良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

小さなレディー

2006-03-22 23:09:47 | 良い子、良い親!
 昔は、けっこう子供にも「おめかし」をさせて出かけたものです けれど、ここ10年、子供達の服装も変わりましたねえ まあ、子供だけではなく、大人だってあまりTPOがなくなった?そんな気がしています どんどんとラフになっていく服装に比例して、立ち居振る舞いもラフになってきた・・・どう思われますか?

 先日、いきつけのレストランでのことです
ちょっとオシャレなレストランで、どちらかと言えば「家族向け」というよりも大人の雰囲気のあるお店 
 ところが、ふっと向こうのテーブルに目をやると二組の母子 小学校1,2年生に見える女の子達は、とってもかわいいワンピースを着せてもらい、とっても上手にお料理を食べています
 時々、ママ達が食べ方を教え、お嬢さん達はそれを真剣に聞き、習っている様子 でも、和やかさに違いはありません。

 最後まで、子供がいる、とは感じさせない静かなテーブルで、帰られる時にも、子供達はきちんとお店の方に「ごちそうさまでした」とごあいさつをして・・・
 何とも優雅に見えました
たぶん、それなりの機会だったのでしょうが、ドレスアップしたお嬢さん達の雰囲気、そのテーブル周辺の空気等、とてもあたたかいものでした

 立ち居振る舞いは、なかなか一朝一夕に身に付くものではありません。
たまには、ちょっとかしこまった装いで、「いつもとは違う雰囲気」を味あわせ、身に付けさせる・・・
 こんなこともいいんじゃないかな?そう思いました

考える親、学ぶ親

2006-03-21 15:39:28 | 良い子、良い親!
 このブログを書き始めてから、私はなるべく毎日、新しいものが書ければいいなあ、と考えています まあ、思いついたことを好き勝手に書いてはいるのですが、本当はそれなりの意図があって書いているんですよ
 少しでも、子育て中のママ達の参考になること書こう、とか、ほっとできる話題を提供しよう、とか、考えるチャンスになるように・・・とか
 だから、どのくらいの方が、どんな経緯で読んでくださったのか?など、アクセス解析にも興味を持っています。

 そんな中で、「鼻のかみかた」という言葉を入力して、私のブログに辿り着いた方が思いのほか、たくさんおいでになることに気づきました (「鼻のかみかた、教えてあげましょう」)
 いらっしゃるんですねえ、風邪を引いて、なかなか上手に鼻がかめない我が子に、何とか上手くかめる方法はないかなあ、と思案しているパパやママ・・・
 「鼻のかみかた」以外に、ブログでご紹介して、読者のお役に立つようなノウハウは今は思いつかないのですが・・・ これからもいろいろと考え、書いていきたいと思っています

ベビーカーママのひとこと

2006-03-20 23:14:28 | 良い子、良い親!
 ベビーカーが市民権を得て、子育てが楽になった・・・というようなことを、私はいろんなところで書いたり、話したりします。しかし、先だって、私は自分のホームページで、非常識なベビーカーママの行為を書いたところ、さっそくインターネットの掲示板に「子育て事情を知らない、ひとりよがりの押しつけ意見」と書かれてしまいました
 いえいえ、ベビーカーがいけない、とか、悪い、とか言いたかったわけではなく、便利になったのだから、せめて、気遣い、心遣い、子供を連れている時の配慮のようなものは欲しいですねえ・・・と伝えたかったわけです。

 さて、私が今朝電車に乗ると、ドアが閉まりますよのアナウンスと同時に、4組のベビーカーママ達が「セーフ」という感じで乗り込んできました 4組、一同に介すると、なかなか圧巻です
 たぶん、一駅先の保健所で何かあるに違いない・・・とふんでいたら、やっぱりそうです。きっと、3歳児検診のようなものがあるのでしょうね

 するとそのベビーカーママ、保健所の最寄り駅に着いたとたん、乗客のほうを向いて、「すみません、先ほどはお待たせをして 私達、降ります」と声をかけました。続いて、他の3組のママ達も、ペコリと頭をさげました
 
