たそがれロ~ド、たそがれ浪漫

定年後のセカンドライフに突入したたそがれオヤジ。その新たな再出発のドタバタ、そして夢と希望を書いてます。

休日雑記7月23、24日

2005-07-24 | 日々のこと等
7月23日(土曜日)
青春18切符で旅に出る。
前々から行きたいと思っていた。
去年だったら気持ちも充実していたから何日も前から計画を練ってどこへ行きたいか、なにを見たいか、なにを食べたいか、決まっていただろうが、今年はなにか燃えるものがない。
いきたいところはいくつかあるのだが、「23日に行くぞ」とせきたてるものがない。
もともとあまり活動的じゃないたそがれオヤジが昨年だけ一過的に燃え上がっただけなのだろうか。
来年に定年を迎えるにあたって、予行演習的にやっているのだが本番のリタイア後には燃え尽きてしまっているのではないかと、心配だ。
さて、旅の行く先は京都。蓮の寺で有名という御室の法金剛院を目指す。目的の地はここだけであとはひたすら歩くことを目的とする。
7時前に家を出て大曽根から金山、岐阜、米原と乗り継いで京都に9時45分着。
そこからさらに嵯峨野線(山陰線)に乗り換えて花園まで、10時過ぎに到着。
ここでおもしろいことに気づいた。
大曽根から京都までの乗り継ぎはインターネットで調べたのだがおなじ区間の検索なのに、発時間指定と着時間指定では結果が少し違って出てきた。
おなじ米原へ行くのに、岐阜乗換えと大垣乗換えとふたつの結果が出てきたのだ。
要するに金山から米原へ行くのに、①岐阜で乗り換えるか②大垣で乗り換えるか、おなじ列車に乗るのだけど違って表示されるわけだ。
ここらあたりが、コンピューターの恣意的なところだろうか。時刻表を見ないと気づかないところである。
さて、法金剛院である。
せっかくの目的地入り口に看板あり。

ここまで来て引き返すこともならず参拝をさせてもらう。
なんでも、蓮の花の狭間であったらしく今蕾が多いので来週あたりにはまた多くなるのでは、という話だった。
蓮一面の池に花があればさぞかし趣きのあるお庭だろうと少し残念。まら来年訪れる楽しみができたというものだ。
それに参拝客のオバサンの会話から、草津に蓮のすごいところがあるという情報。
(たぶんここ)楽しみができた。
花園付近は大きな寺院が多いところだ。
妙心寺、仁和寺とめぐる。
妙心寺などは多くの塔頭を有した広大なものだ。
仁和寺はそれほど古い建物ではないとのことだが趣きがあるいいお寺だった。屋根が瓦葺じゃなく桧皮葺であるのがいい。高校あたりで習った古文の今昔物語の鼻のお坊さんはここの話じゃなかったかな、、と思い出す。御室の桜でも名高いところだが夏の日差しの中ではそれを想像することもできない。
仁和寺を出てあとはひたすらにしたたりの亀末廣がある錦小路あたりを目指す。
京都市内では交通機関を使わないつもりなので、頼るは自前の脚だけ。
その脚が今日はどうにも頼りない。重いというのじゃなく、なんとなく力が入ってないという感じなのだ。
この調子じゃ、四条烏丸からは地下鉄に乗らないといけないかな、、などと思いながら亀末廣までたどりつく。
目的の「したたり」を買って一安心(ちなみに、帰宅後の奥方の言葉「なんとなくこれを買ってくるような気がしていた」と期待を裏切らなくてよかった。夫婦の気持ちが通じ合うのもめずらしいことである 笑)。
少し遅めの昼食で少し元気が戻り、さらに京都駅まで足を伸ばす。ここで2万歩となる。
京都駅地下のコーヒーのイノダ(このところお気に入り)で一服。元気を回復する。
だが、ここから醒ヶ井の梅花藻のライトアップまで足を伸ばす元気もなく早めに帰途につくことにする。
ここまでめずらしくビールを控えていた。缶ビールを買って乗り込んだのはいうまでもない(笑)。
京都から米原・名古屋・大曽根を経由して我が家に帰宅したのは6時半頃。
うす曇りで日差しが強くなかったのは助かった一日だった。
今日の歩数:2万4千歩

