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『紀元前1万年』

2008年09月28日 14時04分35秒 | 映画レビュー
原題: 10,000 B.C.
製作年度: 2008年
別題:-
製作国・地域: アメリカ/ニュージーランド 上映時間: 109分
監督:ローランド・エメリッヒ
製作:
マイケル・ウィマー
ローランド・エメリッヒ
マーク・ゴードン
製作総指揮:
ハラルド・クローサー
サラ・ブラッドショウ
トム・カーノウスキー
トーマス・タル
ウィリアム・フェイ
脚本:
ローランド・エメリッヒ
ハラルド・クローサー
撮影:ウエリ・スタイガー
プロダクションデザイン:ジャン=ヴァンサン・ピュゾ
衣装デザイン:
オディール・ディックス=ミロー
レネー・エイプリル
編集:アレクサンダー・バーナー
音楽:
ハラルド・クローサー
トマス・ワンダー
ナレーター:オマー・シャリフ
出演:
スティーヴン・ストレイト デレー
カミーラ・ベル エバレット
クリフ・カーティス ティクティク
オススメ度:★☆☆☆☆

ストーリー:
人類とマンモスとが共存する紀元前1万年の世界。狩猟部族のデレーは若きリーダーへと成長し、幼い頃から想いを寄せていた美しいエバレットもついに射止める。そんなある時、彼の村が正体不明の一味による急襲に遭い、多くの村人に加えてエバレットまでもさらわれてしまう。そこでデレーは彼女たちを救うため、仲間と共に一味の跡を追うことに。そして彼らは、獰猛な野獣との死闘など過酷な道程を経て、ある広大な文明の地へ辿り着く。そこは巨大なピラミッドがそびえ立ち、何万もの人々が奴隷として休むことなく働き、“大神(おおかみ)”と呼ばれる絶大な権力者によって完全に支配されていた…。

コメント:
う~ん…まさかこんな内容だったとはなぁ……。
これではまるで”戦争映画”と何ら変わりがないではないか。
一体タイトルの『紀元前1万年』というものに、どんな意味を含めて描きたかったのだろう?
それが全く読めないまま終わってしまった作品である。

もし僕がこの映画を作るとしたら、この時代を生き抜いた人間の生活を出来るだけリアルに描くことに専念するだろう。おそらく本作を観る人のほとんどが時代や文明を体感できる映像を期待していたと思うのだ。人間が何を狩って、何を育てて、何を夢見ていたか。本作に描かれるように、人間はこの時代から争いばかりしていたとは思えない。なぜ戦士を集めながら旅をする人々の姿を観なければならないのか。夢も希望もないストーリーを無駄に見せられたなという感でいっぱいだ。

映像技術をもっと有効活用して本当の『紀元前1万年』をリメイクしてくれることに期待したい。


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