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『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』

2009年03月26日 23時04分56秒 | 映画レビュー
原題: THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN
製作年度: 2008年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 150分
監督:アンドリュー・アダムソン
製作:
マーク・ジョンソン
アンドリュー・アダムソン
フィリップ・ステュアー
製作総指揮:ペリー・ムーア
原作:C・S・ルイス
脚本:
アンドリュー・アダムソン
クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
プロダクションデザイン:ロジャー・フォード
衣装デザイン:アイシス・マッセンデン
編集:シム・エヴァン=ジョーンズ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:
ジョージー・ヘンリー ルーシー・ペベンシー
スキャンダー・ケインズ エドマンド・ペベンシー
ウィリアム・モーズリー ピーター・ペベンシー
アナ・ポップルウェル スーザン・ペベンシー
ベン・バーンズ カスピアン王子
ピーター・ディンクレイジ トランプキン
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ グロゼール
セルジオ・カステリット ミラース
ワーウィック・デイヴィス ニカブリク
コーネル・ジョン グレン・ストーム
ヴィンセント・グラス コルネリウス博士
ダミアン・アルカザール ソペスピアン卿
シェーン・ランギ アステリウス
声の出演:
リーアム・ニーソン アスラン
ケン・ストット 松露とり(トリュフハンター)
エディ・イザード リーピチープ
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
偉大な王アスランと“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され、生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。また先王亡きあと摂政を務める弟のミラースは王位を奪おうと、正統な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を画策。一方、小さな象牙の角笛を手にミラースの追っ手を逃れるカスピアン。その笛の音は、ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を呼び戻すと信じられていた。やがて追い詰められたカスピアンがついにその角笛を吹き、それは時を越えて鳴り響く…。

コメント:
前作が子供版ナルニアだとしたら、本作は大人版ナルニア。
今回はどちらかというと王国の存亡を掛けた戦争映画の色が濃く、
子供にとっては少し退屈な内容かもしれない。

本シリーズの主人公といえばペベンシー4兄妹。
前作では心も身体も完全に子供だった彼らだが、
一度はナルニアの王となっているだけあって、個々の成長が伺え、
それぞれが活躍する姿を見るとなんだか微笑ましい。

そして今作から登場のカスピアン王子ことベン・バーンズの存在も
大きな役割を果たしている。
城からの逃亡に始まり、ナルニアとペベンシーを繋ぐ”角笛”を吹くキー役者。
国の陰謀に苦悩する役がはまっていて、若き王としてピッタリの配役だった。

忘れてはいけないのが、ナルニアの創造主アスランの存在。
だが今回は登場シーンが少なくペベンシー兄妹に主役の座を完全に譲った状態。
前作のタムナスさんやビーバー、キツネなどのファンタスティックで
愛嬌のあるキャラはやや封印されていて、代わりにミノタウロスやケンタウロス、
ドワーフといった戦闘向けのキャラが続出。

これはこれで大人に取っては見応えのある内容に仕上がってたように感じる。
戦闘シーンが多かったため重厚なキャラは欠かせなかったのだろう。

でも忘れてはいけないのが配給はディズニーだってことだ。
可愛いネズミの戦士リーピチープをふんだんに使って、
癒しを取り込んでいるところは流石ディズニーといったところ。
このキャラがいなかったら全体的にかなり重い映画になっていただろう。

今回の見所はやはり戦闘シーンの数々だ。
奇襲作戦やファンタジー映画らしい発想のシーンが目白押しなので、
最後まで飽きることなく鑑賞できる。

全体的にバランスのよかった第2章。
次回作をより期待させてくれる弾みとなった作品であったことには違いないだろう。


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