骨折して2ヶ月半が経ち、そろそろ軽登山でリハビリをしなくては
夏の南アルプスに間に合わないと焦り始めていました。
今週の水曜日、天気が良さそうだったので
以前から登りたいと思っていた、神奈川県の丹沢にある
大山(1,252m)に登って来ました。
※第2駐車場の先、民家のおじさんが止めさせてくれました。
当初、最短で登れるヤビツ峠から登ろうと思ってましたが
こま参道を歩いて見たいし、足が痛くなったらケーブルカーに乗れるので
男坂コース登り、女坂コース下りのコースにしました。
※登山道へ続くこま参道(山菜を捜索中の建設の社長)
両脇に土産店が並び、名産の豆腐やこんにゃくが購買意欲をそそります
特に「豆腐かりんとう」美味しそうだったので帰りに買おうと思いましたよ。
※左は豆腐料理店
豆腐料理を出す店がたくさんあり、1,000円台から3,000円くらいまで
低カロリーな豆腐なので、下山したら食べて帰ろうと決めました!!!
それだけを楽しみに登ります
※右の信じられない急勾配の石段が「男坂コース」入口
ここからが、石段と階段祭りでしたよ・・・
ガイドブックには初心者向けの山だとあったので
大山にしましたが、結構きついコースでしたよ
※新緑に癒されながら、頑張って登ります。
※男坂と女坂の分岐
この先がケーブルカー乗場になっていますが
ケーブルカーに乗っても、頂上まで2時間はかかります。
(筑波山と同じかと思っていたら大間違い
)
※二重滝
ここから、「見晴台」までは平坦で歩き易いコースでしたよ。
※見晴台(テーブルとベンチがありランチにしました)
隣のおじさんグループが「うどんパーティ」をしていました。
天ぷら(かき揚げ)、刻みネギ、麺つゆ、うどん、ビールとそれぞれ担当の人が
持って来ていて、でかい鍋で煮てましたが~美味しそうでしたよ
盛り上がっていました(宴会か!?)
※あと600m
登山道の600mは遠いですが、休憩していると下山して来る
おじさんやおばさん達が次々と声をかけてくれます。
そして、なぜか「これ食べて頑張って!!」飴をくれます
(それもなぜか全員黒糖飴・・・流行ってるのか!?)
もらった飴で、もうひと頑張り
※相模湾方面
登れてよかった
※命のビールと冷やし胡瓜
汗だくで登り、頂上で飲むビールは最高でしたね
建設の社長が、大山のピンバッチを買ってくれました。
ビールで喉を潤したら、「豆腐料理」が待っているので早く下山します・・・。
下山して間もなく、25丁目のヤビツ峠の分岐から少し下ったところに
おばさんがうずくまっています。
側にいた40代くらいのご夫婦に話しを聞くと
足をすべらせて、転んで動けないとの事。
建設の社長のザックにいつも入っているファーストエイドキットから
テーピングテープを出しますが、おばさんが痛がっているのはスネなので
巻き方が分かりません
分からないなりにも、どうにか固定
(いつも会長がやっていた)
そうこうしている内、30代くらいの男性(後にヘリのパイロットと判明)
トレイルランニング中の若いお兄さん(後にスポーツ用品店勤務と判明)
が通りかかり、救助を要請した方がいいと言う事になり
119番通報をするも、みんなの携帯がauでつながらず
登ってきた登山者に、ドコモの携帯を持っていないか尋ね
おじさんに携帯を借り通報したのでした
【肝心な時に建設の社長がいなくなる・・・(ドコモの携帯所有)】
119番へのケガ人状況や所在地の説明はヘリのパイロットの男性が
的確にしてくれたましたが、狭い登山道からヘリのピックアップが可能な
上空が開けているところまで、おばさんを移動する事になりました。
ケガをしたおばさんは、とても体格が良く体重70キロはありそうで
とても細身で身長は160㎝くらいの若いお兄さんが背負って
両脇にパイロットと建設の社長で、騎馬戦みたいな感じで担ぎ
50mほど登った広場で、救助を待ちました。
※県警のレスキュー隊到着
119番の通報から約1時間半、汗だくで救助に登って来た
神奈川県警のレスキュー隊
結局、ヘリで搬送する事になりました。
救助が来たので、私達は下山する事に・・・。
下山途中、相模原消防の人や神奈川県山岳警備隊やら
オレンジのつなぎの消防のレスキュー隊やら
10人近くの登ってくる隊員の方とすれ違いましたよ。
本当ににお疲れ様です。
その後へりが飛んで来たから、おばさんは無事収容されたかなと
思いつつもずっとヘリの音がしてたのでした。
※祝・世界遺産登録
下山途中、2時間以上ロスしてしまったので眺める時間がなく
写真を撮るだけで精一杯
※本坂にある夫婦杉
女坂にも七不思議とか面白そうだったのですが、時間がなくゆっくり見学できなかったので
今度はこちらのコースを登りにしたいと思います
※阿夫利神社
やっとケーブルカー乗場のある阿夫利神社下社まで下山し、参道の「ゑびすや」と言う茶屋で
ケーブルカーの時間を聞くと、5時で終わりとの事
茶屋のおばさんが、お茶を飲んで行きなさいと出してくれたので
ケガ人の救助でへりを呼んだ話とかを建設の社長がしていたら
最初に付き添っていたご夫婦や、携帯を貸してくれたドコモのおじさん達が
続々と下山してきました。
労いの言葉をかけながら、ケガをしたおばさんが
無事収容されたか尋ねると、別件で
頂上でおじさん2人組が酒を飲みすぎて下山できなくなり
またヘリが出動したとの事
こま参道でトレイルランニングのお兄さんが下りて来ました。
結局、おばさんが救助された後、頂上に行ったら今度は
泥酔したおじさんを担いだとの事
大変に本当にお疲れ様でした。
良い子のみんなは、単独登山や頂上での酒の飲みすぎは止めようね
夕方6時を過ぎた、こま参道はどの店もシャッターが閉まり
ひっそりと静まり返っていました
朝、登って来た賑やかさは同じ所とは思えないほどです。
(ケーブルカーの最終までが営業時間?)
豆腐料理は諦めたが、せめて豆腐だけは買って帰りたい
参道の一番下にある店が1軒だけ開いていました。
豆腐が残っているか聞くと、たった今売り切れたとの事
お腹が減って死にそうだったので、背に腹は代えられず
東名高速に乗る手前、リンガーハットがあったので仕方なく
「長崎チャンポン」を食べたのでした
*コース*
登り:県営第2登山口P10:00~男坂コース入口10:15~女坂分岐10:40~二重滝11:15
~見晴台11:30~大山頂上(奥の院)13:30
下り:頂上14:00~ 阿夫利神社17:15(女坂コース)~登山口P18:15
標 高 差 :941m
コース距離 :11.6Km
歩行時間 8時間15分(休憩、救助活動時間含む)
体力度 ★★☆☆☆
技術度 ★☆☆☆☆