夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

伝説の『ゴチソウサマ』。

2005-06-08 22:14:52 | ひとりごと。
伝説の・・・とは、少し大げさだが
親戚が集まると必ず聞かされるのは
他の誰でもなく私の夫の幼少時の話題だ

彼は本当に沢山の武勇伝(?)を持っていて
思わず他人のフリをしてしまう位だ。

今日私の職場に、品のいいおばあさんが来た。
80過ぎで耳が遠いが、言葉もきれいだし随分としっかりした方らしい。
挨拶程度しかした事ないのに
「○○さんとこのお嫁さんだよ~。」
「長男の△△ちゃんのお嫁さんだよ~。」
と私のことをよくご存知で皆に教えてあげている。
「こないだ来た時いないから、子供でもできて里帰りしたのかと思ってたの」
と話しかけてくるところを見ると
同年代の職場の同僚達ともしっかり区別して認識している!

何故そんなに私の事を?

家に帰ってきて夫にその話をすると妙な笑い顔
「実は・・・。」
と聞いたのは、幼少期の有名な武勇伝の一つ。

両親が共働きで祖母の家にいた夫。
同年代の子供がいないので、近所の家々をのぞきに歩く。
そのおばあさんの家には
同い年の女の子がいたので毎日のように遊びに行くようになった。
おばあさんは、いつもおやつを用意して待っていた。

夫の母親か祖母が
「おやつをごちそうになったら、
  ちゃんとゴチソウサマでしたって帰って来るんだよ!」
とでも言ったのであろう。

遊びに行ってみると、その日に限っておやつがなかった。
ところが、夫は帰る時に
ナンにもゴチソウにならなかったけど、
          ゴチソウサマでした~

と大きな声でご挨拶してきたらしい・・・。

きっと子供ながら
一生懸命悩んだ末の挨拶だったとは思うが・・・(思いたい)

そのおやつのおばあさんが今日会ったおばあさんらしい。
伝説のおばあさんにお会いできたのはいいが
私まで、次から会う時に恥ずかしいかも・・・


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