『乙女の密告』
赤染晶子 著
小川洋子さんのエッセイ
『とにかく散歩いたしましょう』に
出てきて興味を惹かれた1冊📕
【名前を口にすること】に出てきます
小川洋子さんの単行本が
出版されたのは2012年、
『乙女の密告』は平成22年出版で…
ああ、西暦と元号がややこしい💦
2012年は平成何年?
今が平成36年だから12年前は
平成24年?
(逆に平成22年=2010年)
職業柄平成生まれの子どもの年齢を
パパッと計算するの得意😆
平成は31年で終わり、イコール令和元年なので
令和+30で平成に換算できます😊
だから小川洋子さんは
出版されてから早い時期に
読まれていたのだと推察
ん…違うか
エッセイの連載時期にもよるけど
雑誌に掲載された時点で
読んでおられたのか…
『乙女の密告』というタイトルを
最近聞いたように思い
調べてみたら2010年上半期の
芥川賞を受賞😅
全然最近じゃなかったし😆
あ、小川洋子さんは芥川賞の
選考委員をされているんだった😅
候補作だもの…読むわ😆
2010年6月に『新潮』に発表で
すぐに芥川賞もらって
それでも2012年に出版…
本になるのは大変だ💦
余談は以上!
薄い文庫本なので
旅のお供にちょうどいいかも
などと閃いて
先日の娘宅訪問の
行きのお供として持参📕
思惑通り
1時間半ほどで読了…
思っていた感じとは
違ったこともあり
率直な感想は
もう一回読まなわからん💦
それでも少々ひねり出すと…
外大での日常を
チラリと覗いたような
気もしたのだけど
女子大の香り…うーん違うな
共学のはずだけど
男子学生の気配は一切なく
女子校の空気が漂う背景
主人公のゼミは女子しかいない設定
ドイツ語学科の
クセの強いバッハマン教授が
他の先生の授業中に乱入して
スピーチコンテストの暗唱の課題を
発表するところから始まり
それがアンネの日記の1944年4月9日部分
主人公みか子が
ドイツ語で暗唱する過程で
アンネの日記とは何だったのか
アンネ・フランクとは
何者だったのか…
色々な気付きの中
友人のトラブルに巻き込まれ
自分を見失いそうになったり…
ああ女子って面倒臭い💦
時は流れてコンテスト本番
いつものところで記憶喪失…
が、思い出そうと考えるうちに
日記の本質、
アンネの真実にたどり着き
…というお話
麗子様に百合子様…
老舗の女子大に居そうな先輩に
ちょっと笑えたり😅
強烈なバッハマン教授に
のだめカンタービレのミルヒーを
想像してみたり😁
笑いのツボはあるのだけど
全体的にはアンネの日記の、
それも暗唱部分の
1944年4月9日の解釈で
話が進んでいくので
本の見た目の薄さとは裏腹に
重たい展開となっています😓
アンネの日記は子どもの頃に
読んだきりなので
今の時代だからこそ
読み返したいと思ったり
思わなかったり…
この本自体も難解といえば難解で
これを書くにあたって
パラパラと読み返して
みか子の気持ちや
バッハマン教授の気持ちが
少しだけわかったような…
咀嚼に時間がかかります😅
私だけか?😒
え、小川洋子さん
アンネの日記に触発されて
作家を目指されたの?😲
知らなんだ…
巻末の出版案内を何気なく見て発見💦
🚄 🚄 🚄
新横浜までの余った時間は
これまた持参した
専門誌のバックナンバーを
パラパラ捲っておりました😁
今の私には語学の暗唱より知識の習得が重要😆
パート先の繁忙期で
腰も頭もやられているので
今回もコメント欄は
閉じております🙇