昨年5月に観た時は、最上部がまだ工事中だった。秋には完成したようだ。
あまり、話題にならないが、中国で最も高く、世界でもブルジュ・ハリファ(828m)、東京スカイツリー(634m)に次ぐ高さの超高層建築物となった。高層ビルとしては世界2位で、構造物としては世界3位となる。
上海中心(上海タワー、上海中心大厦、Shanghai Tower)は上海市浦東新区に位置する超高層ビル。2014年の完成後は、高さ632メートル、階数は128で延床面積は地上部分380,000平方メートル、地下部分170,000平方メートル。
設計に当たり、発注主の陸家嘴集団はコンペを行った。一次コンペではアメリカのスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM) やコーン・ペダーセン・フォックス (KPF)、中国の上海現代建築設計集団など名だたる設計事務所が参加し、2008年初頭の三次コンペにはアメリカのゲンスラー社による「龍型」のビル案と、イギリスのノーマン・フォスター率いるフォスター・アンド・パートナーズの「尖頂型」のビル案が残ったが、2008年6月にゲンスラー社の案が勝利した。