⑧営業諸々Ⅲ その72

今朝から曇り空の千里山

でも昨日に続いてカナリ暖かい
この温かさだと桜は週末まで持つかな？



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では　その72　です



不動産の取引は実に色々なことがある

十数年前のこと
中古住宅にも保証が付く制度ができた

あるお客様からご売却のご相談を受けたお家

打合せに伺うと築後も浅くトテモキレイに使用されている

お客様にご説明をしてこの制度利用のご了解を得る

そして検査の日
調査員が到着した

外部に続いて室内では傾きも調査する

レベルを計る機械を床に設置し
レーザー光線を壁に投影する

すると検査員が首を傾けた

検査員「一寸別の部屋を計ります」

と言ってリビングから２階の洋室へ

検査員「う～ん」

しみちゃん「どうしたのですか？」

検査員「実は・・・・・」

壁に映し出されたレーザー光線に
スケールを当てながら検査員は説明に入る

検査員「ココとココとではこれだけズレがある
　　　つまりこれだけ傾いていると言うこと」

しみちゃん「えっ？ではどうすれば良いのですか？」

検査員「傾きを治す方法は色々あるが・・・」

しみちゃん「例えばジャッキアップなどで
　　傾きを治したとして再度検査をして貰えるのですか？」

検査員「再検査をしてもこの制度の
　　　保証は受けられなくなります」

ということはこの傾きを了解してももらえる
買主様を見つけるしかないのだ

つづく