期間:05/12/26~06/01/01
《録り溜め消化》
◎最終兵器彼女 Another love song
(第1話)
日本を襲撃してきた謎の敵の編隊を壊滅して帰還して来る《最終兵器》。てっきり、ちせかと思ったらミズキとかいうねーちゃん。ちせの他にも《最終兵器》がいたのね。しかし、《最終兵器》の装甲って毎回使い捨てなのか?
で、基地で新たな《最終兵器》として改造されてるのが、ちせって話ね。そのちせの心の声を聞いてるミズキだけど……乳丸出しかい。
しかし、ちせは何で《最終兵器》にされたんだ?
すでに九州は陥落って……敵は幻獣かいっ! ま、中共辺りが人海戦術で攻めて来てるんだろうけど……
札幌に危機を察知して出撃していくちせ。これが本編の初期の頃の札幌空襲って話ね。しかし、司令部のコンソール画面とミズキがちせの思念を受け取ってる描写だけで済ますか? 戦闘シーンは本編を見ろってか。
ミズキは戦闘で部下を失い、自らも負傷して片足になって、それでもなお戦おうとして《最終兵器》に志願したってか。いや、ミズキの動機はどうでも良いから、ちせが《最終兵器》にされた理由を説明してくれよ。
制服着て学校に行こうとするちせを引き止めるミズキ。軍人さんの理屈をちせに強要するなよ。しかし、ちせの通学光景とか、全部モニターで監視されてたんか。こりゃ、シュウジもおいそれと変なこと出来ないね。
高知に集結してる日本軍。沖合いから攻撃してくる敵艦隊……は良いけど、テツってこんなとこで戦ってたんかい。で、そこにやってきたミズキ。なんかテツのこと知ってる感じだけど……と思ったら、《最終兵器》になる前はテツの上官だったのか。
《最終兵器》として限界に達してしまったミズキ。彼女が3日間眠ってる間に戦場に出てるちせだけど……敵軍の塹壕の前に現れたのは良いけど、持ってた武器が重くてこけてるとはマヌケね。
「ごめんなさい。わたし英語の成績あんまりやから、よくわからないの」
いや、相手の言うことわかったところでどうもならないと思うんだけど……
ま、戦場にやってきてとくわからんことを行ってる制服姿の女の子に混乱するのはわかるけど、むやみやたらに打ちまくった結果が、周囲一帯消滅って……悲惨ね。
戦う意志の無いちせよりも自分が適任だと主張するミズキだけど、もう兵器としては役に立たないって宣告されてるとは哀れね。
「彼女の意志など関係ない。兵器として優れているか否かだ」
完全にちせの人格は否定されてるな。おや、ちせが選ばれたのは《最終兵器》として適応する人間が、集められた中ではたまたまちせしかいなかったからってか。
ミサイルによって倒される通天閣……って、大阪かいっ! しかし、ちせはシュウジと逃走中って……1回、展望台まで逃げて、結局は戻っていったアレか? しかし、監視衛星まで打ち落としながら逃走って……逃げられてる側からすればとんでもない話だな。おまけに大阪はやられてるし……
自宅から出てシュウジのとこに向かおうとしてるちせの前に現れ、説得を試みるカワハラとミズキ……ってことは、展望台の話はもっと後か。結局、説得に応じて大阪に出撃したちせだけど……大阪城を中心に大阪市街もろとも連合軍を殲滅って、そりゃもう戦争じゃないだろ。敵にやられる被害とちせにやられる被害、どっちの方が大きいんだ?