7月24日(日曜日)
今日は、名古屋駅前で薪能が行われる。
友人が応募したと聞いたので、彼のスベリ止めのつもりで応募しておいたものが当選したのだ。
ところが、その当選通知のハガキを見た奥方がめずらしく行きたいと言い出し付き合うことになった。
4時からの受付ということだがいい席を取るには早く並ばないと、と思い昼飯を食べて出発。
北図書館で1時間ばかり過ごして、後はひたすら駅前まで歩く。家からの行程は約1万歩だったから約1時間半というところか。今日も曇りがちで比較的歩きやすい。
名古屋駅には3時少し過ぎに到着。
すでに100人ほどが並んで受付を待っていた。
ひたすら忍耐の時を過ごし2名分の座席を確保。早めに並んだ甲斐あってほぼ舞台の正面に席を取ることができた。
ここでビックリ。先日の投資勉強会の懇親会でお逢いした方と偶然に席が隣り合わせ。
その方はこの名駅薪能には3回目の参加とのこと。今回は応募のハガキを50通出してようやく1通が当たったとのこと。たそがれは1通出しただけで当たったのだから極めて運がいいわけだ。
どうもこれで運を使い果たして今月の投資成績が芳しくないようだ(苦笑)。
隣り合わせたおかげで6時の開演時間まで投資や能の話で話がはずんだ。
6時開演。
演目は、「安宅」に「土蜘蛛」あいだに狂言が入る。
いずれも能について何も知らないたそがれオヤジでもなんとなく知っている程度に有名なものだ。
駅前の喧騒を忘れて引き込まれる魅力はあるものの、なにを言っているかわからない語りには閉口。
まだ、セリフがわかりやすい狂言のほうがとっつきやすい。
「土蜘蛛」は蜘蛛の糸をふんだんに使ったスペクタクル物といっていいだろう。強い風で蜘蛛の糸が効果的に使われなかったと思われるが、初心者の目を奪うには十分だった。
8時半終演。
雲が厚くなって雨も心配したが幸い降らずに済んだのはなによりだった。
市バスにて帰宅、9時30分。
本日の歩数:1万2千歩

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
足をいかして (anikobe)
2005-07-25 16:59:05
青春とくとく切符を使って、脚をフルに生かしてのいい休日でしたね。

たそがれさんらしいなあと感心しています。

法金剛院の蓮、残念でしたね。「関西花の寺二十五ケ寺になっていますので、3回行きましたが、見事なものですから、またのお楽しみにお尋ね下さい。

「したたり」お土産にしっかりでしたね。

あれは、たそがれさんに教えていただいたので、京都に行くと必ず立ち寄ることにしています。
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関西花の寺二十五ケ寺 (たそがれオヤジ)
2005-07-25 20:00:02
コメントありがとうございます

二十五ケ寺で、京都市内は法金剛院だけなんですね。

anikobeさんの地元の奈良県は7ケ寺ですね。

京都、奈良あたりなら日帰り圏内ですから対象になりますね。楽しみがひとつ増えました。
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花の寺 (anikobe)
2005-07-26 10:40:02
京都府では、福知山に観音寺。綾部に楞厳寺があります。

「心華帖」を買いますと、25のお寺を4回朱印してもらえるようになっています。平成6年から始まって、2回目を終え、3回4回目をばらばらにまだ残っています。

2回目の万願寺が、法金剛地で、住職の色紙を頂きました。縁とは不思議なもので、法金剛院の住職が五條市の方で、昔父の教え子だった人でした。私の心華帖の住所を、そのお姉さんが見られて、驚いて声をかけてくれました。お姉さんも近くのお寺の嫁いでおられて、蓮の季節にお寺に手伝いにいらしてたのです。だから、法金剛院はとても印象に残っているのです。

退職なさったら、88箇寺のお参りもおありでしょうが、お花の寺も良いですから、おすすめです。なぜ4回もかといいますと、沢山の花のあるお寺では季節によってまた違うので、このようにしたのでしょうね。

私は、3回目が6か寺、4回目が、16か寺残っています。まだまだ、楽しみがあるのです。
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