信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

『追悼式』報道ーマスコミはどちらを向いているのか

2012年03月12日 14時43分06秒 | Weblog
2012年3月12日(月) 記

昨日の日曜日は午後から『S組』(隣組)の総会でした。
14時から始まって事務的なものが終わったのは1時間程度。それから19時過ぎまでの7約4時間、飲んで語らい、語らい飲みました。
飲むとしんどくなって普段全く飲まない私も、このS組の仲間とはよく飲み、気分よく酔えます。

昨夜帰宅するころから降り始めた雪が今日の午後2時現在もずっと降り続いています。
やっと信州のこの地方らしい雪景色を見ながら、2階で炬燵の中に入ってパソコンを打っています。
写真は炬燵から撮ったもの。小屋根にはすでに50㎝程の積雪。そして大屋根からは雪がずり落ちてきています。大雪です。
(ちなみに太い竹は干し柿をつるすため。細い竹はネコちゃんの侵入を防ぐため)



さて、昨夜から今朝にかけて私のツイッターのタイムラインには『東日本大震災追悼式』のNHKニュースの報道内容について、様々な疑問や抗議のツイッターが寄せられています。
手短く言えば、天皇陛下の言葉の中の
「放射能の問題を克服しなければならないという」
という、この部分をカットして放送したそうです。

私も「うそだろNHK!」とツイートしましたが、今日、自分の目で確かめました。
ではNHKではどんな放送をしたのでしょう。

(以下はTVで放送した内容。NHKウェブから)

天皇陛下は、皇后さまと共に東日本大震災の犠牲者の追悼式に出席し、「国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています」と述べられました。
追悼式では、地震が発生した午後2時46分に黙とうが行われたあと、天皇陛下がおことばを述べられました。
天皇陛下は、冒頭、「震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します」と述べたうえで、救助や防災の活動中に命を落とした人たちが多くいたことに触れられました。
また、被災者を支援してきた大勢のボランティアや原発事故の対応にあたってきた人たちをねぎらったうえで、世界各国から寄せられた支援への感謝の気持ちを表されました。
そして、「被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています。この大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心がけを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います」と述べられました。



では天皇陛下の「真の」言葉はどんなものだったのでしょうか。これもNHKのウェブからそのまま引用します。

(以下、引用)
天皇陛下のおことば(全文)
※クリックすると
NHKサイトを離れます
3月11日 17時0分

【天皇陛下のおことば(全文)】
東日本大震災から1周年、ここに一同と共に、震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。
1年前の今日、思いもがけない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者、行方不明者が生じました。
その中には消防団員を始め、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。
さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。
再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。

この度の大震災に当たっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地へ足を踏み入れ、被災者のために様々な支援活動を行ってきました。
このような活動は厳しい避難生活の中で、避難者の心を和ませ、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。
この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。
また、諸外国の救助隊を始め、多くの人々が被災者のため様々に心を尽くしてくれました。
外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。
世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。
被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。
国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう期待しています。
そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。
今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い、御霊への追悼の言葉といたします。



見事にカットされています。
これは「皆様のNHK」のやることなのだろうか。
こんな報道を続けるNHKは、受信料で維持すべき報道機関なのだろうか。
NHKは天皇陛下の地震・津波・放射能の3重苦に苦しむ被災者を思う気持ちをどうして、捻じ曲げようとするのか。
また怒りが込みあがってくる。


最後にこんな意見がありましたので紹介します。本当にその通りだと思います。

TV報道の際、一部引用や一部カットは当たり前のことですが、
「放射能の問題を克服しなければならない」の削除には、明らかな作為を感じます。
あるいは、天皇陛下が国民に向けて一番伝えたかった事かもしれないのに。
削除の意図はわかりませんが、マスメディアの信用ガタ落ちの現状、こんなことを繰り返しているから、大本営発表の広報機関=マスゴミなどと云われるのだと思います。


今3時前。これから除雪しに行きます。これほどの積雪ですから除雪機を使わないと無理でしょう。
じゃ、また。

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