電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.500 (3/4)

2006年09月15日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/06/29~06/06/30

◎ZEGAPAIN -ゼーガペイン-
 (第13話)
 映画の撮影に出掛けようとしたリョーコだけど、セレブアイコンが出て、気が付けばオケアノスの甲板の上。なんかすっかり馴染みまくってるけど……
 映画撮影をすっぽかされてすっかり忘れ去られてるトミガイ。その額にはセレブアイコンが光ってるんだけど……
 シミュレーターで抜群の素質を見せてるリョーコ。シズノに代わってソゴルとコンビを組むことになったけど……
 実機での訓練中にガルズオルムの襲撃を受けたソゴル機。難なく撃墜したと思ったのだけど……その直後に敵の新型機が登場。奇襲を受けたゼーガペインは大破。ソゴルは助かったもののリョーコは転送失敗し、幻体データをロスト……
 おいおい、セレブラントになったと思ったら速攻でお亡くなりかい。悲惨すぎるね。

◎砂沙美☆魔法少女クラブ
 (第11話)
 いきなし魔女界のねーちゃんがやってきて魔法少女大会の話。魔法を競わせることに反対する鷲羽だけど、どうせ鷲羽の教え子はろくな成績じゃないだろうって煽られた途端に対抗意識燃やしてるって、よくある話。教育者としては失格だな。
 魔女界でのアミとの再会を夢見て張り切る砂沙美。他の4人もそれぞれだけど……
 アフリカで発見された空を飛ぶ少年たちのニュース。何か思い詰めたように魔女界に向かってる砂沙美の父親だけど……

◎ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 (第190話)
 シュウ対ハルカ……なかなかハルカも健闘してるね、と思ったら何の間違いか勝ってしまってるぞ。
 それにしても、シュウに対抗してハルカが見せる技に自分の時は出さなかったと怒ってるハーリー。その悔しがりようがなかなか良いね。
 シュウに買っても、結局そこまで止まり。まだまだ先は遠く険しいって感じだね。ま、各地のポケモンコンテストで優勝重ねてる方が奇跡的だとか思うんだけど……この世界じゃカードゲーム並みにポケモンの競技がメジャーで、ハルカみたいにコーディネーター目指して旅をしてる者以外にも趣味で参加してくる人間の方が圧倒的に多いとかいう話なのかな。

◎神様家族
 (第7話)
 どうでもいいけど、何も知らないガキにスク水を着せて学校に行かせるなよ。

◎ザ・サード ~蒼い瞳の少女~
 (第9話)
 砂竜の暴走の調査に向かう火乃香の戦車を追ってきたバギー。何かと思えば例の先生とかいうねーちゃんが同じく行政局の依頼で火乃香のパートナーとしてやってきたってか。名前はパイフウとか名乗ってるけど……しかし、いきなり初対面で「ほのちゃん」って呼ぶか?
 グレイブストーンのことはザ・サードの科学力でもわからないからって大戦前の遺物であるワームホールドライバーに頼るしかないってか。これも一種の最終兵器で衛星軌道から地上を攻撃するみたいね。
 火乃香の戦車を襲ってきた邪教の暗殺者たち。狙ってるのは火乃香じゃなくてパイフウみたいだけど……毎度毎度思うんだけど、刀で叩き斬れるんならPSPを使う意味無いんじゃないか? どう考えても斬ってる方が効率的に敵を倒してるし……ま、半分趣味と、接近戦に持ち込むまでの時間稼ぎなんだろうけどね。
 いきなり獣人化してる敵のリーダー。辺境では普通にあることのように淡々と語ってるナレーションが怖いぞ。パイフウが何発か撃ち込んでも止まらず、火乃香が叩き斬ったところをパイフウがトドメを刺してようやく息の根を止められたってか。
 自分が暗殺者だったことを語ってるパイフウはいいけど、火乃香はいくら獣人化して凶暴だったとはいえ、生身の人間をその手で斬ってしまったことにショックを受けたみたいね。
 で、その間に何者かが戦車に近付いてると思ったら……イクスかい。このにーちゃん、こんな砂漠の真ん中に1人でどうやって来たんだ? しかし、イクスにかなり警戒してそうなパイフウだけど……人見知りするタイプなのね。

◎Soul Link(終)
 (第12話)
 スキュラから沙佳と亜弥を庇って銃弾を浴びた森本。助けを呼びに沙佳たちが離れた後で残った涼太に自分が沙佳の父親だということを話してるけど……この期に及んでそんな設定語るような意味あるのか?
 やってきたななみを飛んで火にいる夏の虫とばかりに取り込もうとしてるセラリアだけど、逆にスキュラ細胞を破壊されて倒されてるとはマヌケ。いや、そんなスキュラ細胞の天敵なんか存在するとは思ってなかったんだろうけどね。
 しかし、秀平も七央もなんでななみが自分たちの娘だなんて感じるんだ? まともに考えたらありえないだろ。未来からタイムスリップしてきたとかなら別だけど……
 そんな状況は知らずに、自分たちだけで脱出していく涼太。てっきり秀平たちはそのままアリエスと共に……とか思ったんだけど、そりゃセラリアだって自殺するつもりは無いんだから脱出手段くらい確保した上でアリエスを落としてるわな。
 しかし、詰めの甘い作品だね。1年後、墓地にいる涼太と沙佳だけど、そこにあるのは森本の墓だけって感じ。少なくとも公式には秀平たちは死んだことになってるはずだからその墓とかあって良いんだけど、そういうところで話を作ろうって気はまったく無い感じだね。