関東に転戦していくテツの部隊。すれ違う戦車にマーキングされたちせの顔を見て、違うと思ってるみたいだけど……この時点ではまだちせと会ったことは無いのね。で、高知で見たミズキの記憶しかないって話か。
で、連合軍が関東侵攻目指して集結してくるって話で、いよいよ決戦が迫ってるって話なんだけど……本編の最終回見てたら虚しいだけだぞ。
(第2話)
関東決戦に向けて転戦していく中、ミズキのことを思い出してるテツだけど……ミズキの部隊って、ミズキが温情でテツを妻のふゆみのいる北海道に転属させた直後に全滅したってか。それでテツは生き残ってるのね。でも、こいつ、高知なんかで戦ってたとこ見たら。どう考えても北海道には戻ってないだろ。
自分がバケモノだと悩み、敵に対して謝りながら戦ってるちせ……いや、ちせの場合は戦ってるというより一方的に殺戮してるだけって方が正しいんだろうけど……兵器として過剰に進化してしまい、すでに自分の意志ではコントロールできなくなってしまってるって話ね。
敵機にロックオンされただけで過剰な迎撃行動をとるちせ。すでに敵味方も関係なく、周囲に向かって無差別攻撃ってか。それを止めようと飛び出したミズキだけど……無惨ね。いや、死んだわけじゃないんだけど。でも、それでちせが正気を取り戻したって話ね。画面には映ってないけど、おかげでテツが命拾いしたって話なんだろうね。
もう、ちせが戦っても戦わなくても戦局は変わらないだろうから、いざというときは彼氏の元に逃げろと言ってるミズキだけど……確かにもう誰の手にもちせを止めることは出来ないのだから、ちせに余計な心理的ストレスを与えない方が良いんだろうね。
出撃を拒否するちせに代わって、自分が出撃していくミズキ。やってきた先はテツのいるところってか。爆風に倒れて気を失ってるテツにキスしようとしてるミズキだけど……相手は女房持ちだぞ。
おや、この時が例の展望台の逃避行ね。ミズキが身を挺して戦ってたから、とりあえず展望台まで行ける時間が稼げたって話ね。
ミズキが軍神になって本望だろうって言ってる長官。おまけにミズキが死んだお陰で薬のストックをちせに回せるって喜んでるって……酷い話だな。すでに薬の製造ラインも破壊されたような状況で戦争を続けてどうするんだって気がするんだけど……これは最終回で明らかになる話だからねぇ。相手を倒す以外は終わりの無い戦争だって話だから、仕方が無いといえば仕方が無いんだけど……
乳丸出しのちせ。なかなか良い形してるね。
例のアパートで敵兵に殺されてるテツ……おいおい、ちせとテツの出会いって全部パスかい。ま、確かに本編でやってるんだからわざわざ描く必要は無いんだけど、いきなしテツが死んだところのシーンが出てきてもねぇ……ま、ちせが戦争をやめるための区切りの事件としては必要だったんだろうけど……
結局、ちせがシュウジのところに飛び立つ時に長官以下を全滅させて来たって話ね。もうろくな物語じゃないな。SFとかラブストーリーとか言うより、ホラーだろ。ま、ここの連中は《最終兵器》の運用やってただけだから、こいつらがやられても日本軍の組織的戦争が終わったわけではないだろうけど……
で、ここから本編終盤のシュウジとの駆け落ち生活に続くってところか。
本編では描かれてない部分のちせの視点で戦いを描いてるって点では悪くは無いんだけど、本編で描かれてた部分は極力描写を避けてるから、本編の展開を完全に覚えてないと何がどう対応してるのかが不明なのが難点だね。
少なくとも、これだけ見たら何が何やらさっぱりの作品だと思うぞ。
◎惑星大怪獣ネガドン
電磁マガライザー方式作品って何じゃいっ!
「昭和100年……」
昭和天皇も長生きだね。
「世界の人口は100億を超え……」
少しは子作りを控えろよ>C国人。
「熱核爆弾による火星テラフォーミング計画成功……」
残留放射能が気になるんだけど……
おいおい、この雨の降る下町の光景もみんなCGってか?
