ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

サッカー部員自ら資金調達 国立大、指導者招き実力強化

2022-11-20 | Weblog
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE120JS0S2A810C2000000/

日本経済新聞
サッカー部員自ら資金調達 国立大、指導者招き実力強化
社会・調査
2022年8月27日 11:21

京都大や東京大といった国立大サッカー部の学生が企業から
活動資金を集めている。強豪私大に対抗する実力を身に付けるため、
プロの指導者を招く費用を賄うのが目的だ。Jリーグクラブと
イベントを共催したり、小学校周辺の防犯活動に参加したりして
存在感を発揮。社会貢献と強化を両立させる、
新しい体育会の姿を模索している。

7月中旬、京都府亀岡市の府立京都スタジアムに
「京大サッカー部からの挑戦状!」と書いたプラカードを
首から下げた若者がいた。同部の酒井雄飛さん(23)で、
サッカーJ1京都サンガFCに関するクイズを用意。
解答した小学生ら100人以上にTシャツなど同部特製グッズを配った。

この日試合があったサンガの集客支援と京大サッカー部の
認知度向上を狙ったイベント。酒井さんは
「社会に開かれた存在になりたい」と話す。
サンガから資金は出ないが、地域への貢献が
部のスポンサー獲得に結びつくと考えている。

強豪ひしめく関西学生リーグの中で、
京大サッカー部は下から2番目の3部に属する。
昇格を目指して2021年度にJリーグで監督経験のある
指導者をヘッドコーチに招いた。報酬は
部費の値上げやOBの寄付金で賄いきれず、企業の支援で補った。

協賛金を提供した白潟総合研究所(東京)の石川哲也取締役は
「われわれ中小のベンチャーにとって採用面でメリットが大きい」
と説明する。19年から国際基督教大サッカー部を支援。
入社に関する問い合わせが増えた実績を踏まえ、京大のサポートを決めた。

酒井さんは21年度まで選手として活動し、
今春大学院に進んだ後も部に残り運営を担う。
「勝つために指導者は重要。ゴールキーパーコーチもほしい」。
仲間と金策に知恵を絞る。

関西リーグ2部の大阪大サッカー部は20年に「スポンサー班」を新設。
大阪府内のリフォーム会社と一緒に小学校周辺の防犯パトロールや
ごみ拾いに取り組み、年間60万円を受け取る。北野祥太主将(21)は
「一般的に国立大は私大に比べて活動費が少ない。
不利な状況を覆して実力を高め、国公立の希望になりたい」
と1部昇格に意欲を燃やす。

関西勢の先を行くのは東大だ。19年から資金調達を始め、
着々と強化が進む。渉外担当の学生は「単なる資金集めではない。
企業との関わりを通じて自分たちの価値を知り、
社会課題の解決に向け何ができるか考えるようになった」と話す。

関西学生サッカー連盟副理事長を務める
追手門学院大の水野浩児教授(地域金融)は
「学生は資金調達で得られる成長と、
社会貢献の手応えに魅力を感じているのではないか」と推察。
挑戦を温かく見守っている。〔共同〕



11月19日(土)閲覧数:684PV 訪問者数:431人

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