えび天登場！

息子に、おばあちゃん家（ち）での出来事を話してみた。
「おばあちゃんが『今度のお正月は、どうしようかね～』『行っても何も出来ないし、上げ膳据え膳じゃ申し訳ないよ～』って、云ってたんで、今年おばあちゃん（母）が来たら、少し家事をやってもらおうと思ってるんだよね。何もしないで居るのって気詰まりなんじゃないのかな～」って、云ってみた。

「そうだよ、俺は前からそう思ってたよ」
（何だコラ！ピッキィーーン！！）

ここで、頭の中に突然もう一人の人の考えが浮かんだ。
（『何を怒ってるのかな？息子の上から目線の言葉かな？前から何をそう思ってたのかな？落ち着いて、落ち着いて！』）

「ん～、前から何をそう思ってたの？」って聞いてみた。

「おばあちゃんがやり易いように俺は手出しをしないようにしてたんだよ」
（ん、だとっ！コラ！お前が食事の後片付けをしないのは俺のためだって云うのか！）

ここでも、またさっきの頭の中の人が、
（『落ち着いて、落ち着いて』）って話掛けてきた。

「ん～、おばあちゃんにはそれでもいいかもしれないけど、・・・、俺は、出来るだけ手助けしてもらいたいんだよね。俺のために家事を取っといてくれなくてもいいんだよな」
皮肉交じりのいやらしい言い方だったけど、これが自分を抑えて云える限界だったかな。

うん、それでね、最近この頭の中で俺に何か話し掛ける人が居るんですよ。
これが、もしかして背後霊？守護神？もう一人の自分？
まあ、どれでもいいような気がするんですが。
う～ん、私の独断と偏見に満ちた自己確信から、私（えびなさん）を守護する天使の声だと決定しました。

で、「私（えびなさん）を守護する天使の声」だと、ちと長すぎるんで天使様には申し訳ないんですが、「えび天」に決めました。（あまり申し訳ない雰囲気が伝わらない命名だな）

暫くして、キッチンの洗い物をし、空き缶やペットボトルを片付ける息子の姿がありました。

以前に彼と話したことから、私の言葉から彼の行動が起こる間の時間、彼の中で私の言葉が反芻され行動の結果を分析してたのかなと想像を廻らせました。
ここでは、えび天は出て来なかったですね。

待つことの重要性を知らなかった。から、解っていながら待てなかったへ。
そして、少しだけれど待てるようになった今日この頃皆様如何お過ごしでしょうか。