今日も海老名映画祭でした。
広島で胎内被爆し、白血病で余命いくばくもない芸者のもっと生きたいという願いと、彼女と殺人犯の愛を山陰の温泉町を舞台に描く。脚本早坂暁、監督浦山桐郎、1985年。
あらすじ
山陰の雪深い温泉町、湯村。芸者置屋「はる家」の夢千代(吉永小百合)こと永井左千子は広島で被爆していた。「はる家」には、夢千代の面倒を子供の頃から見てくれている渡辺タマエ(風見章子)、気のいい菊奴(樹木希林)、スキー指導員・名村(渡辺裕之)に恋し自殺未遂を起こす紅(田中好子)、好きな木浦(前田吟)のため、彼の妻の替わりに子を宿す兎(名取裕子)、癌で三ヵ月の命だという老画伯・山科東窓(浜村純)に、束の間の命の灯をともす小夢(斉藤絵里)たちがいる。神戸の大学病院で「あと半年の命」と知らされた夢千代は、帰りの汽車の窓から祈るように両手を合わせて谷底へ落ちて行く女性を見た。同乗していた旅役者の一人、宗方勝(北大路欣也)もそれを見ていたが、彼の姿は消えてしまう。捜査の結果、その女性の駆け落ちの相手、石田が逮捕された。彼の子を身篭った女が邪魔になったのだろうという事だったが、夢千代には自殺としか思えなかった。翌日、旅芝居好きの菊奴の案内で春川一座を尋ねた夢千代は、宗方に本当のことを教えてほしいと嘆願するが、宗方は「見ていません」と冷く答えるのだった。夢千代はタマエから、死んで行くしかない特攻隊員との愛のかたみに母が女手一つで自分を産み落としたことを聞かされ、一度だけ出来た子供を堕したことを悔いた。ある夜、夢千代は春川一座へ出かけ、熱を出して倒れてしまう。そして、宗方に背おわれて「はる家」に戻ってきた。春川一座のチビ玉三郎は、母である座長(小川真由)や菊奴の前で宗方の夢千代に対する気持を言いあてる。その時、宗方は菊奴から夢千代の命が長くないことを知らされた。証人として宗方の身元を調べていた藤森刑事(加藤武)は、彼が十五年前に父親を殺して指名手配中であることをつきとめ、夢千代に警告するのだった。宗方は一座から姿を消した。彼を隠岐行のフェリーで見かけたという紅の言葉を頼りに、夢千代は隠岐島へ向った。そして、宗方に愛を告白し、二人は結ばれた。宗方を逃がしたい夢千代の反対を押し切り、逮捕されるのを覚悟で宗方は衰弱した夢千代を「はる家」へ連れ帰る。皆の見守るなか、夢千代は息を引きとり、宗方は藤森によって逮捕された。
原爆の後遺症と云う重いテーマと夢千代が生・死・愛を見つめて生きようとする姿に感動しました。
20年前でも吉永小百合は綺麗でした。
私しゃなんで当時この映画を観て置かなかったんだろう、仕事バカだったんだよな、楽しみを後に取って置いたって考える事にしましょうか。
広島で胎内被爆し、白血病で余命いくばくもない芸者のもっと生きたいという願いと、彼女と殺人犯の愛を山陰の温泉町を舞台に描く。脚本早坂暁、監督浦山桐郎、1985年。
あらすじ
山陰の雪深い温泉町、湯村。芸者置屋「はる家」の夢千代(吉永小百合)こと永井左千子は広島で被爆していた。「はる家」には、夢千代の面倒を子供の頃から見てくれている渡辺タマエ(風見章子)、気のいい菊奴(樹木希林)、スキー指導員・名村(渡辺裕之)に恋し自殺未遂を起こす紅(田中好子)、好きな木浦(前田吟)のため、彼の妻の替わりに子を宿す兎(名取裕子)、癌で三ヵ月の命だという老画伯・山科東窓(浜村純)に、束の間の命の灯をともす小夢(斉藤絵里)たちがいる。神戸の大学病院で「あと半年の命」と知らされた夢千代は、帰りの汽車の窓から祈るように両手を合わせて谷底へ落ちて行く女性を見た。同乗していた旅役者の一人、宗方勝(北大路欣也)もそれを見ていたが、彼の姿は消えてしまう。捜査の結果、その女性の駆け落ちの相手、石田が逮捕された。彼の子を身篭った女が邪魔になったのだろうという事だったが、夢千代には自殺としか思えなかった。翌日、旅芝居好きの菊奴の案内で春川一座を尋ねた夢千代は、宗方に本当のことを教えてほしいと嘆願するが、宗方は「見ていません」と冷く答えるのだった。夢千代はタマエから、死んで行くしかない特攻隊員との愛のかたみに母が女手一つで自分を産み落としたことを聞かされ、一度だけ出来た子供を堕したことを悔いた。ある夜、夢千代は春川一座へ出かけ、熱を出して倒れてしまう。そして、宗方に背おわれて「はる家」に戻ってきた。春川一座のチビ玉三郎は、母である座長(小川真由)や菊奴の前で宗方の夢千代に対する気持を言いあてる。その時、宗方は菊奴から夢千代の命が長くないことを知らされた。証人として宗方の身元を調べていた藤森刑事(加藤武)は、彼が十五年前に父親を殺して指名手配中であることをつきとめ、夢千代に警告するのだった。宗方は一座から姿を消した。彼を隠岐行のフェリーで見かけたという紅の言葉を頼りに、夢千代は隠岐島へ向った。そして、宗方に愛を告白し、二人は結ばれた。宗方を逃がしたい夢千代の反対を押し切り、逮捕されるのを覚悟で宗方は衰弱した夢千代を「はる家」へ連れ帰る。皆の見守るなか、夢千代は息を引きとり、宗方は藤森によって逮捕された。
原爆の後遺症と云う重いテーマと夢千代が生・死・愛を見つめて生きようとする姿に感動しました。
20年前でも吉永小百合は綺麗でした。
私しゃなんで当時この映画を観て置かなかったんだろう、仕事バカだったんだよな、楽しみを後に取って置いたって考える事にしましょうか。