信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

『御柱祭』第2報  『斧入れ』の式次第が配布されました

2010年03月07日 17時46分09秒 | Weblog
                                3月7日(日) 記
昨日の土曜日は朝からほとんど1日中雨でしたが、今日の日曜日は夜半からずっと雪で、降りかたも真冬同様です。先週の日曜日も雪でした。

職場のある方に、「そろそろスタッドレスからノーマルタイヤに替えたいんだけど、どうやろ」と聞くと、「県立高校の入試日前後には毎年雪が強く降って、これで雪が終わる…」と聞きました。

昨今、気象予報がずいぶんと正確になってきています。確かに予報でもこの山里は雪。週明けからも数日は雪の予報です。が、「○○があると△△になる」「○○するとダイコンの種を播かんねば」という、その土地の言い伝え、と言うか、そういうものもなかなか正確なものです。

ところが、長年その土地に住んでいる人々にとっては当たり前のことなので、格別意識されていない。さらには、伝統行事や伝承でもないので、若い世代に伝えていかねば、という大層な事でもない。このような事は、違う世代が共に働き共に生活していくなかで自然と伝わっていくもので、若い世代の殆どが月給取りになってしまって、そうこうしているうちにお年寄りが亡くなっていくと同時に、「昔からこの土地では言われてた」ことが永久にに消えてしまう。

こんな言い伝えなどに敏感なのは、むしろ部外から入ってきた者かもしれません。しかし、例え興味があったとしても、こんな言い伝えがあるなんて、何かのきっかけがなれば知る由もない。
ということは、やはり消滅への道をまっしぐら、ということでしょうか、誠に残念ですが。

さて今回の話題は、『御柱祭』の2回目です。
このブログに『御柱祭での役割』についてアップした翌日の今日、組長が「2日に1ぺん、これで寄り合いがあるから、大変や」と言いながら、2枚のペーパーを持ってきました。

1枚は『お祭り袢天注文書』。もう1枚は『平成22年度 御柱祭伐採・斧入れ式次第』

袢天(半纏と同じ?)は即注文します。大人用M寸帯付きで4,200円。孫がいれば当然孫のも注文、となるのですが、今のところおりませんので、大人用を何枚にしようか、と思案中です。息子夫婦が帰ってきた時に着せるのも面白い、と思うので。

2枚目。
『伐採・斧入れ式』は3月14日 大安の日曜日。午前8:00から、とある。もう次の日曜日だ。
参加者は 
実行委員会正副委員長3  氏子総代3  総世話役1  御柱奉納者1 斧頭2 植林委員代表2 組長3 梃子17 切り方手伝者1 写真1 
の総勢34名。
私の役割が『梃子』なので、参加して下さい、という訳。もちろん喜んで参加します。

このペーパーによると
『斧入れ式』は
① お神酒献納 ②塩献納 ③米献納 ④参列者全員同拝 お神酒をいただく
それが終わると
斧入れ、伐採作業、直近の市道まで搬出
とあります。

一通りの作業を終えると『直会(なおらい)』という慰労会があって当日の行事は終了、となっています。

この式次第から察するに『梃子』の役目は御柱の搬出作業、でしょうね、きっと。
でもこの時の服装はどうしたらいいのでしょう?
めでたい作業なので、木遣(きやり)など唄われるのでしょうか?
神主は? 御幣は? 誰の木? 引っ張る綱はどんなの? 云々…
いろいろと興味は尽きませんし、どちらにしても楽しみです。

それにしても、移住して6年経つか経たないかの私にさえ、こうした役目を与えてくださった地域の方々に感謝、感謝です。

じゃ、またお便りします。


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