夜が終わる場所(扶桑社ミステリー)クレイグ・ホールデン著・近藤純夫訳 |
◆「夜が終わる場所」
時間軸がわかりにくくて、ちょっと読むのが辛かった。簡単に言ってしまえば、子供への虐待を大人の視点から書いたものなのだけど、
「罪」って何なのか、なんだか解説の通りでなんだけど、考えてしまった。あの中学生の恐喝事件だって、あんなに金額が多くなったからこんなに騒がれているけど、それすら始まりは無視されてしまったものね。面に出ない「罪」は、罪にならないのか。そんなことは、ない。でも、面に出なかった故に、罰を与えられないことは人をさいなむのだ。
そんなことを、思った。