今日は柿についての『山里だより』のつもりでしたが、急遽変更。
なんとまあ、ホント、てんやわんやの大騒ぎ。ネコ4匹もいると、ああややこし。
夕方6時30分。オカンを迎えにバス停まで。このままスーパーへ行くこともありますが、献立も決まっていたので、今夜は家に直行。
で、玄関から土間を通ってダイニングキッチンに入ると、子猫3匹の様子がおかしい。なに?と、そのうちの1匹がTVの前で、他の2匹をけん制しながら何やらひものようなものを咥え、時に口から離しては右手でチョイチョイ、左手でチョイチョイ。で他のネコが寄ってくると再び咥える。まあ、よくある行動なんですが、そのひも状のものを目を凝らして見ると、な、な、なんとヘビ。
ヘビが一番嫌いな私は「わあっ、オカン、ヘビやヘビ。ヘビ咥えとる。はよ(早く)捕まえてくれ」
ヘビはなんともないオカンが「何かつかむものは? 箸でやろか」「あかん、あかん。咬まれたらどうすんねん。待って!」
とハソミ(鉄火箸のようなもの)を取りに行ってる間に、「お父さん、外へ行った!」。
外は真っ暗闇。このまま見失ってしまったらやっかいや、と懐中電灯を持って裏に回りかけると、咥えているネコを追って他の2匹は追いかけてるわ、イヌの『ロク』も一緒にいるわ、で幸運にもすぐに発見。先ほどと同じように、他をけん制しながらヘビをいたぶっている。
すぐにビニールハウスにある三角ホーを取って戻り、咥えられているヘビを気味悪く思いながら、「ゴメンな」とつぶやいて、ぎゅーっと地面に押さえつけ「オカン捕まえた。オカン、オカン、オカーァーン」と叫んでも聞こえず。で三角ホーを固定して、家の中にいるオカンを呼びに行き二人で外に出ると、今度はヘビを咥えたまま、破れた、というか普段からネコの出入り口になっている障子の穴から家の中へ。
で、結局オカンと私、どちらが捕まえたのだろう、全く覚えが無い。3匹の子ねこ『キュウ』『テン』『イチ』のどの子が咥えていたのかも覚えていない。
レジ袋に入れられたヘビはかすかに動いている。その袋を持ち上げてオカンはじっと見つめる。
「あぶないで、マムシ違うか、この文様は」「そうかなと思って、頭見てるんやけど、見る!」と目の前に突き出す。「わあっ、アホ、そんなんすんな。なんとかせえや」「どうしよう」「ちょっと待って、土に埋めるわ」「ロクやこの子達が掘り返せへんか」「そやな。そんじゃ、あのドラム缶に入れとこ。あこからは出られへんで。明日なんとかするわ」
寒い今じぶん、ヘビが何で? 誰がどこで捕まえた? ネコはマムシにかまれてもなんとも無いの?
そう言えば『ハチ』(今はこの3匹の親猫になっている)を飼いだしてから、ヘビの姿は見なくなった。それ以前は家の回りでよく見たし、サクラの木から私の目の前に落ちて、のうしんとうかなんだか知らないがしばらくよう動かないヤツもいた。今年は春先のヤマカガシ以来の、たった2回目。
食事も終わり、薪ストーブの前でロクも3匹の猫も頭を並べて一緒に寝ている。かわいい時だ。初冬の夜がゆっくりと流れる。
で、私は風呂から上がってストーブの前でくつろぐ。超珍しくオカンは早寝。
と、それまで姿を見せていなかった母親ネコの『ハチ』が、なにやら咥えて入ってくる。寝ていた3匹の子猫ががぜん起き上がって一斉に『ハチ』の方へ。『ハチ』はウーとうなってけん制。子猫たちは追いかける。『ハチ』は逃げる。
わぁっ、今度はネズミや。
(2007.11.15記)
なんとまあ、ホント、てんやわんやの大騒ぎ。ネコ4匹もいると、ああややこし。
夕方6時30分。オカンを迎えにバス停まで。このままスーパーへ行くこともありますが、献立も決まっていたので、今夜は家に直行。
で、玄関から土間を通ってダイニングキッチンに入ると、子猫3匹の様子がおかしい。なに?と、そのうちの1匹がTVの前で、他の2匹をけん制しながら何やらひものようなものを咥え、時に口から離しては右手でチョイチョイ、左手でチョイチョイ。で他のネコが寄ってくると再び咥える。まあ、よくある行動なんですが、そのひも状のものを目を凝らして見ると、な、な、なんとヘビ。
ヘビが一番嫌いな私は「わあっ、オカン、ヘビやヘビ。ヘビ咥えとる。はよ(早く)捕まえてくれ」
ヘビはなんともないオカンが「何かつかむものは? 箸でやろか」「あかん、あかん。咬まれたらどうすんねん。待って!」
とハソミ(鉄火箸のようなもの)を取りに行ってる間に、「お父さん、外へ行った!」。
外は真っ暗闇。このまま見失ってしまったらやっかいや、と懐中電灯を持って裏に回りかけると、咥えているネコを追って他の2匹は追いかけてるわ、イヌの『ロク』も一緒にいるわ、で幸運にもすぐに発見。先ほどと同じように、他をけん制しながらヘビをいたぶっている。
すぐにビニールハウスにある三角ホーを取って戻り、咥えられているヘビを気味悪く思いながら、「ゴメンな」とつぶやいて、ぎゅーっと地面に押さえつけ「オカン捕まえた。オカン、オカン、オカーァーン」と叫んでも聞こえず。で三角ホーを固定して、家の中にいるオカンを呼びに行き二人で外に出ると、今度はヘビを咥えたまま、破れた、というか普段からネコの出入り口になっている障子の穴から家の中へ。
で、結局オカンと私、どちらが捕まえたのだろう、全く覚えが無い。3匹の子ねこ『キュウ』『テン』『イチ』のどの子が咥えていたのかも覚えていない。
レジ袋に入れられたヘビはかすかに動いている。その袋を持ち上げてオカンはじっと見つめる。
「あぶないで、マムシ違うか、この文様は」「そうかなと思って、頭見てるんやけど、見る!」と目の前に突き出す。「わあっ、アホ、そんなんすんな。なんとかせえや」「どうしよう」「ちょっと待って、土に埋めるわ」「ロクやこの子達が掘り返せへんか」「そやな。そんじゃ、あのドラム缶に入れとこ。あこからは出られへんで。明日なんとかするわ」
寒い今じぶん、ヘビが何で? 誰がどこで捕まえた? ネコはマムシにかまれてもなんとも無いの?
そう言えば『ハチ』(今はこの3匹の親猫になっている)を飼いだしてから、ヘビの姿は見なくなった。それ以前は家の回りでよく見たし、サクラの木から私の目の前に落ちて、のうしんとうかなんだか知らないがしばらくよう動かないヤツもいた。今年は春先のヤマカガシ以来の、たった2回目。
食事も終わり、薪ストーブの前でロクも3匹の猫も頭を並べて一緒に寝ている。かわいい時だ。初冬の夜がゆっくりと流れる。
で、私は風呂から上がってストーブの前でくつろぐ。超珍しくオカンは早寝。
と、それまで姿を見せていなかった母親ネコの『ハチ』が、なにやら咥えて入ってくる。寝ていた3匹の子猫ががぜん起き上がって一斉に『ハチ』の方へ。『ハチ』はウーとうなってけん制。子猫たちは追いかける。『ハチ』は逃げる。
わぁっ、今度はネズミや。
(2007.11.15記)