信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

私の「帰省」

2012年01月08日 23時34分31秒 | Weblog
2012年01月08日(日) 記

早いもので、年が改まってすでに1週間。時が経つのは早いですね。
この間(かん)、茨城に住む息子一家と諏訪で落ち合って京都、大阪に行き、お西(西本願寺)さんと大谷本廟、それに大阪にあるお墓にお参りをしてきました。

大阪には所用で時々行くのですが、ペットや家畜など多くの動物のことが気になって滞在時間がどうしても短くなります。
今回もピストン訪問のなか、いつもは京都に住む息子夫婦にまかせっきりになっている墓参と京都の息子夫婦宅も訪ねることができたので、いくばくか心が軽くなりました。


留守にする丸2日間の予想最低気温がかなり低く、動物達の飲み水が凍るのは確実でその心配が大きかったのですが、皆元気だったでホッとしました。帰宅してすぐみんなにぬるま湯を与えました。
そうこうしていると3匹のネコちゃんたちがどこからともなく姿を現し、イヌのロクとともにストーブの周りに集まってきます。こんな姿を見るのは本当に可愛いものです。それに、我が家に帰ってきた、という実感がでてきます。

こんな実感を感じる一方、同時に同じ心で「誰も待っていない家ほど寂しいことはないだろうなあ」との思いもします。
この家には私達夫婦が住み、犬、猫、ヤギ、ニワトリがいます。ごちゃごちゃと動物の命で満ちています。それはそれで忙しい時もあれば、わずらわしいこともあります。

けれど…ジョン・レノン『imagine』ではないけれど「想像してごらん、誰も待っていない家に帰る私を。想像してごらん、暗くて冷たい部屋のカギを開ける音を」。
特に寒くて暗く雪降る山の中の1軒家ではなお一層そうでしょう。
でも10数年後には確実にこんな時が来るでしょうね。二人とも必ず老い、動物の世話もできなくなり、そしてどちらかが欠け。

でも、配偶者があり、離れて住んでいるとはいえ子どもたちがおり、孫もいる私達はまだいい。
結婚できなかった農村部の中高年の男たち、不安定な就業から結婚したくてもできない若者たちにとってそれは、近い将来に目の前に横たわる大きな問題になってくるだろう、と思う。
それにしても、長野から行くと京都、大阪は暖かく感じますね。


ところで帰宅途中の凍結した高速道、なぜあんなにスピードを出すのでしょう。特に県外の人は。
横浜、湘南、豊橋、和泉、大阪などなどあまり雪の降らない地域のナンバープレートが目に付きました。
フルタイム4WD、スタッドレスタイヤのクルマで、アイスバーンには慣れている私達でさえスリップの怖さは充分知っているので必ず安全スピードで運転します。
(帰路、事故渋滞が2件、除雪渋滞が1件。巻き込まれて大変でした)。

5日だか6日だか、諏訪湖が全面氷結しました。1月の始めでこんなことは極めて珍しいそうです。それほど信州は年末からこちら、低温になっています。

スキーやスノボー、温泉、雪上遊覧、雪山登山やトレッキングなど雪の積もった信州は魅力満載で、地元の私達でさえどこに行こうかと迷うほどです。
県外から信州にこられる皆さん、どうか雪道や凍結道路は甘く見ないで下さい。「あっ」と思ったらもう遅いです。

せっかくの楽しい信州旅行をどうかご無事で楽しんでください。

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