名古屋城本丸御殿トークセッション
日時:2006年3月23日(木) 18:00~20:00
会場:名古屋能楽堂 中区三の丸一丁目1-1
■講演会:テーマ「名古屋城本丸御殿復元に向けて」
基調講演:荒俣 宏氏(作 家)
■トークセッション(50音順)
荒俣 宏氏 (作 家)
柴田 昌治氏 (日本ガイシ株式会社会長)
原田 鎮郎氏 (建 築 家)
松原 武久氏 (名古屋市長)
コーディネーター 夢童由里子氏 (造形作家)
世界的な文化遺産であり、「ものづくり名古屋」の原点とも言える名古屋城本丸御殿。創建当時、400年前の姿そのままに、千年の木の命を保つ書院造で復元したいと考えています。「匠の技、伝統文化、自然の大切さ」を後世に伝える象徴として、市民の皆様と共に本丸御殿復元を進め、名古屋文化を継承していきます。
「ベテランズカレッジ」の仲間に申し込んでもらって3人で行く予定だったが、他のふたりが所用で出られなくなりひとりで行く。
奥方を誘ったのだが、「お友達とお茶しにいく約束があるから、ごめんね」と断られてしまった。亭主はお友達よりも優先度が下とは兼ねて覚悟のことであったがやはり腹が立つ(笑)。
株のほうではせっかく何日もかけて上がってきたのが一日でふいになるような下げ、たいした損ではないが気分がわるい。
そんな気持ちも講演会で少しは晴れたようだ。
その講演会の印象を列挙。
1.名古屋を見直すきっかけ
「帝都物語」の荒俣宏氏がいろいろと名古屋をヨイショしてくれた。名古屋に住んでいながらあまり名古屋のことを知らないということがよくわかった。
リタイア後の知的好奇心の対象のひとつとなるかもしれない。
2.能楽堂
会場の能楽堂には初めての入場だったが、木の清らかな美しさが印象的。
今度はなにかの公演で来てみたいものだ。
3.松原市長
名古屋の松原市長の話を初めて聞いた。
たそがれオヤジはまだこちらに住民票を移してないので選挙権の対象としてみたことがなかったが、なかなか人間味あふれた説得力のある話し方。有能な行政マンという印象を受けた。
4.
春姫道中
名古屋城本丸御殿建築プロジェクトのイベントとしてすでに十数回行われているという。
今年は見てみようかな。
5.杉本健吉画伯の思い
松原市長が語った秘話?
能楽堂の舞台の背景(鏡板というのかな?)「若松」を描いたのが杉本画伯。
杉本画伯はその制作費「ン百万ではなく、桁がひと桁上」とのこと、それを全額本丸御殿再建に寄付されたとのこと。
杉本画伯の生前に再建の槌音を聞かせて差し上げられなかったことが、悔いとなって残っていると市長は語った。
画伯がそれほどの思いを残されたこの事業、それだけでも価値があると思えてくる。