京都の文化遺産~高山寺

2007-08-18 22:03:50 | KYOTO
話が前後するけど、16日の話です。

夏休みも残り少ないし文化遺産も急ピッチで周らんと
残すところ8箇所。
内、西芳寺と延暦寺は最初から行くつもりはない。
じゃああと6箇所。
近い場所は自転車で行ける距離内やし、
遠いところは市バスでは行けん距離やん。
パパがお盆休みなんで手伝ってもらいましょう。

ということで、「高山寺」「天龍寺」「醍醐寺」に行くことに。
朝からご飯を炊き、オニギリをせこせこ握る
冷凍庫には夕べから凍らしたお茶やお水。準備万端やん!
夕方からは五山の送り火観に行く予定やし早めに出発しよう!
ところが、大阪のパパの従兄弟家族が急に訪れた。
なんでも、京都のお墓参りの帰りに寄ってくれたらしい。
久々の再会を喜んだけど、出発が1時間以上遅れてしまった・・・

高山寺は周山街道にあるんですわ。
こんな道、昔何度も通ってたけど全然知らんかった。
無料駐車場に車を止めいざ高山寺へ。

またまた階段ですがな・・・山の中にあるんですか???
ううぅぅ・・・大文字山に登ったツケがしっかりきてます
健杜も筋肉痛らしい(笑)7歳でも筋肉痛なるんや~

さてさて高山寺・・・

宝亀五年(774)光仁天皇の勅願によって開創され、
鎌倉時代の建永元年(1206)明恵上人が中興開山された。
境内の石水院(国宝)は同上人が後鳥羽院より学問所として賜ったものである。
高山寺は古くから文化財の宝庫といわれ、鎌倉時代を中心として有名な
鳥獣人物戲画を始めとして国宝、重要文化財は一万点余にもおよぶ



鳥獣人物戯画のレプリカがある石水院。
明恵上人が後鳥羽院より学問所として賜った建物。

鳥獣人物戯画って何じゃ?学校の教科書に載ってたらしいけど・・・知らん。
うちの子供らの教科書(ジュニア日本文化検定テキストブック)を見ると

載ってますやんウサギと亀が笑ってはるやん(笑)
日本最古のマンガらしいですよ。

このお寺、「鳥獣人物戯画」をはじめとして、絵画・典籍・文書など、
多くの文化財を伝える寺院として有名やそうです。
まだまだ解明されてない典籍もたくさんあるそうです。

石水院を出て大きな法鼓台文庫を右に見ながら山の方に歩いていく。
この中に莫大な量の文化遺産があるのかな?

明恵上人が晩年を過ごした開山堂


仏足石
明恵上人はお釈迦様をとても慕っていたらしい。
仏足石は奈良の薬師寺にもあったわ。
クリック
誰や・・・こんなとこに一円玉なんて置くのは。お賽銭かい?!

金堂は「え?これが金堂っすか?」と言いたくなるくらい
すごく古めかしい建物でした。
まるで宇治上神社や上賀茂神社を彷彿させるような佇まい・・・
中にご本尊の釈迦如来様がいらっしゃるのかな?


金堂の正面に伸びる石段・・・神護寺みたい・・・


境内はホント自然があふれてて時間が止まったみたいでした。
神護寺・西明寺と合わせて紅葉が有名らしいです。
紅葉もいいけど、今の緑あふれる季節も私は爽やかで好きやわ~
緑のモミジがキラキラしててマイナスイオン効果ちゃうの?

 
木漏れ日がキラキラしてて、木の根っこが隆起してる。
これが神社なら山全体がご神体かと思えるくらい。

華やかさには欠けるけど、さすが文化遺産ですわ。