日仏学院は飯田橋にあります。私の家に一番近いおフランスです。
建物を設計したのは坂倉準三氏。
ここは二重螺旋構造の塔の中です。
こんなに美しい階段室を見たことがありません。
この日までは、私の中では松濤美術館の階段室が一番でしたが、ここを見てしまったからには・・・・・・。スマン、松濤美術館。
階段室というのは単に階段を内側に抱えているだけと言ってしまえばそれまでですが、それゆえシンプルで、ひとつの空間として完成しています。
特にここは白い壁に真鍮の手摺が伸びるさまが植物の蔓のようで、明かり取りの天窓に向かって発芽を待っているような感じ、ちょうど種(柿の種の中の白いところを思い出して下さい。)の中にいるような、暖かく安らいだ心地がします。
種の中の小宇宙、あるいは胎内にいるような、無垢なイメージを抱かせる空間です。
本当は全体がもっと明るいのですが、暗めに仕上げてみました。
天から光が降りてくるイメージです。
こちらは、さらに深い眠りの底へ向かう感じ。
何処かへ出かけるには丁度良い陽気ですし
「芸術の秋」に益々励んで下さい
間違っても「食欲の秋」は程ほどに
まさにそんな感じのするこれは美しいです!
きっと写真の撮り方もうまいと思いますが。
>ちょうど種(柿の種の中の白いところを思い出して下さい。)の中にいるような、暖かく安らいだ心地がします。
柿の種の中にいたことがないので想像できませんでした。
>ここは二重螺旋構造の塔の中です。
その辺も今ひとつイメージが難しいんですね。機会があれば見てみたいですね。アテネフランスではないのですね。
>間違っても「食欲の秋」は程ほどに
程ほどに出来りゃ、苦労しませんて。
毎年、食欲の秋で肥えておののいていると、恐怖の正月休みがやってくるのよ。
そして、今年も。キャーッ!
でも、芸術を楽しむには、体力が要るんです。(と、自分に言い訳をするしかありません。)
>まさにそんな感じのするこれは美しいです!
きっと写真の撮り方もうまいと思いますが。
はいっ。美しいんです!!ここ!
写真の撮り方は・・・・、えー、技術は相変わらずナンですが、構図がうまくいったかもしれません。
>柿の種の中にいたことがないので想像できませんでした。
あはは。そりゃそうです。
じゃあ、お母さんのお腹に居た頃を思い出・・・せるわけありませんね。
あの頃の記憶を持ったまま生きてゆけたら、つらいことがあっても修復できるのに。
でも、覚えていないので退行しなくて済んでいるのかもしれません。
>>ここは二重螺旋構造の塔の中です。
>その辺も今ひとつイメージが難しいんですね。機会があれば見てみたいですね。
もしかして、DNAの螺旋みたいなのを想像していらっしゃいますか?
それはまたそれで、すごく素敵な空間だと思いますが、ここは二重丸の中の円にこの階段、外のドーナツ形のところに別の階段、となっています。片方が上り、片方が下り専用となっているんだと思います。
興奮していたので、気づきませんでしたが、もしかしてその流れが自然とそうなるような動線計画になっているのかもしれません。
こりゃ、もう1度行って来るしかありませんね。
>アテネフランスではないのですね。
ムフ。それは・・・・・・・・・・・・。
tarutaruさん、予知能力ありますね?