地球と火星を往復する宇宙輸送船《いざなみ》……どう考えても大気圏内への出入りは考えられてなさそうだから、惑星の上空からは軌道エレベーターかシャトルボートで地表と行き来するしかなさそうだね。
10年前にロボットの重機甲化を果たせずに隠棲してる楢崎博士。しかし、昭和90年って西暦2015年だろ。そんな時代にMTガチャガチャ回して計算してるメインフレームなんか使ってるのか? で、実験中の事故で娘を失って研究の意欲を失ったってか。
一応、地上はリニアが走ってるのか……って、今でも上海では走ってるけどね。
いきなし積荷が爆発して地上に激突した《いざなみ》。町が一瞬で壊滅。後に出来た巨大なクレーター……そこから出現した怪獣がネガドンってか。
迎え撃つ防衛軍……はいいけど、昭和100年になってもスターファイターってか。せめてファントムとかイーグルとか出してやれよ。戦車のキャタピラに踏み潰されてる「うまい緑茶」の空き缶がなかなか。戦車は60式ぐらいか? 74式なら特徴あるから一目でわかるんだけど……ま、基本的に60年代の装備だな。
う~ん、さすがにCGでやると戦闘機の機銃掃射も絵になるね。
画面を左から右に流していくネガドンのビーム攻撃。東宝スコープならではの画面作りが往年の怪獣映画らしさ全開。今じゃシネスコで作ってもテレビ放映やビデオ化でトリミングされるの恐れて、端の方はあんましちゃんと使われないからね。
おや、ネガドンの落下点って調布かい。ずいぶん内陸に落ちたのね。
いきなし娘のことを思い出して、封印された倉庫を開ける楢崎博士。そこには巨大ロボット《MI-6 2号試作機》が……って、お約束な展開。
しかし、昭和100年になっても携帯電話は無いのね……というか、黒電話なとこ見たら、電電公社も民営化されずにそのままだな。
ネガドンをキャッチした《MI-6 2号試作機》はそのまま宇宙空間に飛び出して、怪獣に突撃して爆散……壮絶だね。
ロボットが出てからはテンポが速すぎて呆気ない展開なんだけど……けっこうドリル萌え萌えなロボットだったね。
《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
(第36話)
ある女を追跡してる郷と岸田。怪電波の発信源だという話なんだけど……だからって、何でラジウムを持ち歩いてるって発想になるんだ?
その女が吸血鬼って話で、空を飛んで逃げたからってMATに捜査の依頼が来たんだけど……世間を騒がせないために私服で捜査しろって、でもその判断基準、回によって全然違ってるのは気のせいか?
半年前にUFOが消えた事件があったから吸血鬼の正体は宇宙人だという次郎。おいおい、そんなことガキに指摘される前にMATが気付けよ。
被害者が女ばかりだからって囮に志願してる丘隊員だけど、それより前に被害者は別荘地で知り合った人ばかりっていう条件を忘れてないか?
吸血鬼は日本にはいないと思われてると言ってる岸田。ほんとか?
宇宙人は別荘地で死んだ少女の体を乗っ取ってるって話で、その少女の情報を探る郷たちだけど、父親の話では美しい娘を火葬にしたくないから棺おけに入れて埋葬したって……そりゃ埋葬時に無残な姿を見ずに済むだろうけど、遺体に特別な処置を施さない限り、結局は腐って朽ち果てていくだろうに。
で、墓地の棺おけを開けたら中に遺体が無かったっていうお約束。しかし、その場で丘隊員が襲われてるのは安直過ぎるね。別に本物の吸血鬼みたいに日中動けないとかいう話じゃないんだから、獲物を求めてずっと出歩いてるのが当たり前だろ。わざわざ墓地に戻ってきてる意味がわからんぞ。
逃げるところを追跡され、UFOが発見されてる宇宙人。地球人類を滅ぼすために若い女性を襲ってるって……そりゃ女性がいなけりゃ地球人類は子孫を残せずに滅びるだろうけど、そんなペースで一人一人ちまちまと女性を殺していても、生まれてくる女性の数の方がずっと多いんだから、全然効果が無いと思うぞ。
で、ウルトラマンを宇宙人の裏切り者だとか言ってるけど、宇宙人に統一組織があるとかいうんならともかく、異星人同士という点では地球人と同じなんだから、そんな理屈は通用しないだろ。
UFOを撃墜して安心してるMATだけど、それでマットアローを降りてしまって、怪獣の本体が現れたら銃で応戦するだけって、対応が無駄すぎ。それで倒せると思ってるのか?
ドラキュラスにエネルギーを吸われてくたばりかけてるウルトラマンがいとおかし。で、いきなしウルトラブレスレットで強烈な照明を浴びせてるウルトラマン……は良いけど、ドラキュラスは昼間の太陽光線のような光に弱いって……そりゃ、正体を現す前と全然違うじゃないかい。で、ウルトラマンに十字の剣で突き刺されてくたばってるとは哀れね。いや、十字じゃなくても剣で突き刺されたらお終いって話だろ。
◎ウルトラマンマックス
(第27話)
何か乱闘があったらしいアパートに通報を受けた警察がやってきたけど、部屋には住人らしき男と奇妙な生物の死体が……それはエレキングの幼体だってかい。しかも、それと同じ幼体の周波数が各地に多数発見されてるって凶悪な状態。
幼体のうちに早期に退治しようと出動するDASHだけど……効率悪そうだね。数がいるんだからDASHだけじゃなくUDFの他の実働部隊も出せよ。人海戦術でやらないと効果が無いだろ。
カイトとミズキが反応をキャッチして急行するも、幼体を見たミズキは昏倒。そこに現れたピット星人はマックスに手を引けとか言ってるけど、宇宙人の世界も管轄争いとかあるのかねぇ。
ピット星人にやられてマックススパークを奪われてるカイト、マヌケ過ぎ。ピット星人の方はモロボシダンからウルトラアイを奪った経験があるからお手のものだね。
エレキングのエネルギーを吸収する波長が人間の脳波に近いから、人間の脳からエネルギーを奪ってるとかいう話だけど……そんな微弱な電波を吸収するくらいならそこらの雑電でも吸収しといたほうがよっぽど効率的だぞ。むしろその周波数を使って脳波をコントロールする方が目的なんじゃないのか?
