ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

南葛SC(東京)マーケティング部長 地域に根差しJ目指す

2022-11-30 | Weblog
22年9月、北日本新聞(富山県)文字おこし

「キャプ翼」クラブ支える 高岡出身 江藤さん
南葛SC(東京)マーケティング部長
地域に根差しJ目指す

南葛SCで作品を生かした新規事業の企画に取り組む江藤さん

人気サッカー漫画「キャプテン翼」の主人公が所属する
サッカーチームを現実化した「南葛SC」(東京)を、
県人が支えている。高岡市出身の江藤美帆さん(50)は、
マーケティング部長として作品を生かした収益モデル
を構築している。Jリーグ参入を目指して関東リーグで
戦う南葛SCは、複数の元日本代表が在籍し、国内外から
注目を集める異色のクラブ。江藤さんは「お金を
稼ぐことはもちろん、地域に根差して愛されるクラブ
を目指したい」と語る。(南貴大)

南葛SCのホーム戦でプレーする元日本代表の
関口訓充(背番号7)ら。漫画の名セリフが書かれた横断幕が
貼られている=葛飾区奥戸総合スポーツセンター



江藤さんは福岡高校から米国の大学に進んだ。帰国後は
IT会社の社長などを経て、2018年にJ2栃木の
マーケティング戦略部長に就任。集客情報
をデータベース化したほか、選手に交流サイト
(SNS)の利用を促すなど、クラブのデジタル化を進めた。
自身も約6万人のフォローワーがいるツイッターで
積極的に情報を発信してきた。

「新しい環境で挑戦したい」と思い、今年5月に
東京都葛飾区をホームタウンとし、J1から数えて5部
相当の関東リーグ1部を戦う南葛SCに〝移籍〟。
同クラブは「キャプテン翼」の原作者、高橋陽一
さんがオーナーで、元日本代表のMF稲本潤一や
MF今野泰幸らが在籍している。

江藤さんはマーケティング部長として、国内外で人気
のある同作品の魅力を生かした収益モデルの構築に
取り組む。持っていることが応援の証しになるほか、
クラブの投票企画などに参加できる独自の仮想通貨
「クラブトークン」を発行。選手の報酬の一部を
この仮想通貨で支払うなど革新的な試みを進める。

先進的な活動の一方で、江藤さんは「地域密着」が
大切だと強調する。同クラブの社員として働く選手は、
自ら地元の飲食店や町工場に出向くなどスポンサー
獲得に努める。江藤さんも地域に溶け込むことを
意識し、選手と一緒にごみ拾いをしたりポスター
を掲示したりする。

そのかいあってか、ホーム戦では収容人数が約2000人
ほどの小さな競技場に多くのサポーターが集結。
競技場のそばにある土手で通行人が足を止めて試合を
眺めるなど、クラブが地域に根付きつつあることを
示す光景が広がっている。

「勝ち負けに左右されず、サッカーを楽しむ姿勢が
ぶれないのがこのクラブの魅力」と江藤さん。
「葛飾に根差しつつある作品の強みを生かし、
海外から資金を調達できるような成功事例を
つくりたい」と意気込んでいる。




11月29日(火)閲覧数:605PV 訪問者数:376人

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