電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.461 (2/4)

2005年10月06日 | 週刊アニメ定点観察
期間:05/09/28~05/09/29

◎フルメタル・パニック!The Second Raid
 (第10話)
 クルーたちを前にして何か神への祈りを唱えているテッサ。普通、出陣の時には戦意を高揚させるものなのに、そんな消沈させるような儀式に何か意味があるのか?
 直感って言葉を知ってるだけでなく、自ら直感で物を言ってるって、アーバレストのAIってなかなか凄いのね。
 父親への嫌がらせに押し付けられた相手との結婚式の当日にウェディングドレスのまま海兵隊に入隊したとか言ってるメリッサって……
 カラスや犬がいたら役に立たないってASの透明化機能(ECS)もなかなか使えないものなのね。
 香港で暴れてるゲイツのASの本拠地を突き止めるために偵察の任務に就きメリッサとともに清掃員に扮してる宗介だけど、かなめのことが心配で任務に集中できないって話ね。しかし、待機中はともかく前線で活動中にそれじゃ、本当に命がいくつあっても足りないな。

◎涼風
 (第13話)
 インターハイで広島に里帰りの大和。こいつ、あれで選考残れたのか?……と思ったけど、陸上部の一員として応援に付いて来てるわけね。しかし、部員以外でも応援希望者がいれば交通費と宿泊費を学校が出してくれるって、さすがスポーツメインの学校は違うねぇ。でも、宿舎はオンボロ旅館だけど……
 町で見掛けた有馬に声をかけるも無視されてる大和、惨めね。
 大和に涼風の方を見られたくないからって無理やりキスしてる萌果……何か思い切ったことやるねぇ。
 しかし、先に行為から始まってしまった恋って、これを繋ぎとめるために肉体の繋がりを維持することに焦ってしまって安直に一線越えてしまうのはいいけど、結局は気持ちの繋がりが無くて破局してしまうってのは見えてるんだけど。
 案の定、夜の宿舎でも大和にキスを求めてる萌果。一度はためらうけど、結局は流されてる大和も優柔不断だね。ま、主人公がきっぱりしすぎてたらこの手の作品は成り立たないんだけどね。
 で、それを目撃してしまった美紀。こいつにしたら大和には気があったけど涼風には敵わないからって諦めてたところを萌果に横取りされてショックって感じだな。しかし、悪いことは言わん。そんな優柔不断で情けない男なんかおまいには似合わないから、他にもっとマシな男を探せ。変に関わると傷が深くなるだけだからやめとけ。

◎極上生徒会(終)
 (第26話)
 いきなし撃ち殺されてるりな……いったいどういう展開かと思ったら、みなもの想像かい。で、無事に帰してもらった一同だけど……
 神宮司の当主が傀儡というのは当然だろうけど、V機関はやめろよ。しかし、いきなしその執行主席座になってる聖奈って……おまけに会長は当主から解任して、代わりにプッチャンってかい。早世したりのの兄の名前を名乗って、無理やり神宮司の人間だと言い放ってるって……
 時は流れて、会長の卒業式……そのまま去っていってしまわないだろうとは思ってたけど……
 入学式……奏前会長が理事長ってのは(もともと理事長だったから)予想の範囲ではあったけど、聖奈とシンディが特別講師って……そりゃ教員免許はいらんだろうけど、高校新卒を講師として採用する学校がどこにあるんじゃい。だいたい、こいつら何を教えるんだ?
 しかし、奈々穂が会長になったから遊撃から副会長出るのはいいんだけど、小百合とれいんを飛び越して香が副会長か? ま、小百合もれいんも副会長ってキャラじゃないのはわかるけど……シリーズ後半の香の扱いとか見てたらスタッフに香のファンがいるな。りのより立場が上にしてやりたかったんだな。

 アホアニメ(バカアニメではない)として出色の作品だったけど、神宮司の力云々というのは蛇足過ぎたような気がするねぇ。キャラも故意に萌え系路線をはずしたって感じなんだけど、キャストがキャストだから当初はアンマッチな感じだったけど……さすがに慣れるとそういうことはなくなったけど……
 しかし、てっきり最後にりのがミスター・ポピットに会いに行ったら奏会長がいたってお約束のラストかと思ったんだけど、なんかミスター・ポピットは(りのにとっては)謎の人のまま終わってしまったね。

◎いちご100%(終)
 (第12話)
 案の定、中途半端なところで終わってるね。そりゃ、すぐ続編作りますって言うんなら西野がメインに復帰する布石として、ま、悪くは無いかも知れないけど……単に原作からエピソード拾って並べただけの何も考えてないシリーズ構成って印象しかないね。
 しかし、最後まで能登麻美子の東城は違和感あったなぁ。ありゃ『いちご』の東城じゃなくてあくまでも能登の東城って印象だね。