生きた幼体エレキングを持って逃亡するミズキ。そして町に出現してビルを破壊するエレキング。かっこいいね。
エレキングのプラズマ攻撃を巧みにかわしてるダッシュバードだけど、上空のピット星人の宇宙船からの攻撃でやられてるとはマヌケ。そして2体目のエレキング出現……
ミズキに取り付いてた幼体エレキングを引き離したのは良いけど、自分が襲われてるカイト。そんな状態でミズキに戦いに出撃しろとか言ってるけど……おいおい、脇から銃で幼体を撃つぐらいのことはしろよ。
1体目のエレキングを倒してるミズキのダッシュバード3……めちゃくちゃカッコ良過ぎ。地球人だけでエレキングを倒されてるのに驚いてるピット星人……はいいけど、生身で上空からピット星人の円盤に飛び込むなよ>カイト。成層圏ぐらいの高度あるんじゃないのか?
しかし、ピット星人の円盤の中のカメラワークって、『ウルトラセブン』辺りのカメラワークそのままだな。
ピット星人を倒し、マックススパークを取り戻して変身してるカイト。墜落していくミズキ機を助けてるけど、それを見上げてるミズキ。ウルトラマンもそばで見ると結構怖いと思うぞ。
最後に残ったエレキングは大気圏外に放り投げられてマクシウムソードで微塵切りって、哀れね。
《録り溜め消化》
◎最終兵器彼女 Another love song
(第1話)
日本を襲撃してきた謎の敵の編隊を壊滅して帰還して来る《最終兵器》。てっきり、ちせかと思ったらミズキとかいうねーちゃん。ちせの他にも《最終兵器》がいたのね。しかし、《最終兵器》の装甲って毎回使い捨てなのか?
で、基地で新たな《最終兵器》として改造されてるのが、ちせって話ね。そのちせの心の声を聞いてるミズキだけど……乳丸出しかい。
しかし、ちせは何で《最終兵器》にされたんだ?
すでに九州は陥落って……敵は幻獣かいっ! ま、中共辺りが人海戦術で攻めて来てるんだろうけど……
札幌に危機を察知して出撃していくちせ。これが本編の初期の頃の札幌空襲って話ね。しかし、司令部のコンソール画面とミズキがちせの思念を受け取ってる描写だけで済ますか? 戦闘シーンは本編を見ろってか。
ミズキは戦闘で部下を失い、自らも負傷して片足になって、それでもなお戦おうとして《最終兵器》に志願したってか。いや、ミズキの動機はどうでも良いから、ちせが《最終兵器》にされた理由を説明してくれよ。
制服着て学校に行こうとするちせを引き止めるミズキ。軍人さんの理屈をちせに強要するなよ。しかし、ちせの通学光景とか、全部モニターで監視されてたんか。こりゃ、シュウジもおいそれと変なこと出来ないね。
高知に集結してる日本軍。沖合いから攻撃してくる敵艦隊……は良いけど、テツってこんなとこで戦ってたんかい。で、そこにやってきたミズキ。なんかテツのこと知ってる感じだけど……と思ったら、《最終兵器》になる前はテツの上官だったのか。
《最終兵器》として限界に達してしまったミズキ。彼女が3日間眠ってる間に戦場に出てるちせだけど……敵軍の塹壕の前に現れたのは良いけど、持ってた武器が重くてこけてるとはマヌケね。
「ごめんなさい。わたし英語の成績あんまりやから、よくわからないの」
いや、相手の言うことわかったところでどうもならないと思うんだけど……
ま、戦場にやってきてとくわからんことを行ってる制服姿の女の子に混乱するのはわかるけど、むやみやたらに打ちまくった結果が、周囲一帯消滅って……悲惨ね。
戦う意志の無いちせよりも自分が適任だと主張するミズキだけど、もう兵器としては役に立たないって宣告されてるとは哀れね。
「彼女の意志など関係ない。兵器として優れているか否かだ」
完全にちせの人格は否定されてるな。おや、ちせが選ばれたのは《最終兵器》として適応する人間が、集められた中ではたまたまちせしかいなかったからってか。
ミサイルによって倒される通天閣……って、大阪かいっ! しかし、ちせはシュウジと逃走中って……1回、展望台まで逃げて、結局は戻っていったアレか? しかし、監視衛星まで打ち落としながら逃走って……逃げられてる側からすればとんでもない話だな。おまけに大阪はやられてるし……
自宅から出てシュウジのとこに向かおうとしてるちせの前に現れ、説得を試みるカワハラとミズキ……ってことは、展望台の話はもっと後か。結局、説得に応じて大阪に出撃したちせだけど……大阪城を中心に大阪市街もろとも連合軍を殲滅って、そりゃもう戦争じゃないだろ。敵にやられる被害とちせにやられる被害、どっちの方が大きいんだ?
