たそがれロ~ド、たそがれ浪漫

定年後のセカンドライフに突入したたそがれオヤジ。その新たな再出発のドタバタ、そして夢と希望を書いてます。

ゆずりはを、見つけた

2005-12-04 | 日々のこと等
12月3日(土曜日)
祖父江町のイチョウを見るため家を出た。図書館をまわっているうちに空模様があやしくなりぱらついてきた。下り坂懸念のためイチョウを断念してただひたすらに歩きまわる。
通算すれば3時間から4時間は歩いただろう。かなり左足にダメージを受けた、ひさしぶりの長距離・長時間だったからだろうか。
お四国歩き遍路の大目標に比べれば、3~4時間など1日の行程の半分から2/3だろう。まだまだ目標にほど遠い。
歩いている途中で「ゆずりは」を見つけた。以前ブログに書いた河井酔茗の「ゆずりは」を思い出して携帯で撮ってみた。

ゆずりは  「花鎮抄」より
                      河井酔茗
こどもたちよ、
これはゆずりはの木です。
このゆずりはは
新しい葉ができると
入れ代わって古い葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉ができると無造作に落ちる、
新しい葉にいのちを譲って。
 
こどもたちよ、
おまえたちは何をほしがらないでも
すべてのものがおまえたちに譲られるのです。
太陽のまわるかぎり
譲られるものは絶えません。
 
輝ける大都会も
そっくりおまえたちが譲り受けるものです、
読みきれないほどの書物も。
 
みんなおまえたちの手に受け取るのです、
幸福なるこどもたちよ、
おまえたちの手はまだ小さいけれど。
 
世のおとうさんおかあさんたちは
何一つ持っていかない。
みんなおまえたちに譲っていくために、
いのちあるものよいもの美しいものを
一生懸命に造っています。
 
今おまえたちは気がつかないけれど
ひとりでにいのちは伸びる。
鳥のように歌い花のように笑っている間に
気がついてきます。
 
そしたらこどもたちよ、
もう一度ゆずりはの木の下に立って
ゆずりはを見る時がくるでしょう。


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