読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

メアリ・ヒンギス・クラーク

2005年06月15日 | ミステリー(翻訳)
消えたニック・スペンサー
◆「消えたニック・スペンサー」
 企業家のニック・スペンサーが消え、会社は存亡の危機になる。彼の妻の義理の妹である記者が、主人公となってニックの消息と、開発されていた抗癌ワクチンの行方を追う。

 やっぱり、職人です、クラーク。
 最初、なんだかな、って思ってたんだけど、後半からぐいぐい読ませて、これじゃあ真相はわからないのかなっていう危惧もなんのその。しっかりオチつけてました。しかも違和感なく。
 でもって、消息不明のニックの人物像がいいです。なんというか、この人物像ゆえの物語だし、この人物だから成立してると言い切れる。
 クラークらしく、主人公のロマンスもあるし(相手は別の人だが)このロマンスの行方も気になるつか、いい感じなんだけど、ニックの魅力に負けてたな。

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