ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

中国ドラマ「雨のシンフォニー」を観終わる。

2006年09月04日 | 映画
中国ドラマ「雨のシンフォニー」を全編見終わった。

最終回に登場人物のほとんどが死んでしまい、意外な展開だ。やはり、ハッピーエンドで終わってほしかった。スイもスクンも、スクンの友人のラオチュウまでもドゥ家のボス、ドゥ・ユンハに殺されてしまった。ドゥ家のボスも死ぬ。死ぬ間際のラオチュウが力を振り絞って銃を打つのだ。打たれたユンハは、「謝、謝」と言って死ぬ。なんのこっちゃ。

アンチイをてごめにしたウー・ホウピンはアライに殺され、アライも死ぬ。アライが怒ることが解っていて、アンチィに手をだしたホウピンの行動も、計算高い彼らしくない。


結局、生き残ったのは、抜け殻のようになったリー・インチイと脳死状態のリジュン。広州にひとりさみしく帰ったアンチィ、その娘を探す母チュイ。なんでか、尼になってしまうシンユ。

一人として幸せになっていない。

最後のあたりは、なんでそうなるの?とイライラしてしまった。優柔不断なリー・インチイやスクンの行動で、傷つく回りの女たち。なんで、シンユが尼にならねばならないの。それが原因で皆が死ぬなら、尼になんかなるはずないのに。

せめて、アライを殺さずに、アンチィと広州に行かせてあげたかった。そんな一途な思いも、作者は、アライを殺し、悲劇にしてしまう。


最終回の1話で、悲劇の物語りになった。「やられた」って感じ。

でも、納得いかない。全員を不幸せにして、何が楽しいのか。

スイはラオチュウと結婚し、時計屋を継ぐ。スイの父親は、ラオチュウに技術を教えてハッピーエンド。
シンユはスクンを愛し続け、ドゥ・ユンハはスクンを二代目にすべく教育していく。それを支えるアライとアンチィの夫婦。それを暖かい眼で見守る母。これでハッピーエンド。
インチィは、植物状態のリジュンに毎日語り続け、ある日、リジュンは奇跡的に目を醒ます。二人の愛が結実する。これで、ハッピーエンド。

長いドラマの最終回はこうでなくっちゃ。みんな殺してどうする。

途中まで、古い上海の街が素敵で、すごく、気に行っていたのに、後味の悪い最終回に、がっかりだ。

★★★★を★★に修正せざるを得ない。  残念!

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