まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

みやこのかほり   ~京都の底力。~

2007-11-28 22:36:11 | Weblog

会社の旅行で京都に行ってきたのだす。
(京ことば使用圏住民の校閲を受けていないので、インチキな京都弁でもお許し下さい。)

時は晩秋、さぞかし錦秋の京都であろう、羨ましい限りである、と、まわりの人々の羨望を背に受け来てみたのですが・・・・、

実は行く前からある程度予想はしていたのだす。
計画開始が遅いので、宿はいいとこ取れません、新幹線もみんな一緒の車両には乗れません、食事は飛び込みで食べられると思っては駄目です、お寺も人気のところは並ぶのは覚悟して下さい、交通渋滞はトーゼンと思って下さい・・・・・、そうであろう、そうであろうとも。だって、トップシーズンの京都だもの。
なのにあなたは京都に行くの、京都のまちはそれほどいいの・・・・・
そうよ、私は京都に行くわ。もう誰にも止められない。お金払っちゃったんだから。
チェリッシュと問答はさておき、問題は京都の混雑だす。

あの人の姿懐かしい、黄昏の河原町・・・・
渚夕子のつぶやきも絶対聞こえないであろう、朝の新宿駅より多い河原町の人出。
人は道路にはみ出す、道路は数珠つなぎ。
観光のまちとはいえ、地元の人にしてみれば大迷惑だす。すんまへん。

富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も、雪に変わりはないじゃなし・・・
いいや、京都に降る雪はただの雪ではありません。
京都に降る雪は雅やかなのだす。
京都の紅葉はそんじょそこらの紅葉とは違います。
世の無常を秘め、儚ないながらも華やかで・・・・。
・・・・ただしこんなに人間うじゃうじゃではねえ。

すごいですねえ、京都の底力は。
混むとわかっていても来ずにはいられないのでしょう。
今回の旅行が京都と判ったときからみんな燃えました。
他の場所じゃここまで燃えないよねって言いながらガイドブックをながめる私たちでした。
おいしいものがありすぎて、どれを食べたらいいのか、欲しいものがありすぎて何を買ったらいいのかわからない。
どれをとってもお値段もかなりのものですから、そちらの制約がありますが。(涙)



見よ、京都の底力。
これ一箱で一人分の旅行代金を上回っております。

 


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4 コメント

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京都いいですね! (tarutaru)
2007-11-29 22:47:01
きょ!きょうと?
いいなあ。。。

チェリッシュ、はい。渚夕子?はいはい。
マヒナ・スターズ?はいはいはい。

のりのりですね?
覚えていますよ。懐かしいなあ
やっぱり京都は秋ですか。
紅葉はいいでしょう?

それにしても松茸はいいお値段です
いったいどなたの口に入ることやら・・・
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さすがの京都 (うしろの正面)
2007-11-30 12:25:36
tarutaruさん、私はマヒナスターズが歌っていたのは知りませんでしたよ。イヒヒ。

渚夕子の京都シリーズ、良かったでしたねえ。
ベンチャーズの音に京都の景色を載せたところがすごい。
旅行が決まってから、頭の中で鳴る、鳴る。

京都の紅葉、イマイチだったのです。
例年だったらちょうど良かったのでしょうが、今年はやはり暖かいのでずれました。
そして、人、人、人の波。
これだけの人を呼び寄せる観光地は京都をおいて他にはありませんね。さすがです。

松茸、見るだけならタダなので、じっくり見てきました。(笑)
ほんとに誰が買うんでしょう。
ライトがあたって平気なのかしら、早く売れないと困るんじゃないかしら、と貧乏人は心配になってしまいました。
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新幹線も 筆も走る走る ()
2007-12-03 16:20:36
 時は晩秋・・、・・(ここは机を叩く調子の音で)
 いいですね、講談でもはじまるのかと… うしろの正面さんは お忙しくてと思っていたら、京都に。 うらやましい。
 合いの手を入れたいような銘文を才もなく笑いころげて拝読しました。センスがあります。 写真だけじゃないのね。 コメントできないだけで、ほとんど覗いています。 きょうも 楽しかった。 松茸もありがとうございます。
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さく、さくさくさくっ!(玄蕃に駆け寄る下駄の音)と書ければ。 (うしろの正面)
2007-12-04 12:42:33
蛙さん、コメントありがとうございます。

俵星玄蕃みたいな出だしでした?って、古すぎですね。(笑)三波春夫大先生、待ってました、です。そういや、もうすぐ討ち入りぞ。

本当は、蛙さんの行かれた近江八景も良かったのですが、案外京都に行ったことのない社員もいたので・・・。
あと十日遅ければ紅葉には遅いけど、顔見世の南座の看板が見られたなあとも思いました。
京都、まったく一年を通して見ごたえのある場所です。
そしていつも行きたい、行きたいと焦がれながら、案外行けないところなのです。
そこがまたいいところ、ということにしておきます。
(笑)

文を褒めていただくとは、また特に蛙さんに褒めていただくとは、恐縮至極なのです。
深い造詣に裏打ちされるようなことは何もないので、せめてもの勢い付けですが、自分で書いていて乗ってきたときは、やはり気持ちがいいです。
自己満足なのですが、褒めてくださるととても嬉しいです。
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