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呂先生の中国語ブログ

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中国人への贈り物 Ⅰ

2007年12月15日 | 日本と中国の文化の違い
中国人は言葉の縁起担ぎをする習慣がある。その習慣は贈り物にも強く影響しているため、贈りたい品物の発音にも気をつけなければならない。
例えば、梨は中国語で(li)と発音し、これは離(別れる)に通じる。
また、靴は(xie)で、邪(おかしい、あやしい)と同じ発音。傘は(san)で、散(ばらばらになる)と同じ発音。もっとも有名なのが置時計で、置時計を贈る(song zhong)=送終(死を看取る)となる。

言葉の縁起担ぎ以外の観点で好まれないアイテムもある。
ハンカチは、悲しい時に涙を拭くものという連想があり、靴下は、特に意味はないが、なぜか好まれていない。
また、タオルなどの日常品など、全般的に普段使いのものは好まれない。
緑の帽子は、妻を寝取られた夫という意味があるが、女性あての贈り物にも避けたほうが無難。特に男性には緑色の服飾品を絶対に贈ってはいけない。タブー中のタブー。
また、黄色には金運などのよい意味もあるが、結婚祝いや商談相手に贈るのは避けたほうが無難。黄色と似ている金色やオレンジ色は、むしろ好まれる色。

品物の個数にも注意したい。
1つのアイテムを贈る場合はいいが、果物やお菓子など同じものが複数ある状態で贈る場合や、複数のアイテムを贈る場合、日本では奇数が好まれるが、中国では偶数が好まれる。結婚祝いの御祝儀なども、日本とはまったく逆で偶数の金額を送る。ただし、奇数でも「九」は「久」と同じ発音で縁起がいいため、好まれる。
皆様、ここまでで、中国の人への贈り物としてふさわしくないものが何だかわかりましたか?

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