになる。

また、今回は油通しをせずに、すべてフライパンで炒めて調理することにした。

油通しとは、肉類は低温の油(140℃~150℃)、また、野菜類は高温の油(180℃~190℃)にさっと入れてから調理する方法だが、家庭では油通しだけの為にたくさんの油を用意するのはもったいないし、フライパンだけでの調理でも油通しした場合と同じように美味しくできるので、全く問題はない。

ただし、弱火で炒めた肉に7分程火が入ったら、中火にして野菜を加えて炒め始めたら調味料をスピーディーに入れてさっと炒めよう。

弱火でだらだら炒めると、野菜から水分が出てべシャっとした食感になってしまうので気をつけよう。

さて、これから年末年始に掛けて、年越し蕎麦やお寿司、それにおせち料理にお雑煮などを食べることが多くなると思うが、毎日続くとさすがに飽きてしまうだろう。

そんな時には、この「牛肉とピーマンと筍の細切り炒め」を作ってみて欲しい。

前にも書いたが、中国の青椒肉絲(チンジャオロースー)は、とても辛いが、この料理は辛くないので子供からお年寄りまで誰にも好まれる味だと思う。

それでは早速、作ってみよう。

◆牛肉とピーマンと筍の細切り炒めの作り方。
<用意する物>

写真の左側の牛肉に使用する調味料。(牛肉のモモ肉又は肩ロース肉 100g、酒 大さじ1、醤油 小さじ1/2、卵白 1/4個分、片栗粉 小さじ1、サラダ 油小さじ1/2、塩・コショー少々)
写真右側の本調理に使用する野菜と調味料(緑、黄、赤色のピーマンの細切り 合計で150g、筍 50g、生姜のみじん切りとニンニクのみじん切り 各小さじ1、オイスターソース大さじ1、醤油小さじ1、酒大さじ1、ゴマ油小さじ1、塩・コショー少々)

<作り方> 牛肉の下処理
①牛肉を7㎜角で5㎝の細切りにしてボウルに入れ、酒を大さじ1加える。(野菜も同じ太さと長さに切り揃えておく。)


②塩を少量加える。


③コショーを少量加える。


④醤油を小さじ1加える。


⑤指先で揉みながら味をなじませる。


⑥卵白を大さじ1(1/4個分)を加える。


⑦片栗粉を加える。


⑧更によく揉みこむ。


⑨サラダ油小さじ1/2を加えて混ぜて、牛肉をコーティングする。


<作り方> 本調理

①フライパンを弱火に掛けてサラダ油を大さじ1加える。


②ニンニクのみじん切りを小さじ1加える。


③生姜のみじん切りを小さじ1加える。


④牛肉を加える。


⑤牛肉に7分程火が入ったら中火にして筍を加える。(ここからはスピーディーに調理しよう)


⑥ピーマンを加える。


⑦塩を少量加える。


⑧コショーを少量加える。


⑨酒を大さじ1加える。


⑩醤油を小さじ1加える。


⑪オイスターソースを大さじ1加える。


⑫ゴマ油を小さじ1加える。


⑬皿に盛って出来上がり。


この料理は、12月から新メニューとして「魚やす」のメニューにも入っているので、実物はお店に来ていただき、召し上がっていただきたいと思う。

さて、次回も誰もが好きな中華料理の話をしよう・・・



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