関東に転戦していくテツの部隊。すれ違う戦車にマーキングされたちせの顔を見て、違うと思ってるみたいだけど……この時点ではまだちせと会ったことは無いのね。で、高知で見たミズキの記憶しかないって話か。
で、連合軍が関東侵攻目指して集結してくるって話で、いよいよ決戦が迫ってるって話なんだけど……本編の最終回見てたら虚しいだけだぞ。
(第2話)
関東決戦に向けて転戦していく中、ミズキのことを思い出してるテツだけど……ミズキの部隊って、ミズキが温情でテツを妻のふゆみのいる北海道に転属させた直後に全滅したってか。それでテツは生き残ってるのね。でも、こいつ、高知なんかで戦ってたとこ見たら。どう考えても北海道には戻ってないだろ。
自分がバケモノだと悩み、敵に対して謝りながら戦ってるちせ……いや、ちせの場合は戦ってるというより一方的に殺戮してるだけって方が正しいんだろうけど……兵器として過剰に進化してしまい、すでに自分の意志ではコントロールできなくなってしまってるって話ね。
敵機にロックオンされただけで過剰な迎撃行動をとるちせ。すでに敵味方も関係なく、周囲に向かって無差別攻撃ってか。それを止めようと飛び出したミズキだけど……無惨ね。いや、死んだわけじゃないんだけど。でも、それでちせが正気を取り戻したって話ね。画面には映ってないけど、おかげでテツが命拾いしたって話なんだろうね。
もう、ちせが戦っても戦わなくても戦局は変わらないだろうから、いざというときは彼氏の元に逃げろと言ってるミズキだけど……確かにもう誰の手にもちせを止めることは出来ないのだから、ちせに余計な心理的ストレスを与えない方が良いんだろうね。
出撃を拒否するちせに代わって、自分が出撃していくミズキ。やってきた先はテツのいるところってか。爆風に倒れて気を失ってるテツにキスしようとしてるミズキだけど……相手は女房持ちだぞ。
おや、この時が例の展望台の逃避行ね。ミズキが身を挺して戦ってたから、とりあえず展望台まで行ける時間が稼げたって話ね。
ミズキが軍神になって本望だろうって言ってる長官。おまけにミズキが死んだお陰で薬のストックをちせに回せるって喜んでるって……酷い話だな。すでに薬の製造ラインも破壊されたような状況で戦争を続けてどうするんだって気がするんだけど……これは最終回で明らかになる話だからねぇ。相手を倒す以外は終わりの無い戦争だって話だから、仕方が無いといえば仕方が無いんだけど……
乳丸出しのちせ。なかなか良い形してるね。
例のアパートで敵兵に殺されてるテツ……おいおい、ちせとテツの出会いって全部パスかい。ま、確かに本編でやってるんだからわざわざ描く必要は無いんだけど、いきなしテツが死んだところのシーンが出てきてもねぇ……ま、ちせが戦争をやめるための区切りの事件としては必要だったんだろうけど……
結局、ちせがシュウジのところに飛び立つ時に長官以下を全滅させて来たって話ね。もうろくな物語じゃないな。SFとかラブストーリーとか言うより、ホラーだろ。ま、ここの連中は《最終兵器》の運用やってただけだから、こいつらがやられても日本軍の組織的戦争が終わったわけではないだろうけど……
で、ここから本編終盤のシュウジとの駆け落ち生活に続くってところか。
本編では描かれてない部分のちせの視点で戦いを描いてるって点では悪くは無いんだけど、本編で描かれてた部分は極力描写を避けてるから、本編の展開を完全に覚えてないと何がどう対応してるのかが不明なのが難点だね。
少なくとも、これだけ見たら何が何やらさっぱりの作品だと思うぞ。
◎惑星大怪獣ネガドン
電磁マガライザー方式作品って何じゃいっ!