◎ケロロ軍曹
 (第116話)
 一番風呂「ピカブロ」をめぐって夏美と戦うケロロ。鳥取の砂風呂はいいけど、『鳥取の布団』って……いったい何の話じゃい。しかし、夏美にうんと言わせるためにやたら凝った風呂を作ってるくらいなら、自分専用の風呂を作ってそのピカブロに入った方が早いと思うぞ。
 夏美との勝負には負けそうだったけど、冬樹のお陰でピカブロに入れたケロロ。湯船で芸をするのは良いけど、「すけきよ」って……『犬神家の一族』かいっ! さすがに濃すぎて冬樹にはネタがわからないというのがリアルで良いね。

 モアの日記って……変な作戦がやたら美化されてるくせにウェットルキングもメカニョロロも無視されてるって……悲惨ね。

◎アニメ魂
 西の善き魔女 Astrea Testament(終)
 (第13話)
 真昼の星の落下をフィーリの警告だというバード。津波でグラールが沈むって……日本沈没かいっ!
 ハイラグリオンに戻り、真の裏切り者を突き止めたレアンドラ。リーズ公爵より上手がいたんかい。しかし、女王の影武者みたいだけど、よくわからんね。
 あちこちから竜が侵入し、ブリギオン軍が侵攻……まさにこの世の終わりの日だな。
 アデイル、レアンドラと共に女王に謁見してるフィリエル。この事態は自分の失政に対する天罰だから甘んじて受けるという女王だけど、女王の道連れで殺されるのは嫌だというフィリエル。当たり前だな。
 結局、フィリエルの態度がバードを動かし、バードの言葉で元の軌道に戻ってる真昼の星……もうなんか完全に物理法則を無視した世界だな。
 フィリエルを3人目の女王候補に推挙しようというバードの申し出を蹴って、野に下って元の生活に戻ってるフィリエル。おいおい、真昼の星が元に戻っただけで大団円で万々歳なのか? ま、確かにリーズ公爵の陰謀が公になって、ブリギオン軍も竜にやられてしまってたら当分の脅威は無いんだろうけど、これじゃ第1話の襲撃を受けてからフィリエルが故郷に戻ってなかった意味がわからんぞ。

 それにしても、なんか思いっきしダイジェストのような作品だったね。とくに女学校を出て来てからの話、本来ならそれぞれ時間の経過があったあとのエピソードだと思うのに、アニメは完全に連続した話として描いてるから、時間的に物語の重みが無いんだな。たびたびフィリエルの前から消えてるルーンもすぐに戻ってきてしまうから、2人が離れ離れになってるという実感がわかないし……
 最後の真昼の星の話だって、唐突に何の脈略も無く真昼の星の異変が起こったって感じで、それまで真昼の星が何なのかってのも描かれてないから、全然事態についていけないって感じ。1クールでやるような作品じゃないんだろうね。
 ところで最後までよくわからなかったんだけど、あの岡本太郎が作ったような真昼の星って、いったい何だったんだ?

◎シムーン
 (第13話)
 アルティとパルを組んだけど、内心拒絶してるカイム。パルを拒絶するシヴュラの祈りはテンプスパテュームには届かないってか。
 退屈だと喚いてるフロエ。当り散らしてたぬいぐるみが「ビリッ」。いきなり慌てだしたと思ったら、ロードレアモンのぬいぐるみだったのか。
 モリナスに翠玉のリマージョンのことを聞いたアーエル。ネヴィリルはアムリアと翠玉のリマージョンに失敗したと聞いてやる気に燃えてるアーエルだけど、そんなことずけずけと言ったら、そりゃ拙いわな。
 パルを単なるシムーン操縦のパートナーとしか見ていないアーエルと、その他の正規のシヴュラたちとではネヴィリルがアムリアを失った意味の感じ方が違うのね。
 好きならシムーンに乗らない時もキスにときめきを覚えるという話をフロエに聞いたアーエル。それをそのままリモネに受け売りしてるけど、それを真に受けてドミヌーラにキスしてるリモネ、いとおかし。ま、アーエルも同じ感じでネヴィリルを探し出してキスしようとしてるけど……それを見付けたパライエッタに追い出されてるとは悲惨ね。
 おや、あのぬいぐるみ、結局フロエが自分で縫ったのか。いや、出来は一同を爆笑させて和ませてくれてるレベルだけどね。
 例の空中基地への偵察をネヴィリルとアーエルに命じるドミヌーラ。パライエッタが反論し、ネヴィリルも拒否するけど、あくまで国を思ってアーエルとパルを組めというドミヌーラ。もうすっかり偉いさんね。
 パライエッタの器具に反して、祈りに反応して飛び立ってるシムーン。ネヴィリルは自分を求めてるのだというアーエルだけど、ネヴィリル自身はアーエルが怖いってかい。ま、怖くても心の奥底から拒絶してるわけじゃないんだろうね。