シネブログ

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『シャイニング』

2007年02月11日 00時51分36秒 | 映画レビュー
製作年度:1980年
上映時間:119分
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン 、シェリー・デュヴァル 、ダニー・ロイド 、スキャットマン・クローザース 、バリー・ネルソン 、フィリップ・ストーン
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。



コメント:
すでにこの映画を観たことがある人ならわかると思うが、この映画がなぜ恐いのかを一言で言うと、間違いなくジャック・ニコルソンとシェリー・デュヴァルの顔がすさまじく恐いからだ。
正直、過去にあった惨殺事件とか幽霊とかどうでもいい話なのである。

時間が経つにつれて精神を侵されていくジャック・ニコルソン。
髪もぐしゃぐしゃで目の周りも真っ黒、そして極めつけのイカレタ笑顔。
これを素の顔でやってしまうところがまさに恐怖に値する。
そしてそのイカレタ旦那に追っかけ回されるシェリー・デュヴァル。
まあ元々素顔からどことなく不気味な顔をしているのは確かなんだけど、この顔が恐怖に歪んだとき更に恐ろしい顔になってしまうところがマジで恐い。

結局こんな両親のもとに生まれてきたダニーが一番恐怖のどん底にいるということは間違いないだろう。
まあこの子もところどころ恐い演技をしていたけど・・・

また演出や音楽でもかなり工夫が凝らされていた。
迷路の中を走るシーンなんかは、前方からの映像と後方からの映像をうまく組み合わせて緊張感を出していた。
この演出は随所で使われていておもしろかった。
音楽は全体的に耳を突くような音が使用されていて恐怖感を増幅させている。
この辺の技術はさすがキューブリックと思わせるところである。

まあなんといってもこの映画のスゴイところは主演二人の顔と演技。
これだけで十分ホラー映画としてのレッテルを貼ることができる作品だといえよう。


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