◎トリニティ・ブラッド
 (第20話)
 何か封印を閉じてるようなナイトロード……謎だね。
 アルビオンの女王の葬儀に参列してる教皇とエステル。アルビオンはこれまでバチカンとも距離をとってロストテクノロジーを受け継いできた国みたいだけど……
 一方、カテリーナは帝国との和平を進めようとバチカンに居残ってるけど、その帝国からの使者として送られてくるのがアストとイオンってところか? 
 アルビオンのロストテクノロジーの秘密は、大深度地下の工場で作られてる半導体製品って話なんだけど、それを作ってたのはそこに幽閉されてるメトセラたちだったってかい。
 教皇の見学を機会にテロを起こしてるメトセラの一派だけど……これを機会に実力を行使してアルビオンを制圧しようとしてるメディチ枢機卿、凶悪ね。カテリーナは迅速に事態を収拾するために異端審問局の連中にも協力を要請してるけど……こいつらってあくまで教皇が第一で、別にメディチ枢機卿の手先ってわけではないのね。
 しかし、ゲットーへの秘密の出入り口を知ってるナイトロードって……

◎SHUFFLE!!
 (第11話)
 夏休みの補習が終わったとたんに飛び出してる麻弓。うれしいのはわかるけど、何かパンツ丸出しで走ってないか? で、稟と激突して眼前にパンツって状況なんだけど、やけに冷静に軽口叩いてる稟。さては見慣れてるな。
 しかし、パンツ見られた仕返しに稟のズボンを脱がそうとしてる麻弓って……いや、学校じゃまずいだろ。
 たらいいっぱいのアイスキャンデーを貪り食ってる神王のおっさん。そんな食い方してて、融けてしまわないか?
 カレハの茶店でパフェをやけ食いしてる麻弓だけど、財布を忘れて働かされるって展開ね。しかし、着替えるのにいちいち全部脱いでるって、豪快な性格してるね。そのおかげでパンツをはき忘れて、ノーパン・ウェイトレス状態。
 さすがにパンツ見られるのは平気でも、はいてないのを見られるのは嫌かい。しかし、どうやって電球替えたんだろ。
 スカートめくりのエロガキの攻撃を逃れたものの、結局最後は風のいたずらでもろ見えかいっ!
 夕方になって町を歩いてるところで稟に財布を届けられた麻弓だけど、一緒に渡された紙袋には例のパンツが……おいおい、こいつノーパンのまま喫茶店を出て来たんかい。すっかり慣れてしまって気がつかなかったってか。
(いや、豪快に脱いだときにパンツがどこかに飛んでいって見付けられなかったって話なんだろうけど)

 再び補習が終わったところから。てっきりパンツはいてない状態を逃れるために最初からやり直してるのかと思ったら、同時進行の裏の話ね。
 ナンパ男のもつジュースのビンを素手の一撃で両断してる撫子先生……怖いね。
 忘れ物を届けに麻弓の家まで行って、家の人に預けずに戻ってきてる稟。確かに紙袋の中の物を家の人に見られたら何を思われるかわからんだろうけど……しかし、こいつの家って銭湯かい。
 確かに見るもの見慣れてたらパンツ見られるくらいは平気かもしれないけど……

 カブトムシの幼虫って確かに栄養は抜群みたいね。さすがにあすかも食ったことは無いんだけど……

◎苺ましまろ
 (第8話)
 どうでもいいけど、テスト中に美羽が騒いでいても教師は怒らないのか? 近頃の小学校は最低だね。
 伸恵って浴衣の着付けできるのか……というか、浴衣なんて本来ひとりで着るものだろ。そんなたいそうな帯しめるようなものじゃないし。
 忍者衣装に虚無僧の笠をかぶって入ってきてる美羽。笠を取ったらおかめの面って、なかなかやるねぇ。
 しかし、美羽と一緒に祭りに行くのは嫌だなぁ。ろくでもない物々交換で金魚掬いしようとしてるし……
 早口言葉の罠に引っ掛かってる茉莉……おまい、祭りを楽しんだのか? 意外と何でも卒なくこなしてる千佳。それなりにマイペースで楽しんでるアナってところか。
 美羽なんかとは他人のふりして見捨てて帰っても良かろうに。

◎ガラスの仮面
 (第26話)
 毒入りじゃなくて、ただの激辛だったか。ま、本気で食ったら毒と同じだろうけど。
 そんなマヤに近付いて来た乙部とかねーちゃん。いかにも田舎から出てきたずぶの素人って感じで、マヤにあこがれてるって素振りを見せるんだけど……こういうやつが実は一番怪しいというのがセオリーだね。
 セットの船のマストが外れて宙ぶらりんはいいけど、パッと出の新人女優にそんな場所で演技させるか? しかし、さすがにこれはシャレにならんわな。しかし、この事件がきっかけでますます里美茂に近付いてしまって、親衛隊の恨みを買ってるわけだけど……
 嫌がらせで水をかぶせられたまま本番の演技をするマヤを見て、マヤを見直してる映画の役を取られたとか言ってたねーちゃん。お手玉に細工をした自分の取り巻きたちに謝らせてるけど……ま、こいつらは自分たちの立場もわかってるから発覚したときのことも心配してその程度の嫌がらせしかしてないって話ね。ま、なまじシャレにならないようなことやるのは狂信的な親衛隊の連中か、もっと冷酷で計算的にマヤを追い落とそうとしてるやつかって話なんだけど……
 独自の情報網を使って妨害者を調べてた速水だけど、乙部とかいうねーちゃんがやっぱし曲者だったって話ね。里美茂との逢引をお膳立てしてマヤを連れ出し、いきなし別人のようなメーキャップしてるけど……里美とのスキャンダルでマヤを潰して、自分が成り代わろうって計画か?