 何だか、とっても和みました その人達が降りて、電車がホームの横を走り抜ける間、多くの乗客達は、そのベビーカー軍団に目をやり、にこやかに見ていたと思います

 ちょっとしたことですよね 私はそのお母さん、私はきっと他の物に対しても気が利き、言葉が足りる人だと実感しました

おばあちゃんの過信

2006-03-19 17:14:41 | こまりん子、こまりんパパママ
 朝、車を運転している時のことです
前方に駐車中の車。そして、小さな子供を抱っこして、その車に乗せようとしているおばあさん、もう一人その横に3,4歳の子供

 私は全身で「徐行だ 絶対に徐行の必要ありだ」と感じ、ゆっくりとブレーキを踏みました
 案の定、おばあさんの横にいた女の子は、急にくるりと向きを替えると、反対側の公園に向かって走り出しました。要するに、私の車の前に飛び出してくるかたちです

 もちろん、私はすでにブレーキを踏み、スピードを落としているので、問題なく止まることはできますが、何より呆れたこと・・・
 それは、おばあさんが、孫であろうその女の子が反対側に飛び出したことに気づくまで、ものすごく長い時間を要したこと、そして、その子の無理な横断を止めるため、下の孫を抱っこしたままでおばあさんが走り出すタイミングがあまりに遅かったこと・・・この2点でした

 先日、ご近所の若いお母さんとの立ち話で、ご実家にお子さんを預ける、ということが話題になったことがあります そのお母さんは憤慨しているのです

 「聞いてくださいよ!うちの母ったら、二人の孫を同時には預かれない、って言うんです。なんで?って聞いたら、だって自信がないからよ、って言うんですよ。孫にせがまれて公園に行っても、年とっちゃって、何かあったとき、私はもう昔みたいに「ぱっと行動できないもの」って。ホント、うまいこと言って、預かりたくないものだから・・・意地悪ですよねえ

 私は、そのお話を聞いたとき、「お母様は意地悪なんかじゃなくって、きっと用心深く、責任感の強い、賢いお母様なんですよー」ってお答えしたのですが・・・
 いやいや、今日ほど、そのおばあちゃまが「いかに賢明な判断をなさっているのか」「いかにご自分の年齢や身体能力を理解しているのか」を実感しましたねえ

 どんなに気持ちがあっても、やはり筋力や体力がついていかない、ということはあります。それを、しっかり自分で理解し、認識することはむずかしいことでしょう

 以前、「勘違いのおじいさん」のブログを書きましたが・・・
 今日のこのおばあちゃんは勘違いではなく、「過信ですよ、おばあさん」ですね

手をつなぐ - いいですよー! 

2006-03-18 23:22:07 | すてきパパママにご提案
 急ぎ足で駅に向かう私の前に、手をつないで歩く母子の姿が見えました 手をつなぐ姿・・・何だか久しぶりに見た気がしました。
 
ゆっくりゆっくり、お母さんは子供の歩調に合わせて歩き、子供はときどきママのほうを見上げて何かをしゃべっています ママは子供のほうを見て、また応えます・・・つながれた手と、お互いの顔と顔、視線、それらが、とてもあたたかいものとして伝わってきました
 
最近では、手をつないで歩く親子は少なくなったなあ、と思います。
昔は、幼稚園の送迎時には、かならずそういう姿が見えたものですが、今は、ママ達はママ達で数人かたまって歩きおしゃべりをして、子供達は親の先を、どんどんと走ったり、止まったりしながら、進んでいます
 これは、登降園時の振る舞いには非常に厳しい名門と呼ばれる幼稚園でも、事情は同じ ママ達はおしゃべりに興じ、子供達は先を急ぐ・・・道徳的見地からも、危険性という意味でも、これは最低ですよね

 手をつなぐ効果、大きいですよ 危険を回避するだけでなく、手をつなぐことによって手から伝わる温度、相手の温もりを感じる、というのは、想像以上に意味のあることだと思っています。 「手をつなぐ薦め」です