「昭和100年……」
昭和天皇も長生きだね。
「世界の人口は100億を超え……」
少しは子作りを控えろよ>C国人。
「熱核爆弾による火星テラフォーミング計画成功……」
残留放射能が気になるんだけど……
おいおい、この雨の降る下町の光景もみんなCGってか?
地球と火星を往復する宇宙輸送船《いざなみ》……どう考えても大気圏内への出入りは考えられてなさそうだから、惑星の上空からは軌道エレベーターかシャトルボートで地表と行き来するしかなさそうだね。
10年前にロボットの重機甲化を果たせずに隠棲してる楢崎博士。しかし、昭和90年って西暦2015年だろ。そんな時代にMTガチャガチャ回して計算してるメインフレームなんか使ってるのか? で、実験中の事故で娘を失って研究の意欲を失ったってか。
一応、地上はリニアが走ってるのか……って、今でも上海では走ってるけどね。
いきなし積荷が爆発して地上に激突した《いざなみ》。町が一瞬で壊滅。後に出来た巨大なクレーター……そこから出現した怪獣がネガドンってか。
迎え撃つ防衛軍……はいいけど、昭和100年になってもスターファイターってか。せめてファントムとかイーグルとか出してやれよ。戦車のキャタピラに踏み潰されてる「うまい緑茶」の空き缶がなかなか。戦車は60式ぐらいか? 74式なら特徴あるから一目でわかるんだけど……ま、基本的に60年代の装備だな。
う~ん、さすがにCGでやると戦闘機の機銃掃射も絵になるね。
画面を左から右に流していくネガドンのビーム攻撃。東宝スコープならではの画面作りが往年の怪獣映画らしさ全開。今じゃシネスコで作ってもテレビ放映やビデオ化でトリミングされるの恐れて、端の方はあんましちゃんと使われないからね。
おや、ネガドンの落下点って調布かい。ずいぶん内陸に落ちたのね。
いきなし娘のことを思い出して、封印された倉庫を開ける楢崎博士。そこには巨大ロボット《MI-6 2号試作機》が……って、お約束な展開。
しかし、昭和100年になっても携帯電話は無いのね……というか、黒電話なとこ見たら、電電公社も民営化されずにそのままだな。
ネガドンをキャッチした《MI-6 2号試作機》はそのまま宇宙空間に飛び出して、怪獣に突撃して爆散……壮絶だね。
ロボットが出てからはテンポが速すぎて呆気ない展開なんだけど……けっこうドリル萌え萌えなロボットだったね。
《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
(第36話)
ある女を追跡してる郷と岸田。怪電波の発信源だという話なんだけど……だからって、何でラジウムを持ち歩いてるって発想になるんだ?
その女が吸血鬼って話で、空を飛んで逃げたからってMATに捜査の依頼が来たんだけど……世間を騒がせないために私服で捜査しろって、でもその判断基準、回によって全然違ってるのは気のせいか?
半年前にUFOが消えた事件があったから吸血鬼の正体は宇宙人だという次郎。おいおい、そんなことガキに指摘される前にMATが気付けよ。
被害者が女ばかりだからって囮に志願してる丘隊員だけど、それより前に被害者は別荘地で知り合った人ばかりっていう条件を忘れてないか?
吸血鬼は日本にはいないと思われてると言ってる岸田。ほんとか?
