昨日、西洗自治会総会がありました。日限山(4)の住民も、自治会役員も、公園愛護会とは何か知らないようです。
実に最近数十年の長き間、西洗自治会長、生活環境部長、生活環境部員1ないし2名の公園担当が、西洗公園愛護会の会長、副会長、会計、監事(会計監査)を兼務してきました。ボランティア系愛護会員はいませんでした。自治会役員は、公園愛護会を識別する思考を失っています。西洗公園愛護会は西洗自治会長の下に所属する自治会の下部機構と思いこんでいます。
どうしてこうなってしまったかは、今となっては推定するしかないのですが、私の推定では、西洗公園は、開園当時、花壇公園の特長はなく、オオムラサキツツジの植込みが、芝生以外の面を密植・幅広の植込み形で覆っていたようです。つまり花壇を設けるような空間がなかったようです。
当初は、オオムラサキツツジが密植状態でも非常に美しく咲いていました。これは私も記憶しています。まさに西洗公園はオオムラサキツツジ公園の特長を誇っていました。3月下旬・4月上旬はソメイヨシノ、4月下旬はオオムラサキツツジが、見事なまでに西洗公園を彩りました。この美しさは、数十年、続いていたと記憶しています。住民は昔は花壇をつくる必要性を感じなかったと推定します。反対に花壇をつくらない、草花を植えないという不文律がいつしか成立したと推定します。
これではボランティア系西洗公園愛護会会員は誕生しませんね。横浜市は公園愛護会に花壇づくりを特に期待してきました。いまでものこの考えは続いています。
ところが、20年ぐらい前から、急速に、ソメイヨシノやオオムラサキツツジの老化が目立ち始め、ソメイヨシノは枯れ始めました。オオムラサキツツジは、枯れはしませんでしたが、花付きが悪くなりました。原因は土がやせたことにあります。港南土木事務所も西洗自治会の役員だけの西洗公園愛護会も、土壌の改良をまったくやりませんでした。土がやせては、ソメイヨシノが元気、オオムラサキツツジが元気なんてありえません。
ソメイヨシノやオオムラサキツツジが美しい時代は過去のことになりました。しかし「人の慣習」は容易に変わりません。花壇を設けない、草花を植えないという慣習が、日限山(4)、あるいは西洗自治会では実に現在も続いているのだと私は推定しています。
情況は変わりました。日限山(4)の住民、あるいは西洗自治会役員は、西洗公園の現実をよく観察し、変化を認識し、現実を認識すべきです。慣習、あるいは不文律に縛られていてはいけません。
西洗公園の現状は、2024年度、西洗公園愛護会に町のボランティア系を会員として入れれば、公園の樹木の老化が止まり、樹木が若返ると言えるような生易しい状態ではありません。
港南土木事務所が西洗公園の大改修を計画することになった理由は、50年たった西洗公園の「荒れ」が、もう放置できない状態になっていることを認識したからだと思います。
折りから、横浜市は、市の緑被率の過度の低下を問題視し、「緑アップ」に市政の重点を移しつつあります。まだ、現代あるいは未来に本当に役立つ緑アップとは何か策定できず、旧来のイベント型、消費型、商業主義的企画から脱却できていませんが、変わらなければならないという問題意識は生じています。思考錯誤しながら、横浜市はいい方向に変わると思います。
日限山(4)の住民も、西洗自治会役員も、脱皮生長を考えなければなりません。総保守ではジリ貧です。
カギは、老若男女協働です。「人の和」です。西洗自治会役員会と、町のボランティアが、「協働」にぎくしゃくしているようではまずいですね。町のボランティアが、あれこれ言ったりやったりすると、自治会役員の仕事が増えていやだと自治会役員が思うようでは「協働」は実現しません。自治会が威張っても、ボランティアが威張っても「協働」は成立しません。
自己主張に執着しているだけでは、学問が進まず、「迷惑な抵抗勢力」に堕してしまいます。
公園愛護会とは何か。
横浜市のホームページの説明を次に書きます。そんなもの関心ないではなく、学問しましょう。
公園愛護会って何?
『地域の皆様の「庭」であり、市民の共有の財産である身近な公園の管理は、公園を設置している横浜市だけではなく、地域の皆様の積極的なご協力が必要です。このため、公園の清掃・除草等の日常的な管理について、地域の皆様を中心にボランティアの団体を結成し、ご協力をいただいています。これが「公園愛護会」です。』
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