マグロチャンピオンの料理道場

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イタリア人でも食べられる「味噌おでん」

2013年05月06日 | 魚やす(UO-YASU)の料理)
5月に入り日本はゴールデンウイークもそろそろ終わりUターンラッシュになっている頃だと思うがタイも休日が続いている。

5月1日は日本と同じく勤労感謝の日(メーデー)だが、タイの場合には5月1日は国が定めた休日ではないものの、一般企業はほとんどお休みとなっているようだ。

そして、5月5日(土)が戴冠記念日 (国王即位記念日)で、現国王の「ラーマ九世、プミポーン国王」が戴冠式を行った日を祝う祝日だが、5月5日が土曜日なので5月7日の月曜日が振り替え休日となり、5月5日から5月7日まで3連休となっている。

休日が続きお客さんもいつもよりは少ないので、「ぶんたろう」さんから依頼のあった「イタリア人でも食べられる味噌おでん」を作ってみようと思う。

いろいろレシピを考えてみたが、その中に「味噌おでん」ではないが絶対にイタリア人でもBUONO BUONO(美味しい)と言うと思う一品が出来たのでまずはその料理を紹介しよう。

◆チーズふろふき大根

<作り方>

①大根を2㎝の筒切りにして面取りして下茹でする。
 (以前、電レンジを使用した簡単な方法も説明したと思う。)

②おでん出汁で大根をふっらと煮る。


③小鉢に盛り、大根の上かに溶けるチーズ(今回はモッツアレーラを使用した。)を盛る。


④電レンジで1分間加熱する。


⑤チーズの上に一味唐辛子を振る。


⑯完成写真


この「チーズふろふき大根」は日本の香り豊かな「かつを出汁」とチーズの組み合わせの良さが自分でも新しい発見だった。また、アクセントの一味唐辛子もチーズを引き立てている。

機会があればイタリア人にも食べもらい感想を聞きたいと思う。

さて、もう一品、「田楽」系のイタリア人でも食べられる「味噌おでん」だが、「クリームチーズ」を使ってみることにした。

おでんの方は「コンソメ」や「チキンスープ」等で煮込むことも考えたが、それでは「おでん」ではなくなってしまうのではないかと思い、「おでん出汁」で具材を煮込むことにした。

今回の「おでん出汁」の配合は、「出汁10:みりん1:うすくち醤油0.8」としたが、関西風の味付けが好きならば出汁を12から15にしてみるといいだろう。

ちなみに「チーズふろふき大根」の出汁もこの「おでん出汁」と同じ配合にした。

それでは早速作ってみよう。

◆チーズ田楽味噌おでん

<用意する物>

写真手前から「大根」、写真中央の左から「すり身のつみれボール」(タイ産)、黒こんにゃく、さつま揚げ、竹輪、厚揚げ、揚げボール。写真奥の左から「ミルク」、「クリームチ-ズ」、かつを出汁、赤みそ、白みそ。

<作り方>

①大根を一口大に切ってボウルに入れ、水をひたひたになるまで加える。


②ラップをする。


③電子レンジに入れる。


④電子レンジで5分間加熱する。


⑤こんにゃくを棒で叩いて柔らかくする。


⑥こんにゃくに浅く切り込みを入れる。(両面)


⑦一口大に切る。


⑧さっと茹でて臭みを取る。


⑨厚揚げもさっと茹でて余分な油を抜く。


⑩他の具材も一口大に切って串に刺す。


⑪こんにゃくと油揚げも串に刺す。


⑫鍋にかつお出しを入れて火に掛けみりんを加える。


⑬うすくち醤油を加える。


⑭具材を鍋に入れる。


⑮弱火にしてじっくり煮る。


⑯ボウルに味噌(赤3:白7)を大さじ3とクリームチーズ大さじ3を混ぜ合わせる。


⑰出汁大さじ2で伸ばす。


⑱更にミルク大さじ1~2を加えて伸ばす。


⑲鍋におでんを入れてチーズ田楽味噌を添える。


さて、今回の田楽味噌には「クリームチーズ」を加えてみたが、あまりクセの無いチーズで塩分の少ないチーズを選ぶといいだろう。

味噌とチーズの組み合わせがこんなに良いと驚かされる。

この「チーズ田楽味噌おでん」も機会があればイタリア人に食べてもらいたい一品だ。

さて、次回は「ヤムサラダ」の続きで「エノキヤム」を紹介しよう。。。



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