宇宙人は別荘地で死んだ少女の体を乗っ取ってるって話で、その少女の情報を探る郷たちだけど、父親の話では美しい娘を火葬にしたくないから棺おけに入れて埋葬したって……そりゃ埋葬時に無残な姿を見ずに済むだろうけど、遺体に特別な処置を施さない限り、結局は腐って朽ち果てていくだろうに。
で、墓地の棺おけを開けたら中に遺体が無かったっていうお約束。しかし、その場で丘隊員が襲われてるのは安直過ぎるね。別に本物の吸血鬼みたいに日中動けないとかいう話じゃないんだから、獲物を求めてずっと出歩いてるのが当たり前だろ。わざわざ墓地に戻ってきてる意味がわからんぞ。
逃げるところを追跡され、UFOが発見されてる宇宙人。地球人類を滅ぼすために若い女性を襲ってるって……そりゃ女性がいなけりゃ地球人類は子孫を残せずに滅びるだろうけど、そんなペースで一人一人ちまちまと女性を殺していても、生まれてくる女性の数の方がずっと多いんだから、全然効果が無いと思うぞ。
で、ウルトラマンを宇宙人の裏切り者だとか言ってるけど、宇宙人に統一組織があるとかいうんならともかく、異星人同士という点では地球人と同じなんだから、そんな理屈は通用しないだろ。
UFOを撃墜して安心してるMATだけど、それでマットアローを降りてしまって、怪獣の本体が現れたら銃で応戦するだけって、対応が無駄すぎ。それで倒せると思ってるのか?
ドラキュラスにエネルギーを吸われてくたばりかけてるウルトラマンがいとおかし。で、いきなしウルトラブレスレットで強烈な照明を浴びせてるウルトラマン……は良いけど、ドラキュラスは昼間の太陽光線のような光に弱いって……そりゃ、正体を現す前と全然違うじゃないかい。で、ウルトラマンに十字の剣で突き刺されてくたばってるとは哀れね。いや、十字じゃなくても剣で突き刺されたらお終いって話だろ。
◎ウルトラマンマックス
(第27話)
何か乱闘があったらしいアパートに通報を受けた警察がやってきたけど、部屋には住人らしき男と奇妙な生物の死体が……それはエレキングの幼体だってかい。しかも、それと同じ幼体の周波数が各地に多数発見されてるって凶悪な状態。
幼体のうちに早期に退治しようと出動するDASHだけど……効率悪そうだね。数がいるんだからDASHだけじゃなくUDFの他の実働部隊も出せよ。人海戦術でやらないと効果が無いだろ。
カイトとミズキが反応をキャッチして急行するも、幼体を見たミズキは昏倒。そこに現れたピット星人はマックスに手を引けとか言ってるけど、宇宙人の世界も管轄争いとかあるのかねぇ。
ピット星人にやられてマックススパークを奪われてるカイト、マヌケ過ぎ。ピット星人の方はモロボシダンからウルトラアイを奪った経験があるからお手のものだね。
エレキングのエネルギーを吸収する波長が人間の脳波に近いから、人間の脳からエネルギーを奪ってるとかいう話だけど……そんな微弱な電波を吸収するくらいならそこらの雑電でも吸収しといたほうがよっぽど効率的だぞ。むしろその周波数を使って脳波をコントロールする方が目的なんじゃないのか?
生きた幼体エレキングを持って逃亡するミズキ。そして町に出現してビルを破壊するエレキング。かっこいいね。
エレキングのプラズマ攻撃を巧みにかわしてるダッシュバードだけど、上空のピット星人の宇宙船からの攻撃でやられてるとはマヌケ。そして2体目のエレキング出現……
ミズキに取り付いてた幼体エレキングを引き離したのは良いけど、自分が襲われてるカイト。そんな状態でミズキに戦いに出撃しろとか言ってるけど……おいおい、脇から銃で幼体を撃つぐらいのことはしろよ。
1体目のエレキングを倒してるミズキのダッシュバード3……めちゃくちゃカッコ良過ぎ。地球人だけでエレキングを倒されてるのに驚いてるピット星人……はいいけど、生身で上空からピット星人の円盤に飛び込むなよ>カイト。成層圏ぐらいの高度あるんじゃないのか?
しかし、ピット星人の円盤の中のカメラワークって、『ウルトラセブン』辺りのカメラワークそのままだな。
ピット星人を倒し、マックススパークを取り戻して変身してるカイト。墜落していくミズキ機を助けてるけど、それを見上げてるミズキ。ウルトラマンもそばで見ると結構怖いと思うぞ。
最後に残ったエレキングは大気圏外に放り投げられてマクシウムソードで微塵切りって、哀れね。