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日限山4丁目日記

美しい庭・家、家の前の道路、西洗公園、並木道の大通りは、町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

家庭防災員

2012年06月07日 | 日記
近年の横浜市港南区日限山4丁目の防災活動で重要な役割を果たしたのが家庭防災員です。
西洗自治会防犯防災部に所属した役員の中から毎年2名家庭防災員になり、港南消防署で家庭防災の研修を受けてきました。
近年は一般住民の中からも家庭防災員になりたいという人が現れ、家庭防災員になっています。
今年は5人も家庭防災員になりました。

4丁目の住民はすべて家庭防災員になる。
これが理想です。
町の防災は個人防災、家庭防災から、だからです。

横浜市は2004年から家庭防災員自主活動に補助金を出すようにしました。
4丁目では2005年から家庭防災員が横浜市からの補助金を得て防災講演会、防災センター訪問、防災訓練、火災警報器の取り付け促進などを行ってきました。

ところが西洗自治会は日限山中学校地域防災拠点の運営に力を入れ、拠点の防災活動を重視しました。
拠点の運営委員会は3丁目の港南プラザ自治会と4丁目の西洗自治会の役員からなる合同委員会で、1年交替でどちらかの自治会が中心になって防災訓練を企画実行してきました。
拠点運営や防災訓練に協力するためボランティア組織として3,4丁目合同の日限山中学校地域防災拠点協力員会(防災協力員会)が編制されました。
前年度の両自治会役員と3,4丁目の防災ボランティアの中から拠点運営や防災訓練の経験者が防災協力員会に参加しました。

防災拠点は大きな備蓄庫を持ち、防災資機材や食料を備蓄しており、西洗自治会は防災拠点活動を重視しましたから4丁目の一般住民は防災活動とは防災拠点活動と思いました。
4丁目の一般住民は防災協力員会が災害時救出、救命、食料・水の確保等を考えていると思っていました。
したがって家庭防災を重視する家庭防災員の防災活動は西洗自治会の中では小さな活動でした。
2005年から3年続いてきた家庭防災員自主活動は2008年には実行されませんでした。

しかし、防災拠点活動は何故か年々弱くなりました。
拠点の防災訓練は次第に中身がないものになってきました。

そこで2009年、西洗自治会家庭防災員は、弱体化した防災拠点活動を問題視し、運営委員会を説得して拠点の防災訓練で西洗自治会家庭防災員と家庭防災員が募ったボランティアが三角巾、便袋の訓練指導を行いました。
久しぶりに訓練らしい訓練が行われた拠点の防災訓練を運営委員会も両自治会の一般住民も評価したのですが、防災協力員会は何故か評価しませんでした。

そこで西洗自治会家庭防災員は拠点防災活動から手を引き、2010年から再び西洗自治会の防災活動に注力することにしました。

西洗自治会家庭防災員は、2009年から消火栓を使った初期消火の検討を始めていましたが、2010年になって西洗自治会や4丁目の住民から初期消火活動の要望が強くなったので、西洗自治会の支援を得て新たに防災ボランティアを募り、西洗火消しの会を編制しました。

2011年10月8日西洗自治会家庭防災員と家庭防災員が募ったボランティアが指導員となって西洗自治会の防災訓練を行いました。
この防災訓練では西洗火消しの会会員は消防署から放水訓練を受けました。
ビニール袋炊飯訓練指導グループは、240個のミニおむすびがはけたと言いますから240人ぐらいの住民が参加したと思われます。

2012年(今年)は西洗自治会家庭防災員と家庭防災員が募ったボランティアおよび西洗火消しの会会員が指導員となって再び西洗自治会の防災訓練を6月3日に実行しました。
今年は昨年より参加者が多かったようです。
250人ぐらいだったのではないでしょうか。
自治会役員も一般住民も消防署員もボランティアからなる指導員の一生懸命な訓練指導に応えた形で活気ある防災訓練でした。

このように現在の活発な西洗自治会の防災活動は家庭防災員が忍耐強い活動を続けた結果であることがわかります。
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