◎ぺとぺとさん
 (第12話)
 日曜の時点で嫌な予感がしてたから一応余裕を見て3時間予約してたんだけど……3時間55分繰り下げって……そんなの録れるかいっ! いい加減にしろよ>サンテレビ。

 中学生にもなってラジオ体操で皆勤賞って……田舎のガキは素朴で良いね。
 昼間から一日水風呂とは、河童も気楽で良いね。そこにシャワーを浴びに入ってきたぺと子に秘密の作戦を打ち明けられてるけど……シンゴとくぐるをくっつけるって、本人の意思を完全に無視した作戦だな。
 完璧に怒りまくると思ったくぐるだけど、意外とあっさりOKしてるけど……さては作戦通りにシンゴとくっつくふりして、ぺと子の方をくっつけてやろうって目論見だな。
 なぜか作戦の中核を担ってるサムライゾンビ。達筆な巻紙で指令を伝えてるのはイメージどおりなんだけど……自作にパソコンを備えてるって、なかなかハイカラなのね。
 けっこう厳格に機密が保持されてると思ったのに、それを嗅ぎ付けてるぺと子の母さん……侮れないね。
 本来は負の感情がたまってる場所にしか寄り付かないという化けダニがずっと居座ってる上にいきなし騒ぎ始めたって話だけど、どうもぺと子の悲しみに反応してるって感じみたいだな。
 シンゴに餞別に何が良いかって訊かれて「夏休みのお代わりが欲しい」って言ってるぺと子だけど……いくらなんでもそれは無理だろ。

◎攻殻機動隊SAC 2ndGIG
 (第23話)
 いきなし更迭を言い渡されてる茅葺総理。難民の核兵器保有疑惑を独断で国連の査察に委ねたのが国家反逆罪かどうかはしらんけど、そういう名目で首相を更迭できる権限ってどこのだれが持ってるんじゃい。現在なら内閣不信任案が可決されるか衆議院が解散にでもならないかぎり首相を辞めさせることは出来ないぞ。それ以外はあくまでも首相が自ら辞職するしかないからねぇ。
 で、同じく国家反逆罪幇助の容疑で拘束されてる荒巻。なんかついこの前も笑い男事件がらみで同じようなことがあったような気がするけど、いったい日本はどんな政治体制の国になってるんだ?
 橋を爆破して意気上がる難民たちをどうにか静めようとする久瀬だけど、自衛軍が無人ヘリを投入してきて交戦はエスカレートする一方で、もう後戻りは出来ない感じ。すべては合田の思惑通りに進んでるってところね。
 出島に潜入した草薙たちだけど、連絡が取れずに孤立状態。
 そんな中で出島一帯に核除去用のナノマシンを散布する自衛軍に、沖合いに浮上してくる米帝の原潜……難民の核自爆テロを装って米帝の核ミサイルをぶち込むってか。凶悪なシナリオ立ててるな>合田。
 しかし、核自爆テロなんてありえるのか? そりゃ本人は自分の主義に殉じて死ぬのはかまわないんだけど、守るべき難民たちを道連れにして自爆しても意味無いからね。

◎ハチミツとクローバー(終)
 (第24話)
 なんか最終回だからって端折った感じだな<竹本の旅。
 途中で飯を食わせてくれたおばあちゃんがロサンゼルスに行ったことがあるって聞いて驚いてる竹本だけど……おまいいったいいつの時代の人間じゃい。そりゃ、おばあちゃん一人でヒッチハイクしながらアメリカを旅したとか聞いたら驚くのもわかるけど、今日日農協の海外旅行なんて珍しくも無いだろ。
 ま、竹本とこの家庭事情を考えたら海外旅行に縁が無いのはわかるけど、そんなやつが就職先に困るような美大を受けるか? この辺がこの作品のアンバランスなんだよね。

 結局、稚内まで行って帰ってきた竹本は、ハグちゃんに告白する勇気だけは身に付けて帰ってきたようだね。
 後はいつもながらの夏の終わりの光景……淡々とした最終回だね。でも、爽やかな清涼感のある作品だったのは確かだね。

◎かみちゅ!(終)
 (第12話)
 同じ阪神優勝の特番割り込みでも、こっちは翌週飛ばしか。どこぞの非常識な時間変更よりは遥かに良心的な対応だね。