たそがれロ~ド、たそがれ浪漫

定年後のセカンドライフに突入したたそがれオヤジ。その新たな再出発のドタバタ、そして夢と希望を書いてます。

青春18切符:湖南の旅

2006-08-31 | 日々のこと等
8月26日(土曜日)
8月のはじめに買った青春18切符はまだ一枚も使わずに今回が初使用。
気乗り薄な奥方を「比叡山へでもどう?」と誘い出す。
米原へ向かう車中、前日に買い込んだ滋賀県のガイドブックを見ながら、簡単に方針変更(笑)。

紫式部が源氏物語の構想を練ったと伝えられる石山寺。それに大津の三井寺(園城寺)をめざし、時間があれば比叡山へ登るという計画に変更する。

瀬田川河畔の石山寺は、緑につつまれた清々しい風情がいい。
山門を入ったなんの変哲もない参道だが緑がやけに鮮やかで輝いてみえる。

深い緑の木立越しに撮った石山寺本堂。有名な清水寺の舞台を小さくしたような造りだ。

写真で見ると山奥深くのような感じだが、すぐ前を瀬田川が流れ少し離れて京阪鉄道が走り名神高速が通っている結構便のいい場所なのだ。
青春18切符の旅の出だしは好調(笑)。

次の目的地は、三井寺別名を園城寺。(ネットで調べたところ、正式な名前は「園城寺」のほうである由)
京阪電車で三井寺駅へ。
チンチン電車のような可愛らしい路線。ホームの幅は1メートルくらいしかないところもある。駅と駅の間隔もかなり短い。石山寺駅と三井寺駅の間には11もある。これで運賃230円はやすい(笑)。
三井寺駅から疎水沿いに歩く。坂道を上っていく方へ疎水が流れるのはなにか変な感覚。その疎水が山を貫いて京都側へ流れていく。春には桜が美しそうだ。桜の季節はなにも人が混む京都へ行くのが能じゃないと思う。来年は近江一帯を旅することにしよう。
歩いて10分ほどで寺の下まで到着。そこから150数段の石段を登ってようやく本堂に達する。これだけの石段で息を荒くするとは・・体力の低下を痛感する。
しかし、見晴らしはいい。眼下に琵琶湖が見渡せる。

本堂そのものは有名なわりには意外にこぢんまりしている。広大な寺域を有しているとネットにあるのだから、ほんの一部分を見ただけなのだろう。

三井寺参拝を終えてもう昼を過ぎている。ふたりともかなり空腹をおぼえている。それなのに、無謀にも地図も見ず大津駅に向かって歩き出す。
行けども行けども、食欲をそそるような店は見つからない。とうとう大津駅に着いてしまうが周辺はビジネス街っぽい雰囲気で適当な店がないありさま。
ふたりともかなり機嫌がわるくなり険悪な雰囲気(空腹はイカンです)。
目についた蕎麦やへ飛び込む。幸い奥方は気に入った様子でまずはホッと一息。

もう比叡山はあきらめ、変更した目的地彦根へ向かう。改装なった彦根城を見て見ようという算段で、あわよくばうまいものを食したいという腹づもり。

おぼろな記憶ではたいした距離ではないと思っていた彦根城。けっこう時間がかかる。さらに苦手の坂まであるのだから苦しい。

そして三層の天守閣をのぼる階段は、階段というよりもうハシゴ。しかしそれだけにコンクリート造りの名古屋城などとは比べものにならない歴史を感じさせる建築物。
天守からは琵琶湖が一望に見渡せる。残念ながら窓には金網が掛けられてうまく撮れないのが残念。

彦根城は来年2007年が築城400年でそこらじゅうで改築中、歩きにくい山道を通って次なる目的地の玄宮園へ移る。
玄宮園は彦根城の入園料とセットになって500円也。

閉園時間も迫って人が少なくなかなか風情がある庭園だが、ゆっくりめぐる余裕もなく最後の目的地である夢京橋キャッスルロードへ向かう。そこへ行けばうまいものが食べられるだろうとの胸算用なのだが。
城の近くかと思っていたが意外に時間がかかる。疲れてきたのか、奥方のご機嫌がかなり傾いてゆくのがわかる。アセアセ・・・。

夢京橋キャッスルロード。人工的に開発された商業地でスッキリとしたいい感じなのだが意外に人が少ない。
食べ物店も、土地柄か近江し牛をメインにした店が多いが、今日の我々の食欲をあまり刺激しない。(せっかくの城下町だから、和食といきたい気分)
が、空腹感は増すばかりで、妥協の結果選んだのは平凡な洋食屋。

1日駆け回わり観光気分は満たされたが、もうひとつの目的である食欲の満足はどうも不十分だったようである。



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