信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

運動公園の手入れ日

2010年08月02日 09時47分40秒 | Weblog
2010年8月1日(日) 記

今日は区の行事の1つ、朝6時からの『運動公園の手入れ』日。
「手入れ」といってもその殆んどは草刈りです。

我がY区には5つの『組』があります。それを東西に分けて東組、西組としています(すなわち○○組と△△組をあわせて東組、私のS組と□□組、☆☆組をあわせて西組とぶ。ここに来た当初、これが全く理解できず、S組などと同じくこんな組があるとばかり思っていました。今となってはなんて言うことはないのですが)。

『運動公園の手入れ』は夏の間に2回あり、今日は西組の担当というわけです。東組はすでに終わっています。
今回は2週間後の『盆踊り大会』のための手入れ、ということです。

運動公園というとなかなか響きがよく、立派なもののように聞こえますが、実は分校跡の運動場です。ここは区すなわちムラの中心部にあって、盆踊り大会、区民運動会などが開かれます。
入り口部には『心のふるさと わがY分校跡』(だったかな?)という金属製の小さなレリーフがはめ込まれている石の門柱があり、敷地内には古い木造の講堂(兼体育館)が残されています。この風景がなんともいえない山村そのもの…と私には感じて、大好きな場所の一つです。

これは私だけの印象ではなく、どこでどう知ったのか一昨年、日大の映画学部がここを気に入って、ロケに使いました。1週間か2週間の滞在で、もちろん村人はボランティアや炊き出しをしたそうで、残念なことに私は仕事で見ることもできなかったし協力もできなかった。後日、何かでムラの寄り合いがあったときにその試写会を希望したものの実現できませんでした。

さて朝の6時からということなので、遅れないようにしなくてはなりません。なにしろ皆さん朝は早い。普通の平均起床時間は5時でしょう、きっと。なにしろこの時間からムラは動きはじめます。電話もOK。農作業は勿論OK。

私も5時起床。
表に出るとすごい霧。150mほど離れた向かいの家もはっきりと見えません。これがまた、真夏の早朝そのものといった感じで、実にいい気分。我が区は北アルプスを源流とする犀川に接しているので、川霧の発生が実に多い。
少し高いところから我がY区を見下ろせば、まるで大分の湯布院のごとくすっぽりと霧の中に入っていることでしょう。数年前、農協で野菜の集荷のアルバイトをしている時、高く走っている県道からこの風景を見た時の感動。これを思い出しました。



上の写真、赤い屋根が講堂兼体育館。背の低い植生はかつての校庭の植生で、そのまま残されています。
下の写真は作業が終わって家路に着く途中です。時刻は6時55分。霧も随分晴れてきました。



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