たそがれロ~ド、たそがれ浪漫

定年後のセカンドライフに突入したたそがれオヤジ。その新たな再出発のドタバタ、そして夢と希望を書いてます。

休日雑記3月19、20日

2005-03-21 | 日々のこと等
3月19日(土曜日)
青春18切符を使って旅に出る。
最後まで気持ちが決まらなかった奥方も朝に一緒に行くと言ってくれた。
たそがれオヤジの予定では司馬さんが大好きだった近江の琵琶湖を北陸線、湖西線でまわった後に京都へ入り、京都市内を散策した後花灯路を見て帰ってくるつもりだったが、司馬さんへの思い入れがない奥方には琵琶湖路はつまらないだろうと、京都だけにした。
たそがれ単独の旅立ちよりはゆっくりめに家を出て喫茶店のモーニングで朝食。
金山駅を8時33分に乗る、米原を経由して京都まで約2時間少々。
立つこともなくゆっくりと移動することができた、持参した塩野七生のローマ人の物語も少しは読むことができた。
11時前に京都着。すでに空腹をおぼえていたたそがれオヤジはさっそく昼食を考えるのだが、その前に行っておかなければならないところがあった。
念願の亀廣永のしたたりだ。
用意した地図を片手にスイスイと目的地まで(大丸百貨店を目印にして意外と簡単だった)。
家用、奥方の実家用、それに友人一家用と3本を購入。羊羹だけあってズシリと重い(これを背負って歩いたのが脚に負担がかかったか?)。
これで最大の目的がひとつクリア、あとは昼食をどこでとるかが問題。
たそがれの眼は、酒が飲めるところについつい向いてしまい奥方の不評を買うので注意が必要。
この日は運良くいいところに行き当たった。
京料理 にしむらがそれだ。
2500円で京料理のお弁当が食べられると見て、なんとなく入りにくさを感じながらも入ってみる。
薄口の上品な味で、奥方にも気に入ったようだ。その好評で飲んだビールもうまい(笑)。
さほどの量とも思えなかったがけっこう腹もふくれいよいよ京都市内の散策へ取りかかる。
今日のテーマは椿
先週買った雑誌「サライ」に椿の名所とあった哲学の道あたりの霊鑑寺、法然院が目的地。
地下鉄の東西線・蹴上から歩き始める。
南禅寺のレンガ造りの水路閣(テレビでよく見かける、→ここで動画も見られる)を見てから哲学の道に入る。
霊鑑寺は小さなお寺、知らなければほとんど見過ごしてしまうだろう(そう見えたけど、HPでみるとそうでもなさそう、公開しているときに行くと違うのかも)。椿もあったがまだ時期が早いのか、記事ほどのものでもない。
だが、めげずに歩き続ける。
3連休の初日というのに、意外に哲学の道には人は少ない。
いつもは銀閣寺から入る道を逆行しているのも感じが変わっておもしろい。
たそがれの家は浄土宗。
法然院は法然上人ゆかりのお寺になる。
意外といっては失礼だが、閑静ないいお寺だった。椿はそこここに見受けられたがまだ早いようだった。
哲学の道沿いにはいろんな店が出ている。
わらび餅で小休止、ほうじ茶のソフトクリーム、山栗の黒糖漬け(マロングラッセのような味わいがある)、どれも奥方に好評(こんなに奥方の好評に行き当たるのはめずらしい・・笑)。
銀閣寺道からはずれて百万遍を通って出町柳まで歩く。ここで4時頃。
四条か五条か、少し迷ったが四条の方が夕食を摂りやすいだろうと四条まで京阪に乗車。
四条の河原町側で店を探すがなかなかこれはという店に行き当たらない、奥方が焦れてくるのがわかる(ほとんど4時間歩き通しだから・・・)。
30分ほど歩き回って、高瀬川沿いの蕎麦の店で夕食。最後の店は奥方には気に入らなかった様子。
一日中満点というのは、やはり無理だった(笑)。
気を取り直して最後の花灯路に向かう。まだ6時前だからゆっくりと時間をとるつもりで祇園の中を通り抜ける。
いままでその気になって探すこともなかったが、けっこう雰囲気のいい店でそれなりの値段で食事できそうなのを発見する。次回に楽しみができた。
清水方面を目指して上っていくと、八坂の塔に出た。近くで見るのは初めてだ。
絶好のカメラアングルになるらしくカメラの砲列が出来ていた。ここらあたりでようやく薄暗くなる。人も多くなってきた。
適当に歩いていくと、湯豆腐の奥丹に出る。だいたいの地理的見当がついた。
ここで引き返すことに決めて、二寧坂を下りていく。
もう、灯籠など見えない人の流れをかき分けるようにして下りていく。
去年はまだ静かだった石塀小路も今年はカメラの砲列ができるほど。
それでも、奥方は携帯電話のカメラを使って何カ所かで撮影。
ここらあたりで既に歩数は2万歩を楽に超えている。
昨年は八坂神社までで終わったが、さらに青蓮院まで脚を伸ばすことにした。
人の波はさすがに清水側に比べて少なくなる。
闇の中に灯籠だけが浮かぶ感じで、華やかさは格段に落ちる。
だが、雰囲気を味わいながらゆっくりと歩くにはこちらの方がいいのかもしれない。
しかし、たそがれ夫婦は、やはり疲れていたようだ。雰囲気を味わう余裕もなく通り過ぎるのみ。
東西線・東山から烏丸線・烏丸御池を経由して京都駅。
8時前の列車に乗って名古屋着10時20分過ぎ。
さすがに疲れて風呂もそこそこにバタンキュー。
歩行は27千歩。

しかし、大変な京都土産があった・・・・。
 花粉症!!
夜中、いつものようにネットにつなごうとして起き出したのだが完全に鼻が詰まって口でしか息ができない。
鼻からは意志とはかかわりなく鼻水がしたたり落ちる状態。
今までとは違った症状に半分パニック状態。
それでも2時間くらいでようやく鼻も通ってくれて呼吸だけは楽になった。
ホッとしたたそがれであった。

3月20日(日曜日)
花粉症の峠は越えたようだが、出かける元気が出ない。
それに27千歩の後遺症か、脚の付け根が痛む。
JR高島屋で「白洲正子の世界展」、それに愛知万博を記念して開催される環境大学の記念講演会(講師はC・W・ニコル)に行く予定をしていたがあえなくリタイア。
午後に図書館にでも行ってみようとも思ったが、それもできず、結局家を一歩も出ずに一日を過ごす。
そのおかげでblogのログを幾つか投稿できたのが儲けものだったろうか。
歩行はゼロ歩。
それにつけても、わが奥方は立派である。
たそがれとおなじ距離を歩いていて、翌日はいつもと変らず動いている、見上げたものだ。







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